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コンビニ商法が問題化したのに、なぜ加盟店は増え続けるのか?


お世話になります。
もう10年ほどまえからコンビニ商法が問題になりました。
商業会計の規則をやぶった「コンビニ会計システム」なるものを巧妙に使って
加盟店からロイヤリティを吸い上げ、さらにその「コンビニ会計システム」を使うと、日配品(お弁当、お惣菜類、牛乳、卵など)の廃棄品が増えれば増えるほど、本部は儲かり、加盟店は損する、という悪魔のシステムです。

4,5年前からは最大手のセブンイレブンにおいて、加盟店が本部を裁判で訴えるということも頻繁におこなわれました。

今ではどこのコンビニでも年中おでんが売られていますが、あれ、容器、レジ袋、おまけのからし、おつゆ(たいていの人は好意で入れてくれると思ってる。)にもお金がかかっていて、売っても売ってもぜんぜん利益にはならないそうです。一人の客におでんを売るとき、容器からおつゆまで含めると客一人当たり下記のような高い経費がかかってしまうそうです。ってことはコンビニ店にとっておでん一個買っておつゆをたっぷりもらって、ついでに割り箸までもらっていく客って「迷惑な客」ってことですね。

(”あなたとコンビニ”のキャッチフレーズの某チェーンの場合
 主な用品とその価格
つゆ(初回用、6リットル)       … ¥219.45
つゆ(継足用)             … ¥182.7
おでんカップ(ふたも含めて)      …(小)¥14.5 (大)¥23
割り箸                 …¥1.68
和からし                …¥1.89
ポリバッグ               …¥1.51

おでん調理スタート時 … つゆ(初回用)9リットル作るので219.45×1.5=329.175つゆ継足し1日5回として182.7×5=913.5この時点でトータル¥1242,675となり仮にフィー50%と仮定すればこの倍の利益が必要(¥2485.35)になり、おでんの値入はおよそ50%なのでさらに倍の売り上げが求められる(¥4,970.7)つまり1本あたりの単価¥100とした場合に約50本販売しないと赤字になる)


こういうことが問題になっている割にはコンビニ店はどんどん増え続けています。
一部のチェーンには本部直営店がありますがあくまでも新加入者のための店舗運営研修用であって、本部が利益を得ようと思って運営している店ではありません。コンビニ本部の繁栄は加盟店一家の犠牲によって成り立っていますから。

 ってことはどんどん増えている新規店舗のほぼすべては新規加盟者の店、ということですね。

コンビニ商法の問題についてはすでに裁判でいくつかコンビニ側が負けていますし、テレビニュースにもなりました。コンビニ問題を扱った元加盟者の告発本も多数出ています。

これだけ悪材料がそろっていながら、なぜ新たな加盟者がいるのでしょうか?
不思議でなりません。新規加盟者は業界研究をしないのでしょうか?
本部の甘い誘いを100%鵜呑みにしてしまって、裁判例とかぜんぜん見ていないのでしょうか?

だれか教えてください

A 回答 (5件)

成功確率で言えば明らかに不利にも関わらずプロ野球選手を目指す人もいる。


一部には成功した人がいるが、野球で食べていけない人がほとんど。しかし、それでもプロ野球の世界を目指す人はたくさんいる。

No3の博打論と同じで、「自分はその世界で成功できる、成功する」という人がいる。普通の人から見れば、「プロ野球選手なんてまず無理だから」と思うが、本人はやる気にあふれている。
コンビニ店経営がプロ野球選手より期待リターンが低いとは思えない。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

