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 私は最近人類学に興味があり、本を購入したいと思っています。
 でもこれまで、そんな学問に興味があったわけでなく、どの本を読めばいいかわかりません。
 どなたか、人類学会で有名な学者さんが書いた本などありませんか?

A 回答 (4件)

学問は、はじめの入り口がうまくゆくと、結構はまるものです。

そういう意味で現代はよき入門書が多く出ています。No.1の方がいう「悲しき熱帯」もある程度理解できれば楽しい。

ヘイエルダールや本多勝一、梅棹忠夫も分かりやすいけれど、僕としては橋爪大三郎著「はじめての構造主義」(講談社現代新書)を、入門の入門としてお奨めします。

「悲しき熱帯」とレヴィ=ストロースの解説書なのですが、構造主義という学問の意味を分かりやすく巧みに教えてくれました。

構造主義のノウハウが分かると、例えば遠野物語とかドゥルーズとか養老先生とか東浩紀とかがラクチンに読め、人類学の視野はとてつもなく広がります。
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もちろん現代の文化人類学で最もエキサイティングなのはレヴィ=ストロースだと思います。

御年実に95歳か。

これまでの回答の方々が推しているレヴィ=ストロース中心に、ということであれば……

まずは内田樹『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)を読む。これで「構造」の時代的意義を学ぶ。
次に小田亮『構造人類学のフィールド』(世界思想社)を読む。「構造」の概念が何であるかが分かる。
そして渡辺公三『現代思想の冒険者たち レヴィ=ストロース』(講談社)を読む。レヴィ=ストロースが何をしてきたかが分かる。
そしてレヴィ=ストロース自身の著作を読む。
最もまとまっているのはあまり言及されない『仮面の道』だと思います。絶版ですが。どこか再版してくれないものか。
それはそれとして、レヴィ=ストロースの業績のトップは『親族の基本構造』(青土社)と『野生の思考』(みすず書房)です。ここにあるのは「知的なスリル」そのものです。
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人類学、といっても、扱っている領域が広いんです。


なにしろ、人間を研究するのが、人類学ですから。

大きく分けて、生物としての人間に焦点を当てて、おもに進化についての研究をする自然人類学と、人間の社会生活におけるさまざまな営みに注目し、言葉や文化、習慣などについて研究する文化人類学の二種類に分かれています。

komaadakomadaさんの興味はどちらの方面でしょうか。

自然人類学の方は、ほとんど読んだことがありませんので、文化人類学の方のみ、入門書をあげておきます。

ひとつは祖父江孝男『文化人類学入門』(中公新書)

もうひとつは、文化人類学から枝分かれした社会人類学の入門書で、野村雅一『身ぶりとしぐさの人類学-身体がしめす社会の記憶』(中公新書)

ともに、わかりやすくておもしろい本です。初学者の方にオススメです。

あと、自分はつい先日読み終えたオスカー・ルイス『貧困の文化-メキシコの〈五つの家族〉』(ちくま学芸文庫)は、都市人類学の草分け的な本なんですが、そういう学術的意義とは関係なく、ルポルタージュとしても、大変おもしろかったです。

#1の方がおっしゃってる『悲しき熱帯』・・・。
すばらしい本なんです。ほんとうに。
ただ、半分過ぎるまで、読み進むのが大変です。
自分なんか、半ば泣きながら読みましたよ~。
でも、後半、フィールドワークが始まってからはおもしろかったですけれど。
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文化人類学ならレヴィ=ストロースの「悲しき熱帯」

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