プロが教えるわが家の防犯対策術!

おすすめの推理小説を教えてください。
好みに合う推理小説を探すも、数冊外れが続いたので、皆様にお頼りしたいです。

好きな本は、
スー・グラフトンの『キンジー・ミルホーン』シリーズ
アガサ・クリスティの『ミス・マープル』シリーズ
ウィングフィールドの『ジャック・フロスト』シリーズ。
最近読んで面白かったのは、有栖川有栖の『ダリの繭』と、東野圭吾の『加賀恭一郎』シリーズです。

・権力と戦うとか、大企業の悪事を暴くといった話や、
 また思想的で観念的な話にはあまり興味ありません。
 
・故あって事件が起き、地に足の付いた探偵がそれを解明する話が読みたいです。

・キンジー・ミルホーンシリーズのように、文章が淡々としているのにパサついてはおらず
 探偵に血の通った感じや、生活感があったりすると最高です。
 ロージーの店やヘンリーのパン等、食べ物のディテールが描写される所も好みです。

・探偵本人が恋愛をするのは好きじゃありません。

・単発、シリーズは問いません。

細かく並べましたが、
あまり気にせず、これ面白いよというミステリを教えて頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

好みはある程度わかりましたが、


なかなか難しい要求ですね。
とりあえず思いつくところを挙げてみます。

1980年代にアメリカで
一つの都市を舞台にした
生活感がある私立探偵小説が流行りました。
スー・グラフトンもその系譜上にあるとは言えます。
ただ、今その時期の小説を読もうとしても
絶版で難しい面もあります。

インディアナポリスを舞台にした
マイクル・Z・リューインのアルバート・サムスン・シリーズなんて
ミステリとしても面白いし、いいと思うのですが。
絶版のようですが、amazonマーケットプレースでは入手可能です。
『沈黙のセールスマン』『消えた女』あたりが代表作。

ニューヨークを舞台にした
ローレンス・ブロックのマット・スカダー・シリーズも
いいとは思いますが、少し話が暗くて重いかもしれません。
なお、『聖なる酒場の挽歌』まではOKですが、それ以後は却下です。
『聖なる』は素晴らしい作品ですが、とりあえずここに至るまでに、
発表順に『過去からの弔鐘』『八百万の死にざま』
あたりを読んだ上で臨みたいところです。

イギリスだと、一つの都市を舞台にした
警官を主人公とする推理小説があります。
ウィングフィールド的な感じとなると難しいですね。

これもやや話が重い面もありますが、
最近のイアン・ランキンなんていいのではと思います(エジンバラが舞台)。

この回答への補足

リューインを2冊読みました。
A型の女は、主人公に好感は持ったものの、あまり引き込まれませんでしたが、
なんとなくロクティの「眠れる犬」を思い出しながら読みました。
沈黙のセールスマンは、おすすめだけあって、とても面白かったです。
新キャラクターとの生活の描写が、サムスンのイメージに血肉をつけてくれて
楽しく読めました。
面白いというより、好きなシリーズになりました。
他のも見つけ次第読もうと思います。
ありがとうございました。

補足日時:2010/06/29 18:18
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
細々並べて申し訳ありません。でも完璧に把握してくださって嬉しいです。

アルバート・サムスンシリーズは、amazonレビューを読んで今すぐ読みたくなりました。
ブックオフで「A型の女」を見た記憶があるので、昼休みに走ろうと思います。

マット・スカダーシリーズは、ちょっとアウトローっぽいハードボイルドなんですね。
これも評価が高くて楽しみです。

イアン・ランキンも面白そうです。重くて凄惨な話も大好物です。
でもやたら高価なのに涙。稀少なのでしょうか。図書館を行脚します。

博識な方にお答えいただいて、大変ありがたいです。
やはり質問してみてよかったと思いました。
明日古本屋を巡るのが楽しみです。本当にありがとうございました。

お礼日時:2010/06/21 04:20

ドラマ「相棒」の小説版が何冊か出ているので、個人的にオススメします。



もしご存知ならお分かりの通り、冷静沈着な英国風紳士的な警部と、熱血漢のアメリカ的刑事との絡みもさることながら、現代社会の問題にスポットを当てていて非常に読みやすかったです。伝統的な推理小説の道をとりながら(密室、誘拐、列車ものetc)、現代の家族が抱える問題や、外務省の悪を描いた政治ネタ、警察内の内部告発などなど。古典推理から移っていくにはベストな作品だと思います。

個人的には鑑識のあの人がお気に入りだったり。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

相棒は、キャストが一部苦手で見ていませんでしたが、小説版なら問題ないですね。
見つけたら手に取ってみます。
右京さんのキャラクター自体は大好きなので、楽しめそうです。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/06/25 02:03

・アイザック・アシモフ「黒後家蜘蛛の会」


ニューヨークのレストランで開かれる例会で、メンバーが食事をしながら会話を楽しんでいます。
その中でちょっとした謎が出てきて、メンバーがああでもないこうでもないと議論を繰り広げていきますが、結論は出ません。
そこでとある人物が最後に真相を言い当てる・・・というストーリーです。

ミス・マープルが好きなら気に入るのではないかと。
いわゆる安楽椅子探偵モノです。
短編集だし読みやすいですよ。
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488167011


・坂木司「ひきこもり探偵シリーズ」
日常のちょっとした謎を解いていくシリーズです。
普通の短編集とは少し異なり、ある回でメインゲストだった登場人物が他の回でも登場します。
つまり、事件を通して知り合った人物と事件後も人間関係が続いていくというわけですね。
ちなみに探偵は料理が好きで、毎回美味しそうな料理が出てきます。
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488457013#

この回答への補足

どちらも読みました。そしてどちらも気に入りました。
ひきこもり探偵は、想像以上にウェットで照れ笑いせずには読めませんでしたが
何だか凄く好きになって、3部作以上にもっと読みたいと思ってしまいました。
どちらもおすすめして頂かなかったら、一生手に取らなかったと思います。
どうもありがとうございました。

補足日時:2010/07/12 00:59
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

アシモフはSFだけではないんですね。
「黒後家蜘蛛の会」、凄く面白そうです。
ちょうど、「火曜クラブ」のような感じですね。
こういうの大好きです。
料理や、外国の上流階級の俗文化なんかも覗けそうで、楽しみです。
早速探し回ろうと思います。

「ひきこもり探偵シリーズ」も、読みたくてたまりません。
こういう、ちょっとした謎を安楽椅子探偵が解いてしまうのも好きだし、
違う巻で出てきた人がまた登場すると嬉しいタイプなので、楽しめそうです。
男二人で描写がウェット等のマイナス評価も読みましたが、
有栖川有栖が平気だったので大丈夫だと思います。
料理が細々と登場しそうなのもかなり楽しみです。

色々な面白いシリーズと、気付かずすれ違ってしまってるものなのですね。
ここで質問してみて本当に思いました。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2010/06/29 18:42

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