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結婚式で神父が「新婦が入場致します」と言っていました。
「致す」は「する」の謙譲語だと理解しています。これだと新婦を低めて、聞き手を持ち上げる表現になってしまうと思うのですが、間違いではありませんか。結婚式では新郎・新婦が主役だと思うのですが。神父が新郎・新婦を自分の側に属する人間として扱って、その人たちを低めて表現することができるのでしょうか。ちなみにその神父は式のなかで、新郎・新婦に敬語を使っている場面もありました。

A 回答 (5件)

教会での結婚ですね。

それなら間違いではありません。

というのは、新郎・神父は神の前で結婚を誓うのですから、その地位は、神の代理人である神父の下になります。(それでなくても神は絶対的な地位を持っているわけですが)
聞き手を持ち上げているわけではなく、神の前で謙っているのです。

キリスト教の場合、順位は以下のようになります。
神 > 神父 > 新郎 > 新婦
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この回答へのお礼

有り難うございました。
「聞き手を持ち上げているのではなく、神の前で謙っている」という考え方があったんですね。よくわかりました。

お礼日時:2010/03/26 14:36

自信はありませんが、恐らく間違いでは無いと思います。



結婚の儀式を行う際、儀式を司る神父と儀式を受ける新郎新婦の3人を代表した神父がそれを祝って下さる方々に対して新婦の行動を解説している訳ですから、謙譲語が適切で、逆に新郎新婦に対して話す際には儀式の主催者が儀式を受ける人に対して話す訳ですから尊敬語を使うのが適切かと思います。
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この回答へのお礼

3人の代表者である神父が新婦の行動を解説しているから謙譲語を使うという説明、納得しました。有り難うございました。

お礼日時:2010/03/26 14:34

新郎・新婦に対して言葉を発する時は、二人に敬語を使うでしょうけれど、「今から新婦が入場しますよ」と知らせる相手(=聞き手)はゲストですから、新婦よりゲストを上に、というのは不思議なことではないと思います。


結婚式の主役は新郎・新婦ですが、主役が必ずしも敬語を使われる立場にあるというわけではありません。
例えば、会社の送別会などで主役は送り出される人ですが、送別会には送り出される人の上司なども参加していますよね。当然、送り出される主役よりもその上司のほうが上です。主役だからといって一番上の立場になれるわけではありません。

こう考えてみては?
神父にとってのお客様は新郎新婦。新郎新婦にとってのお客様は結婚式に来てくれたゲストたち。
ということはつまり、一番上にいるのはゲスト、次が新郎新婦、一番下に神父ということになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
会社の送別会の話はとても具体的でわかりやすかったです。
また、ゲスト>新郎新婦>神父という順番までわかりやすく説明して下さったので納得しました。

お礼日時:2010/03/26 14:30

結婚式の主役は新郎新婦ですが、新郎新婦より、社会的に地位の上の方が主賓としてお出でなんです。


ですから、新婦入場は、主賓に対して『恐れ入ります。主賓より上席に座らせて戴く失礼をお許しください・・』と、言いながら入場しなきゃならないのを神父や司会者が代弁するだけなんです。
この言い方、少しもおかしくないです。何処の結婚式場もこの使い方をしています。歴史もあります。こうした結婚会館で結婚式は、もう50年からの歴史があるのです。私がその頃ご案内をしておりましたが、『新婦の入場でございます』と、ご案内していた記憶があります。
『致します』も『ございます』も大差ないです。
教会でも結婚会館でも言葉使いに大差は無いでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
社会的に地位の上の方が主賓ということで納得がいきました。
実際に案内していた方からの回答で、すごく参考になりました。

お礼日時:2010/03/26 14:25

「致す」には謙譲語の用法とともに、丁寧語の用法もあります。


辞書をひいてみましょう。

[2]動詞「する」の待遇表現。
(ア)「する」の謙譲語。動作者を低めることで聞き手を敬う。多く下に「ます」を付けて用いる。
・準備は一切こちらで―・します
・間もなく係の者が御案内を―・します
・今後とも努力を―・す所存であります
(イ)「する」の丁寧語。多く下に「ます」を付けて用いる。
・船はまさに岸壁を離れようと―・しておりました
・メロンは、一個四、五千円も―・します
・あと一〇分―・しますと、京都に着きます
(ウ)「する」の尊大語。上位者が下位者の行為について、下位者を低めて言う。
・時間がない。早く―・せ
・これ邪魔を―・すな
(以上、大辞林)


1.「する」の謙譲語。自己側の動作を低めて言ったり、改まった気持ちで言ったりすることで聞き手に対する敬意を表す。多く「いたします」の形で用いる。「努力を―・す所存です」「御指示どおりに―・します」「私から話を―・します」
2.「する」の丁寧語。多く「いたします」の形で用いる。「いい香りが―・します」「あと数分―・しますと重大発表が行われます」
・「勢の良い扇の音が、はたはたと―・しますと」〈芥川・邪宗門〉
3.「する」の尊大な言い方。話し手が相手の行為について、自分を高い位置に置いて言う。「何を―・しておる。早く―・せ」「無用の殺生を―・すでないぞ」
(以上、大辞泉)
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
私も辞書をひいて確認したときに、丁寧の用法にあたるのかなと思ったりもしました。しかし、丁寧語では主語(主題)は常に無生物?のようです。

お礼日時:2010/03/26 14:42

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