野球選手と比べるのが正しいのかどうかわかりませんが、比べて見ましょう。

入団時、加盟時
プロ野球の場合、ドラフト、ドラフト育成枠、ドラフト外、テスト入団、海外リーグより逆輸入などいろいろ方法はある、が身体能力、野球センスにおいて厳しい条件をクリアしないと入団できない。
コンビニの場合、コンビニ黎明期は土地建物を全部オーナーが用意する必要があり、それなりの資産を持つ人、あるいはすでに商店主として商売経験のある人しか加盟できなかったが、近年は脱サラの人を対象にして、自己資金300万、400万程度を用意すれば土地建物はコンビニ本部側が用意する、というコースもあり敷居は低くなっている。また脱サラの理由や会社員時代の経験内容、取得資格などは問わないようだ。つまり、ダメダメサラリーマンだった人でも金さえ用意できればいいらしい。
 また売り上げ予測なども根拠のない好条件を提示して知識不足のオーナー候補者をだます場合が多いとのこと。もちろん開店後に予測が外れたことがわかっても本部は知らん振り。

現役時、店舗運営時
プロ野球の場合、最低年俸が保証される。また、若手時期、結婚前の場合は選手寮に入ることができるので少ない自己負担分で衣食住も保障される。活躍すれば億単位の報酬も可能なので、世間並み以上の生活はできる。(マッサージ、トレーナー委託など出て行く金も多いとは思うが)またスポーツ用品メーカー
との契約やTV出演、講演、インタビュー、CM出演(多少の制限はあると思うが)などの副業も可能。
コンビニの場合、いくら稼いでも粗利益の中から本部がロイヤリティを取っていく。しかも経費を引く前の”粗利益”からロイヤリティをとるので極悪な契約だ。一ヶ月間に売れた商品が100円のガム一個だったとしても本部はロイヤリティを取れる。オーナーは残りの中からアルバイト人件費、店舗維持費、販売経費などを捻出し、さらにオーナー自身の所得税、事業税、住民税、社会保険費まで捻出しなくてはならない。赤字になると本部は狙ったように銀行金利より高い金利での貸付を迫ってくる。
 少しでも収益が好調だと、すぐに近隣に同じチェーン店を出店され、売り上げがそがれる。いくら努力しても無駄。


現役引退時、コンビニ契約破棄時
プロ野球の場合、自分の体力の限界を感じたとき、あるいは第二の仕事を見つけたとき、球団から来期の構想に入っていない、と引導を渡された時に引退する。いずれにしても「もうやめたいのにやめさせてくれない」ということはない。
 コンビニの場合、10年、あるいは15年の契約期間中はオーナー側から契約破棄できない条項が盛り込まれている。契約破棄した場合は数千万円の違約金を支払うことになっている。違約金が用意できなくて「やめたいのにやめられない」状態で、借金を重ねながらコンビニを続けているオーナーも多い。セブンイレブンの社内隠語に「四生五殺(よんしょうごさつ)」というのがあるそうだ。「オーナーの借金四千万円まではセブンイレブンを続けさせる。借金五千万円になると本当に自殺しちゃうのでそれ以上は追い込まない」という意味とのこと。これだけ見てもコンビニオーナーが「生かさず殺さず」状態で、本部だけがノーリスクで旨みをすい続けるビジネスモデルということがわかる。


>コンビニ店経営がプロ野球選手より期待リターンが低いとは思えない。

コンビニ経営で成功できる人はいない。やめたいのにやめさせてもらえない異常な契約はプロ野球にはない。プロ野球は難関を突破して入団し、夢破れて出て行く事は可能だが、コンビニ経営は敷居は低いが出ることはできない。出るときは身包み剥がされて本部に財産も家庭の和もすべて壊されて放り出される。

コンビニ経営だけはするものではない。

お礼日時:2010/07/28 09:56

ご質問のような疑問を持つ方はやらないでしょう。


多くの店は、土地と建物は自前で家族を労働力として経営しているので、家業として成り立っているのではないでしょうか。たとえそれがサラリーマンの給与並みの収入だとしても、それで生活できればよいわけです。

 どんな商売でも店を作って商品を並べてマニュアルどおりで成功するわけではありません。成功するところは他の店にない努力をしているはずです。実際コンビニといっても店員の教育がよいところと全然だめなところとありますね。
 やはり店長が工夫をしているところは、活気がありはやっている感じですが、そうでないところもたまにありますよね。

