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高校生物の「ウニの発生」について質問です。
生物の参考書に以下のような問題がありました。


ウニの未受精卵を次のように受精させるとどうなるか。
(1)ウニの未受精卵の核を動物極側によせ、赤道面で2つに分断し、核のあるほうを受精させる。
(2)ウニの未受精卵の核を植物極側によせ、赤道面で2つに分断し、核のあるほうを受精させる。

この解答には、(1)胞胚期で発生停止、(2)不完全なプルテウス、とありました。
ここで疑問に思ったのですが、たしかウニの受精卵は受精後2つの割球の状態のときに分断しても、小さいながら完全なプルテウス幼生になる調節卵だったと思います。そうであるはずなのに、この問題ではなぜウニは正常な発生をしないのでしょうか?
宜しくお願いします。

A 回答 (2件)

こんにちは。


2分割卵では、両分割の内容はほぼ同じですが、未受精卵は一個の細胞であり、細胞質は均質ではありません。
各種細胞小器官や物質の不均衡があるので、1個の細胞を分割してしまうと完全な機能を持つことが出来なくなります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
大変参考になりました。

お礼日時:2010/05/27 00:21

 縦割りと横割りの差です。

発生時の最初の卵割は縦方向、赤道面に垂直に入ります。つまり分裂後の細胞どちらにも動物極と植物極が存在しています。この問題では赤道面で2つに分断しています、つまり分裂後の二つの卵には動物極もしくは植物極の片方しか残っていません。それだとうまく発生できない、つまり正常な発生には両極(の協力)が必要だということです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほどですね。
大変参考になりました。

お礼日時:2010/05/27 00:23

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