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なぜ絶滅したトキを復活させるのでしょうか?

最近、ニュースで騒がれているトキですが
絶滅した種を、復活させる理由がわかりません。

もちろん、いくつかあるとは思いますが、私が考えるところでは

・人が絶滅させたことに対しての贖罪 → 絶滅させておいて、人間の都合で復活させるのか?

・純粋な日本トキを残すため → 家畜や穀物などは、人間が種をいじっているのに?

・生態系の保護のため → 既に絶滅しているのに?

・トキが居た古き良き時代への回帰 → 山や海は開発されているのに?

・絶滅種を復活させるという研究のため → ジュラッシックパークと同じ次元?

・職員の雇用や、施設への税金投入のため

等です。
私的には、納得のいくものがありません。

絶滅したトキを復活させる理由は何でしょうか?教えてください。

A 回答 (9件)

>「保護」と「復活」では、意味が違うと思うのですが、どうなんでしょうか?



この疑問は重要ですね。

保護はエゴには入らないという考えでしょうか。復活は完全なエゴです。私物化と言っても過言ではありません。

保護と言うとエゴではないかもしれません。しかし保護とは正確に言うと「人間にとって都合の良い環境を維持する事」と言う意味です。

そのため有害な野生動物を駆除しても、環境保護に反しません。寧ろその「有害」とされている野生動物がいるから環境が乱れる。だから保護しなければと言う解釈になります。

これをエゴと思うかどうかは、人それぞれでしょうが、誰しも都合の悪いものは駆除します。私も室内に害虫がいたらさっさと殺します。

「保護」と「復活」では意味が全く違いますが、そう言う意味でエゴという共通点は解釈次第ではあります。共通点があると言う意味でちょっと似ている。と私は思います。
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この回答へのお礼

私は、正しい方向性というのは、矛盾と多様性だと思っています。

「エゴ」「私物化」「都合」「有害」「保護」「復活」
共通点もあり、矛盾もあり、多様性ありで、正しい方向と思います。

しかし、トキの復活は、一様に国民の願いといった感じを受ける
行政の対応、報道などには違和感を覚えて質問させていただきました。

ありがとうございました。

お礼日時:2010/05/22 09:11

まずトキは、国際保護鳥です。


元々は、日本、朝鮮半島、中国・ロシアの寒冷地にいくらでもいる普通の鳥でした。
しかし乱獲が進み、絶滅が危惧された為に1960年に国際保護鳥、1973年にワシントン条約のリストに載りました。
その為、かつてトキが生息していた、日本、中国、韓国(数羽だけ)にトキ保護センターがあります。
現在は、自然界、飼育環境で約1200羽程度しかいません。
*日本には、130羽程度

上記に上げた様、トキは普通にアジアに生息した鳥で日本独自のものではありません。
遺伝子的にも日本のトキも中国のトキも全く一緒です。
学術名が、「ニッポニアニッポン」となったのも全くの偶然で日本固有の種だから付いた名前ではありません。
***
1820年前半に日本に来た医学博士であるシーボルトが、帰国する際、トキのはく製に「Ibis nippon 」とラベルを貼りました。
英語でトキは、Ibisです。
このはく製をみた鳥類学者が、日本固有のトキ(アイビス)を勘違いし「Ibis nippon」と命名しました。
別の学者も独自に「Nipponia temmincki」と命名しました。
その後、「Ibis」も「Ibis nippon」も「Nipponia temmincki」も同じ種と解り統一した学術名を付ける時、「Nipponia nippon」と命名しました。
***
つまり、日本固有のトキというのは存在しません。
日本の国土において、自然界で生まれ成長したトキがいなくなったにしかすぎません。

回答としては、
国際保護鳥なので、日本、中国で完全絶滅しないようにしているだけ。
日本で盛り上げっているは、
1.トキが国際保護鳥なった時の会議が東京で行われた。
2.佐渡で民間人がトキの保護活動を積極的に行っていた。
3.言葉は悪く、否定する人が多いが、保護ビジネスには多額の保護費が動く。
  (「Nipponia nippon」だから保護しようっていうと多額の寄付があるって事。)
となります。
後は、見た目が絵になって事でしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

何だか、これだけ大掛かりな話でも、本当に理由は大したこと無いんですね。
ある意味 ガッカリですが、
事業仕分けなどを見ていると、事業の理由なんてそんなものかもしれませんね。