 また会社組織で複数のフランチャイズ組織の店を運営して結構成功しているところもあります。そういう会社はそれなりに市場調査をして出店しているでしょう。

 どちらにしても、出店する人たちは成功するものと思ってしているわけですから、他人がとやかく言うことではないでしょう。日本は自由主義経済の国です。成功も失敗も自由です。
 そのリスクをとらない限りは成功もないのです。お金持ちというのは意外とその辺はシビアですよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど、勇気を持って挑戦することが大切なのですね。

といっても私はどうみてもオーナー側にだけリスクを被せた本部丸儲けのビジネスモデルに見えて仕方がありません。まあ、コンビニ経営者が満足しているならそれでいいのですけれど。

>また会社組織で複数のフランチャイズ組織の店を運営して結構成功しているところもあります。そういう会社はそれなりに市場調査をして出店しているでしょう。

あ、ちなみに日本のコンビニビジネスの最初にして最大の組織のセブンイレブンは法人格でのフランチャイジー(コンビニオーナーのこと)は認めないそうです。なぜならば、「セブンイレブン会計」と呼ばれるセブン独自の会計システムは商業会計の規則に違反しているからです。しっかりした会計知識を持つ会社(たとえば社内に簿記、会計に精通した社員がいるようなところ)からフランチャイジーを申し込まれると、そこの欠点がばれちゃうのでコンビニ経営のオーナーを勧誘するときは小さな商店主か、脱サラの人だけだそうです。
 セブンイレブン以外の日本のコンビニ本部はみなセブンイレブンを手本にして大きくなっています。

ちゃんとしたフランチャイズ商法を取っているところ(TUTAYAとか3rdプラネットとか)は地方の地元有力企業のフランチャイズを認めていますね。ほかにはフランチャイズとはちょっよ違うけど、自動車ディーラーなんかも地方の地元資本会社が経営している場合が多いですね。

ちゃんとしたところはちゃんとしているってことですよ。

お礼日時:2010/07/28 09:24

お相撲さんの野球賭博が話題になりましたが・・・博打をして勝った話を


する人はいても、借金火だるまの話を友人に告白する人は小数です。
宝くじなどは、大多数の人が負けるのに、一等賞の使い道ばかりが話題
になります。宝くじを買う人たちが、どんな風に天下りの人たちが甘い汁
を吸って、どれくらいが公共事業にまわるのか議論しているのを聞いたこと
がありますか??

コンビニ商売は、昔よりはずれが多くなったことは事実です。私は、米屋
をやめてコンビニにして、(コンビニ運営会社の)株と本業で億単位の
預金を作った人を知ってます。各運営会社は、そんな極端な話をして誘って
いるわけではないでしょ??加盟する人たちは、知識としては本部の利益
が大きいことを知ってはいるし、うまくいかなくなったお店があることも
知っています。でも、自分たちも儲かると信じてスタートするわけです。
赤字で裁判沙汰になるような店にはならないと、自分のことを信じている
わけです。

博打でさえ、自分が勝つと信じている人が後をたたないのですから、普通
の店舗経営で自分たちが勝つと信じる人がたくさんいても、不思議では
ないでしょ??
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほど、自分だけは大丈夫、と思っちゃうわけですね。

お礼日時:2010/07/27 13:43

一方でコンビニの閉店もかなり増えてると思います。


立地条件も良く、駐車場も広い、人も結構寄る店でもね。

いつも通勤で通る道では2、3カ月に1店閉店してる感じですし。
万引きも多いらしいしね>コンビニ。

>本部の甘い誘いを100%鵜呑みにしてしまって、裁判例とかぜんぜん見ていないのでしょうか?

