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IPv6とIPv4の基本的なことについて教えて下さい。PCに割り振られるIPアドレスですが、現在IPv6とIPv4の2つのアドレスが割り振られているのでしょうか。将来的にはすべてIPv6のIPになり111.222.333.444のような従来のIPv4のアドレスはなくなるということでしょうか?また、PCにあるIPv6の設定は「自動」「切」「手入力」のどれにしておいた方がよいのでしょうか。

A 回答 (3件)

>> fe80:から始まっていればそれはリンクローカルアドレスというもので、LANでは利用できるもののルータを越えることができないものです。


>このfe80の超えられないIPv6のIPアドレスは私のプロバイダーが自動的に付与しているということでしょうか。

IPv6のこのアドレスは「リンクローカルアドレス」と言って、同じLANにつながっている人たちの間だけ通信するためにあるアドレスです。これは、各ホストがそれぞれ勝手に名乗るものです(重複は避けます)。
IPv6のアドレスはIPv4のアドレスと異なり、ひとつのインターフェイス(NIC;LANケーブルを差すポートのことと考えてください)で複数のアドレスを持つことができます。グローバルのIPv6アドレスを持つインターフェイスでは、リンクローカルアドレスとグローバルアドレスの両方を持つことになります。グローバルを複数持つ場合もあります。

何にせよ、グローバルの接続性がないのなら、IPv6は切っておいた方が快適になるでしょう(残念ですが)。切ってからも、ときどきは気にしてやってください。
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この回答へのお礼

詳しい説明何度もありがとうございました。
大変参考になりました。

お礼日時:2010/07/13 08:20

まず、大概のアクセスはドメイン名で接続先を指定しますよね。

そのドメイン名からIPアドレスへと変換するためにDNS(ドメインネームサービス)を用いるのですが、そのDNSでの回答次第でIPv4を利用したりIPv6を利用したりします。
一例としては、アドレスがIPv6で解決できたのでIPv6で接続する、五秒経っても返事がなかったらIPv4で接続する、という戦略があり得ます。この例だと、IPv6の届いていないホストからはサーバに接続しようとするたびに五秒待たなければならず、困ります。
この戦略は利用しているアプリケーションソフトウェアの設計次第です。また、DNSの回答の仕方もサーバの設定やこちらのOS次第で解決の優先度が変わります。なので、IPv4とIPv6のどちらを使って接続しているかは、一概に言えません。
教えてgooにはIPv4で接続しつつメールサーバはIPv6で接続する、ということは良くあります。が、IPv6で繋ぎに行ったメールサーバがIPv4で返してくる、ということはありません。このへんの動作は、自分のパソコンが複数のアドレスを持っているだけだと考えても、おおよそかまいません。
Firefoxなんかだと、見に行っているサイトのIPを表示するアドオンがあります(例:ShowIP)。またhttp://www.v6pc.jp/などはあなたのアドレスを表示してくれます。こういうものを利用すれば、実際に自分がどちらを使用しているのかが分かりやすくなります。wiresharkやtcpdumpでも良いですが、さすがにそれは本格的すぎるでしょうか。


>> 自分のパソコンまでIPv6が届いていない場合(に推奨されます)
> これは見に行っているサイトがIPv6のアドレスを持っていないからIPv6方式のIPアドレスからは返信されないということでしょうか。

いえ、自分のパソコンのIPv6が世界中に届かない場合、です。
たとえば、ご自分のパソコンについているIPv6アドレスを見てほしいのですが、fe80:から始まっていればそれはリンクローカルアドレスというもので、LANでは利用できるもののルータを越えることができないものです。
しかしこれもv6アドレスには違いないので、IPv6で接続を試してみるけれど結局繋がらない…という事態が結構起きているのです。
v6pc.jpにping(ping6)が通るかどうかで、世界中に接続可能なv6アドレスかどうか確認ができるかと思います。


セキュリティについては、ちょっとわかりません。セキュリティソフトが何を基準にしているか次第なので…。ホスト名はv4v6関係ありませんし、ペイロード(通信の中身)もポート番号v4でもv6でも変わらないので、ウイルスを含めた大体の問題は変わらないのかなと思います。
いっぽうで、ウイルス対策会社が作っているIPアドレスのブラックリストなんかを利用している場合は、まだIPv6には対応していないということになるかも知れません。

ブロックや許可アドレスの範囲については、たいていのソフトが既にIPv6に対応しているのではないでしょうか。確証や確信はありませんが…。
こういうアドレス範囲の指定では、IPv4/IPv6両方の制御を指定する必要があります。例えばlocalhostはIPv4では127.0.0.1に変換されますが、IPv6では::1になります。IPv4/IPv6両者を利用しているときに127.0.0.1のアクセス「のみ」許可してあとは「全て」落とす設定にしていると、::1経由で接続しに来たローカルアクセスも落とします。自動的な変換はないので、IPv4/IPv6の両方を利用するときにはこういうところに注意が必要になります。


グローバルアドレスを複数持つことは、たしかにアタックされる可能性を高めるようでもあります。が、IPv6のアドレス空間は恐ろしく広いので、攻撃者が闇雲にホストを捜して攻撃しても収穫が少ないのです。
とはいえ、グローバルアドレスがふたつになったなら、両方ともにきちんとガードする必要はあります。