別に、トキの事業に、真っ向から反対するわけではありませんが、
卵がカラスに取られたってニュースを聞くたびに、
もっと大事なことがあるだろうって思ってしまいます。

お礼日時:2010/05/24 12:30

#2です。

質問の趣旨がわからず混乱させる事を書いて申し訳ありません。

朱鷺の保護は賛成だったのですが、復活はさすがにあきらめるしかないでしょう。
ちょうど社会科の授業でこの問題をしり、微量ながらも寄付をした私の世代には何とも言い難い残念さが残っています。「ニッポニアニッポン」と言う学名をつけられたが為に起きた悲劇です。

国鳥がキジと言うのも知りませんでしたが、どんな鳥なんでしょうか?お札に描かれていると言うくらいの知識ぐらいしかないのですが、これで国鳥ですか?

で、中国では変な問題が発生しています。
http://dangun.iza.ne.jp/blog/entry/706394

丹頂鶴にも日本の学名が付いているんですね。どうせなら丹頂鶴を国鳥として十分な保護をしてほしいところです。朱鷺は絶滅しても「ニッポニアニッポン」と言う学名は永遠に残るでしょう。
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この回答へのお礼

こちらこそ、わかりにくい質問ですみません。

中国の問題も興味深いですね。
中国も日本も学名で振り回されて・・・。

調べてみたら、コウノトリも一度絶滅したのを復活させているんですね。
ちなみに学名は「ニホンコウノトリ」

なんだかなぁ
自然保護という名の、国の勢力争いなんですかね?

お礼日時:2010/05/23 01:12

No.3です。

お礼ありがとうございます。

国鳥はトキではなくキジのようですね^^;、失礼しました。

それと、質問の主旨が復活の是非であると認識しておりませんでした。回答がずれていてすいません。私はトキの最定着事業構想に積極的に反対ではありませんが、賛成しているわけでもありません。

トキよりニホンオオカミを復活させて、イノシシやサルの異常繁殖を阻止してくれたほうが意味はあるような気はしますが、、、
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この回答へのお礼

>復活の是非

というか、復活させる理由です。
しかし理由がなければ、復活を辞めればと思うのですが・・・。

トキは、増えれば害鳥という人もいるようですね。
復活させて、増えすぎたら、減らすつもりでしょうかね。

最近、近所でクマが出没して問題になっています。
温暖化の影響か?
トキ復活の情熱(税金)を、温暖化防止の方に使ったほうがためになるような気がしますが。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2010/05/22 09:20

セマルハコガメと言う亀がいまして


西表島に住むものと、石垣島に住むもので
遺伝子的にはっきりと、やや違いがあるそうです。
見た目は全く同じです。

遺伝子レベルで
外来種だと思われる中国産トキを増やす必要は
何を置いても無い。と思われます。

テンの方が大事です。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなり、すみませんでした

回答ありがとうございます。

どうも、中国のトキと遺伝子も同じらしいですよ。

お礼日時:2010/05/26 21:09

納得できないのは無理もありません。

要するに人間のエゴです。
それを踏まえて説明をしてみます。

>絶滅させておいて、人間の都合で復活させるのか?
その通りです。贖罪と言う人間の勝手なエゴによって、トキは振り回されています。
贖罪している。と思えることを行うことで安らぎを得たい、罪悪感から逃れたいと言う心理が働いています。

>家畜や穀物などは、人間が種をいじっているのに?
家畜は「生産動物」トキは「野生動物」という冷酷なエゴが生んだ区別です。同じ命なのに・・・。

生産動物は人間が完全にコントロールしているため生態系の関係性が乏しく、「人間のモノ」と言う解釈です。だから種をいじっても良い。しかし、野生動物は「人間のモノ」ではないから種をいじっては駄目と言う解釈です。どちらにしろ人間のエゴです。

>山や海は開発されているのに?
これは理想を求めての事です。ロマンに浸っていると言って過言ではありません。理想を求める事は悪いことではありませんが、欲には変わりありません。