見てないと思いますよ。
ネット等で情報収集したりする人はそもそもコンビニやらないでしょ。
それにオレオレ詐欺同様、自分だけは大丈夫だと思い込むんです。
脱サラとかして背水の陣で挑む人は、努力すればと意気込むのでしょう。

あー、あと結局おかしな仕組みが蔓延ってても放置されているのが今の日本です。
偽装請負、多重派遣もね。サービス残業なんてもう誰も文句言わないでしょ?
違法だけど既成事実化してる。日本の労働環境は規則上はまともなだけで劣悪ですよ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>一方でコンビニの閉店もかなり増えてると思います。
立地条件も良く、駐車場も広い、人も結構寄る店でもね。

スクラップ&ビルドが進んでいるのは知っていますよ。
コンビニ本部も株主の目があるから潰した数以上に新規開店してるでしょう。
たとえば年間100店潰して150店新規開店。差し引き、50店が増えたことになる。
問題はここから。
潰した店の100店の個別の事情は契約満了とか赤字でやっていけないとか都市計画でやむなく移転とかいろいろ理由はあろうが、おそらくつぶれた店のオーナーはまず間違いなく、今のコンビニ本部との契約更新はしない。コンビニ商法がオーナー一家を食い潰して本部だけがラクラク儲かる仕組みだとわかっているから。
ということは新規開店した150店のほとんどが新規オーナーだってこと。純増の50店じゃないのよ、150店ですよ。これだけの人がだまされるってどういう事かなあ?

>万引きも多いらしいしね


万引きして棚からなくなった品物からもロイヤリティとるらしいからね。本部としては万引き歓迎、お弁当廃棄大歓迎ってところですよね。本部から店舗指導員なる社員がやってきて、各店舗のコンピュータを勝手にいじってむちゃくちゃな量の発注とかやっちゃうらしいですよ。コンビニ本部としては加盟店が発注した時点で売り上げになるからだって。ひどいなあ。

>ネット等で情報収集したりする人はそもそもコンビニやらないでしょ。

そうなのか・・・・

>あー、あと結局おかしな仕組みが蔓延ってても放置されているのが今の日本です。
偽装請負、多重派遣もね。サービス残業なんてもう誰も文句言わないでしょ?
違法だけど既成事実化してる。日本の労働環境は規則上はまともなだけで劣悪ですよ。

「大きすぎて潰せない」とか訳わかんない理由がまかり通る国ですからね。

お礼日時:2010/07/27 12:31

身近な人の話ですが、こういう人がいました



何十年も地元で酒屋を営んでいましたが、近所に大型スーパーや
お酒の安売り店がでいてしまい、お客はすべてながれてしまいました。
店のオーナーの夫婦はもう50代半ば、親父さんは他に特別能力があるわけでなく
夫婦ともども途方にくれていました。
ただ、酒の販売免許は持っているし店舗用の土地もありました。
そんなとき息子に進められてコンビニを始めてみることにしました。


上記のようなパターンがかなり多いのも事実です。
年とってからリストラされ、タクシーの運転手するか、警備員するか
コンビニするか、というような選択肢を
迫られてコンビニを選んだ人を何人か知っています。
どうしようもなかったと思います。

もちろん保有している土地を遊ばせておくのが勿体ないので、
儲けは度外視でコンビニにしておくって人もいます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>迫られてコンビニを選んだ人を何人か知っています。
どうしようもなかったと思います。

でも、ネット上では「現代の奴隷商法」なんていわれてますよ。
息子さんはそれを知らなかったのでしょうかね?

>もちろん保有している土地を遊ばせておくのが勿体ないので、
儲けは度外視でコンビニにしておくって人もいます。

遊んでいる土地を地主としてはコンビニ屋には貸すが、自分自身はコンビニを経営する気はまったくない、という地主ならいるでしょうね。っていうか、「地主」ってのは究極の不労所得者なのですから、こう考えるのが普通でしょ。
「私の土地の上に何建てて何の商売しようがかまわない。どれだけ儲かろうが、借金まみれになろうが、借地料だけ払ってくれればかまいませんよ」
ってのが「地主」なんだから。

お礼日時:2010/07/27 12:21

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