この回答への補足

どうもありがとうございます。

>fe80:から始まっていればそれはリンクローカルアドレスというもので、LANでは利用できるもののルータを越えることができないものです。

私のMacは「自動」にしておくとこのfe80からはじまるIPv6のアドレスを取得します。けれどもルータを超えることができないのであれば、私はLAN接続にはしていないので不要です。

このfe80の超えられないIPv6のIPアドレスは私のプロバイダーが自動的に付与しているということでしょうか。LAN接続していない(Mac1台しか接続していない)のでルータを超えられないIPv6のIPアドレスは不要なのですが、LAN接続している人のためにプロバイダーが自動付与しているということになるのでしょうか。

補足日時:2010/07/07 22:22
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この回答へのお礼

詳しい説明ありがとうございます。MacのIPv6を「自動」にしているとこのfe80から始まるアドレスを取得しています。

>fe80:から始まっていればそれはリンクローカルアドレスというもので、LANでは利用できるもののルータを越えることができないものです。

そうしますと、私はIPv4方式のグローバルIP、IPv6方式のローカルIPを持っていることになりますね。
説明を良く読んで後でまた来ます。
ありがとうございました。

お礼日時:2010/07/06 19:54

順番にお答えします。




> PCに割り振られるIPアドレスですが、現在IPv6とIPv4の2つのアドレスが割り振られているのでしょうか。

Windows Vista以降ではそのような設定になっています。Macでも初期設定ではIPv6はEnableになっているはずです。
コマンドプロンプトを開いてipconfigと打ってみると、IPv6アドレスが一部のインターフェイスについているのが見られるかと思います。


> 将来的にはすべてIPv6のIPになり111.222.333.444のような従来のIPv4のアドレスはなくなるということでしょうか?

理想的にはv6だけの世界ができることになるのですが、本当に世界中がv6 onlyになるかどうかはまだ分かりません。
例えば、会社の内部ネットワークでは、IPv6を使用するメリットがそれほどないかも知れません。

> また、PCにあるIPv6の設定は「自動」「切」「手入力」のどれにしておいた方がよいのでしょうか。

これは、回答する人の立場によって180度異なる見解がある質問です。
まず、「手入力」は日常用途では使いません。サーバなど、固定のIPv6アドレスを持たせたいものに対してはこれを使います。プロバイダからIPv6アドレスを「ひとつだけ」渡された場合もこれです。
残る「自動」か「切」かですが、これはそのまま、IPv6を使用するかしないかの問題になります。

技術的な未来性を優先するならIPv6は使用できるようにしておいた方がもちろん良いです。が、現段階ではほとんどのサーバへIPv4で接続できるため、大きな利点はありません。
端末ユーザとしては、IPv6を切った方が良いこともあります。これは、自分のパソコンまでIPv6が届いていない場合に推奨されます。自分のパソコンまでIPv6が届かないのにIPv6でアクセスを試してしまう結果、ソフトウェアによっては接続までに数秒程度の遅れが出るケースがあります。また、v6に対応しておらず、動作がおかしくなるソフトウェアも稀にあります。

IPv4の枯渇は来年の7月とされており、現状のIPv4には既に限界が来ています。そして、そのわりにIPv6への移行は進んでいません。
少しでも多くの人にIPv6を使用してもらうことで、この移行はよりスムーズに進むはずです。私としてはIPv6はできれば切らないまま利用してもらえたらなと思います。それがひいては、業界全体を動かす力になるはずです。
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この回答へのお礼

詳しい説明どうもありがとうございました。そうしますと、地上デジタル放送のように特定の日時を境に一斉にIPv6に移行されるというわけではないのですね。

新たな疑問なのですが、私のMacのには「自動」にしておくとIPv4とIPv6の2つのIPが割り振られるようです。私が見たいサイトへ行くとそこからパケットが送られてくると思いますがそのパケットはIPv4とIPv6のどちらのIPアドレス宛に送信されてくるのでしょうか。両方なのでしょうか。相手がどちらの方式のIPアドレスを利用しているかによるのでしょうか。

>自分のパソコンまでIPv6が届いていない場合(に推奨されます)

これは見に行っているサイトがIPv6のアドレスを持っていないからIPv6方式のIPアドレスからは返信されないということでしょうか。

また現状のセキュリティソフトについてですが、もしIPv6方式のIPアドレスから不正アクセスがあった場合ブロックできるものなのでしょうか。例えば通常のIPv4方式の決まったIPアドレスから不正アクセスがあった場合これをブロックする設定にしておけばブロックできますが、IPv6方式のアドレスからの不正アクセスの場合どうなるのでしょうか。IPv6方式のアドレスもIPv4方式のIPアドレスに変換(こんなこと可能かどうかわかりませんが)されてちゃんとブロックされているのでしょうか。

1つのPCがどちらか一つではなく、またローカルではなくグローバルIPとしてIPv4とIPv6の2つのIPアドレスを持つことによるセキュリティ上の問題はないのか気になりました。

お礼日時:2010/07/03 23:29

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