>ジュラッシックパークと同じ次元?
もしその技術が出来れば、医療など、急速に進む分野が沢山有り、人間にとって有益です。という欲です。

>職員の雇用や、施設への税金投入のため
はい、その通りです。国会で「公共事業」と言うと予算が下りないのに、「環境の保護」と言うと予算が下りやすくなると言う傾向があります。環境省は天下り団体の天国になっていますが、国民も「環境保護」と聞くと無条件で共感する傾向にあります。だからそう言う報道は人気がなく、環境省を批判するような報道はあまりされません。


>絶滅したトキを復活させる理由は何でしょうか?
エゴのためです。納得できないのはその辺が引っかかるからではないでしょうか。
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この回答へのお礼

私に非常に近い考えですね。
実にマイナス的な。

しかし、エゴと考えれば、全てに納得が出来てしまいます。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/05/21 21:50

No.2さんが示された学術名でもわかるように、日本を象徴する鳥なのです。



そして、国鳥でもあります。国鳥が生存しないというのは洒落にならない。天皇は国の象徴といいながら、天皇がいないようなものです。

ということで、国の威信をかけて復活させようとしてます。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

トキは国鳥ではないそうです。
(私も知りませんでしたので、知ったかぶりは出来ませんが。)

トキ≒天皇ですか?

確かに、国民に愛されながらも
途絶えようとしているとしているところは似ていますが

トキは野生生物であり
天皇は身分です

トキは日本人が滅ぼしたのであり
天皇は自然消滅しようとしているだけです

天皇は、対外的には国家元首であり
日本で一番偉い人です。
トキに国の威信を掛けるほどのものは無いと思います。

間違っていますでしょうか?

お礼日時:2010/05/21 21:48

本当の意味の日本のトキが絶滅してしまって寂しい限りです。



「ニッポニアニッポン」と言うのがトキの学名です。
これは日本の意地をかけたプロジェクトですなんですよ。
中国がパンダを保護しているのと同じです。
日本のトキはそれが遅すぎました。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>本当の意味の日本のトキが絶滅してしまって寂しい限りです。

そうですね、私はトキが自然に飛んでいた光景を知りませんが
さびしく思います。

しかし、「保護」と「復活」では、意味が違うと思うのですが、どうなんでしょうか?

お礼日時:2010/05/21 12:55

現在、佐渡にいるトキはすべて中国産のトキから繁殖した鳥で、日本産の個体の遺伝子は完全に絶えたと考えられています。

ですから、「純粋な日本トキを残すため」は成立しません。

トキの保護はトキがニッポニア・ニッポンというシンボリックな学名を与えられた事も一つの(というより、大きな)要因だと思います。国鳥では無いけれど、国名を被せた鳥ですから、生物学的にも、自然保護にとっても大変大きな近代的トーテムなのでしょう。ですから、それを保護することは錦の御旗のもとでの事業になります。民主党の仕訳対象にはならないようですから

「人が絶滅させたことに対しての贖罪」、これは大きいでしょう、近代自然保護の概念がない時期に絶滅させたり、それに近い状況に追い込んでしまった動物に対しては、ある程度の先進国であれば、必ず保護活動に乗り出しています。こういうのは、先進国の自然保護モデルです。
もし、日本がトキの保護に手を拱いていたら、国際的批判が巻き起こっていたでしょう。

「生態系の保護のため」は一番難しいです。トキが減ったのは乱獲だけではなく、トキのニッチが無くなったからで、それを復旧するのは至難の業だと思います。結局、トキは保護下でしか生存できないのではないかと危惧します。

「トキが居た古き良き時代への回帰」、情緒的にはこれもあります。というより、佐渡でのモデルはこれかもしれません。トキが住む里というのは、一つのアルカディアだと日本人にすり込んでしまうのが目的かも知れません。

「職員の雇用や、施設への税金投入のため」、こういう事をいうと、闇夜に歩けなくなりますよ。

で、私の結論としては、こういう保護事業というのは、「先進国の道楽」だと思います。というか、こういう金の使い方は「先進国の義務」なのかもしれません。まあ、シーシェパードとかグリーンピースみたいのよりはずっといいかと

この回答への補足

私は、「自然保護」と「人間の都合での絶滅種の復活」では、意味が違うのでは?
と思うのですが、いかがでしょうか?

自然保護と冠をつければ、何をしてもOKなの?って思います。

補足日時:2010/05/21 12:52
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この回答へのお礼

色々と参考になる話をありがとうございました。

お礼日時:2010/05/21 12:43

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