
No.8ベストアンサー
- 回答日時:
身分行為(婚姻、離婚、認知、養子縁組等)は、役所に届出ることで確実に法律効果が発生する法律行為です。
こういった行為は「条件に親しまない行為」といい、条件をつけることは許されません。婚姻は男女の自由意志で行われねばなりません。
また、条件に親しまない行為に条件をつけてなした行為は無効とされます。従ってそのような内容の公正証書を認証する公証役場もなければ、万一作成できたとしても無効になります。
No.7
- 回答日時:
なかなか興味深い相談ですね。
まず、婚姻をする前であれば、夫婦間の財産関係の処理について予め契約をしておくことは可能です(夫婦財産契約といいます。民法755条以下)。
そして、この夫婦財産契約において、離婚に至った場合の財産関係の処理について定めておくことも可能だと考えられています。
もっとも、日本の婚姻制度は、男女平等という前提(憲法24条)からはじまりますから、法定財産制(民法760条以下)に照らし、著しく一方に不利な夫婦財産契約は、公序良俗違反として無効になる可能性があります。そして、夫婦間の財産形成への寄与度を考慮することなく、財産分与を一切認めないとする夫婦財産契約は、公序良俗違反として無効になる可能性が高いでしょう。
他方、夫婦財産契約によっては、財産関係の処理について契約をしておくことは可能ですが、婚姻関係そのものを解消する離婚は、「財産関係の処理」ではありませんから、夫婦財産契約によっても定めることはできず、たとえ、「○○の場合には、離婚する」といった契約を結んだとしても、その契約に基づいて離婚を請求することはできません。
とはいえ、「次に浮気をしたら離婚に応じます」なんて念書を差し入れることで、離婚を思いとどまってもらっていたのに、「また浮気したから離婚だ!」なんて問題に発展するのもしばしばみられることです。
このような場合、当事者としては、あたかもこの念書に基づいて離婚を請求しているかのように感じるのは仕方がないのですが、厳密にいえば、不貞行為を理由に離婚を請求しているにすぎず、ただ、念書まで差し入れておきながらさらに浮気をする、という行為が、慰謝料において増額要素として検討されているにすぎません。
なぜなら、民法770条によって、裁判によって離婚する場合の離婚事由は法定されており、当事者間で新たな離婚事由を勝手に作ることはできない(ただし、同条第5号の婚姻を継続しがたい重大な事由は、かなり広い概念ですので、様々なケースに対応できるようにはなっています)と考えられているからです。
そのため、「夫が離婚したくなれば、理由のいかんを問わず、妻は離婚に応じなければならない」なんて契約を結んだとしても、裁判所はその契約の効力を認めてはくれないでしょう。
ちなみに、アメリカなどでは、夫婦財産契約を結ぶケースは多いですが、日本では、要件がきわめて厳格なこともあって、夫婦財産契約を結ぶことは極めてまれ(1年間に1件あるかないかだと言われています)です。
No.6
- 回答日時:
内容によっては可能です。
行列の出来る法律相談所でやっていましたが、
例えば「もしも浮気をしたら離婚し、慰謝料1億円支払う」という契約も可能だそうです。
ただ、もちろん常識の範囲内でしか認められませんので、
これが「10億円」などどう考えても支払えない金額になると無効になりますし、
質問の例でも「収入が無くなる」だとリストラや倒産などで意図せずなってしまうこともあるので難しいです。
「家事をしなくなる」なら可能です。
収入が無くなるではなく「自主的に退職し無職になる」なら認められるでしょう。

No.5
- 回答日時:
既存の法令に違反する[公正証書」に効力はありません。
例えば、AがBに「Cを殺してくれたら一千万払う」という契約を結んで、BがCを殺さないといって裁判訴えることは出来ないというたぐいです。
No.4
- 回答日時:
公の場で問題が起きることを考えなければ時折聞くことですね、契約結婚または期限付き結婚として。
双方が其れを承知なら協議も無しですんなり行けば終わることだと思います。
公正証書などは作れないと思いますし当然のことながら2人の記憶に残す単なる覚え書きにしかなりません。
No.3
- 回答日時:
その内容では「公序良俗」に反する契約になりますから、「無効」になります。
ですから「公正証書」では作成できませんし、「例え念書」として作成しても訴訟では認められません。
No.1
- 回答日時:
強制力はないんじゃないでしょうか。
例えばさ、どちらかが事故、病気で動けなくなった場合もそういう約束だからって双方同意ならいいけど
普通は納得しないんじゃないでしょうか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
アフガニスタンでは何故男性が...
-
離婚経験のある人は既婚者にな...
-
産後の恨みって女性の専売特許...
-
夫の協力会社の方への挨拶 夫の...
-
夫はまだ元妻に未練があるかも...
-
別居中に家が買える?
-
65歳の夫はデリヘル通い
-
住民票を移動しないで働く事で...
-
なぜ 毎日 妻が料理したり 食器...
-
戸籍には親の名前が必ず記載さ...
-
絶版になった本の全部コピーは...
-
条例や規則に著作権はあるのか?
-
実在する商品や人物名を著作物...
-
無口な夫にそろそろ限界
-
書店で本の内容をメモしたり写...
-
両親が不明である子の名前・戸籍
-
妊娠を知らされずに、相手が勝...
-
観光パンフレット等のブログ掲...
-
風神雷神図 (俵屋宗達)の利用に...
-
レンタルビデオを学校の授業で...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
離婚した父親の入院費払う義務...
-
別居中に妻が部屋に男性を連れ...
-
離婚経験のある人は既婚者にな...
-
元義理兄弟姉妹と結婚はできま...
-
将来のためにはどうしたら?
-
夫婦間の窃盗で離婚は成立する?
-
妻の事を愛せなくなったから離婚
-
事実婚の離婚
-
浮気や不倫。こんな時って?
-
セックスをしないと離婚の原因...
-
こんな場合は慰謝料もらえるの...
-
別居中、夫婦修復中(彼からのお...
-
夫が強制わいせつ罪!離婚する...
-
個人契約 借家の退去について。
-
別居中の婚姻費用と家賃や光熱...
-
年金分割申請の書類で・・・
-
養子縁組をしていない子供を養...
-
離婚するべきですか
-
国際結婚 離婚後について
-
特定の条件を満たしたら離婚す...
おすすめ情報