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『伊勢物語』の『東下り』主人公・男(在原業平)が自分自身を必要のないものと思ってしまう、
京都にはいられなくなる事件とは何ですか?

A 回答 (3件)

「都を離れた理由」にも関連する質問ですが、歴史的に見ると、摂関政治の確立と関連する事件です。


当時の藤原北家の藤原良房は仁明天皇に妹の順子を配して文徳天皇の外伯父となり、文徳天皇に娘の明子を配して清和天皇の外祖父となって、摂政太政大臣として摂関政治を始めた人物です。しかし、明子以外に子女がおらず、兄の長良の子である基経を養子としています。そして、基経の妹の高子を清和天皇に配して次への布石をしたわけですが、高子が天皇に嫁ぐ前の后がね―后候補-として大切に育てられていた時期に、在原業平と恋に落ち、その後引き離され、天皇のもとに嫁いだ事件をさしています。この事件により在原業平は権力者である良房、基経ににらまれ、京にいられなくなったとされています。
在原業平と高子の恋は有名で、史実であるという意見と、史実ではないとの説がありますが、伊勢物語はこの事件を背景として書かれています。


以上、参考まで。
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いとけなきかたがたと



やんごとなき関係に

なってしまった。ということでしょう。

というか、それが世間にばれたということです。
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『東下り』の段の直前にある段を参考にしてください。



「姫を連れ出して鬼に・・・」などの事件があったから。
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