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「ハングルは根源的には単音文字である」、この意味は? 他1件

質問1
手元の書物に次の記述があります。
「ハングルは根源的には単音文字でありながら、必ず音節単位でまとめて書く、音節文字の要素ももった特殊な文字である。」

さて、質問です。
「ハングルは根源的には単音文字でありながら、」の部分が理解できません。もしも、朝鮮民族はハングルが表す音節のうち子音だけを取り出して発音できるというのであれば、前記の疑問は氷解します。
朝鮮民族はハングルが表す音節のうち子音だけを取り出して発音できる、と考えてよいですか。よくないときには「ハングルが根源的には単音文字である」ことを説明して下さいませ。

質問2
http://hangeul.hanryuu.com/basic/003.php 
ここの半切表では子音が行、母音が列で整理されています。一方、手元の簡便な書物では母音が行、子音が列で逆になっています。どちらが好ましいのですか。
どちらでも用件が足りるのは当然として、質問者と回答者が同じ半切表を思い描いていないと不便なので好ましいのはどちらかを知っておきたいです。

よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

>朝鮮民族はハングルが表す音節のうち子音だけを取り出して発音できるというのであれば


そんなことはありませんが、逆に、欧米の民族は子音だけを発音できませんが、アルファベットは単音文字です。
このことから理解できませんでしょうか。

「ka」は/k/を表す「k」と/a/を表す「a」の2文字です。よって単音文字です。
「か」は/ka/を表す1文字であり、/k/を表す部分と/a/を表す部分に分けることはできません。よって音節文字です。
「가」は1文字ですから音節文字とも考えられますが、この1字は/k/を表す「ㄱ」と/a/を表す「ㅏ」の2つの要素からなっていますので単音文字とも考えられます。

質問2については分かりません。
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この回答へのお礼

お蔭様で多分、分かったと思います。

>>「가」は1文字ですから音節文字とも考えられますが、この1字は/k/を表す「ㄱ」と/a/を表す「ㅏ」の2つの要素からなっていますので単音文字とも考えられます。<<
これによって分かりました。「ㄱ」の発音は朝鮮民族にも不可能なのでしょうが、発音できる、できないは無関係らしいのが分かりました。日本のかな文字をローマ字綴りにすれば「k、s、t、n、h、m、y、r、w…」を発音できなくても「a,ka,sa,ta,na,ha,ma,ya,ra,wa…」を単音文字と呼べることになるのだと思います。
この理解でよければ分かりました。分かってみれば当たり前のようでもあります。質問文投稿前は子音を単独で発音できなくてはいけないものだと思っていました。

質問2が残っていますので暫く様子を見ます。有り難うございました。

お礼日時:2010/10/09 20:54

 悉曇学は、サンスクリットに源流を置く、音韻の学問です。



 僕がこれに触れたのは、日本では11世紀に『孔雀経恩義』にカタカナで縦書きになっている「キコカケク」などの資料が最も古い五十音図の資料になっていることです。縦書きと言うことは「キコカケク」と[k]の子音を縦軸に置いているという点で、#2さんの表と同じ構成になっていることが注目されます。

 また#2さんの図の子音を見ると、喉内>舌内>唇内>摩擦音の[s]、、、といったサンスクリットの子音の順序と同じことが、注目されます。すなわちk、n、t、r、m、p、s、(後は朝鮮語にあってサンスクリット語にない音ですから独自の配列になっています)といった順です。これは同時に日本の五十音の「アカサタナハマヤラワ」と同じです。(これでもサ行とハ行の子音が変化してツァ>サ、パ>ハの変化のあったことが分かります)。

 要するに日本で五十音図を作る過程でも、朝鮮でハングルが生まれる過程でも、同じ悉曇学の影響を受けたことが明らかです。

 ですから歴史的には、同じ子音が縦に並び、同じ母音が横に並ぶ構成が正しいと思います。以上が第二のご質問への、僕の回答です。第一のご質問には、#3で僕の述べたことが#1さんのおっしゃったことと同じです。

 


 

この回答への補足

これはお礼欄を埋めた後の締め切る直前の時点で記しています。
お礼欄の「No.5へのお礼」中にある2箇所の『明鏡』は『僧侶「明覚」』の誤りでした。大変失礼しました。訂正します。

No.5へのお礼
『孔雀経恩義』の件は初めて知りました。50音図といえば『僧侶「明覚」』としか連想しませんでした。NO.2の画像を拝見した瞬間に『僧侶「明覚」』の業績を連想していました。今後は『孔雀経恩義』も連想するようにします。
有り難うございました。明朝までにNO.6以下が寄せられなければ締め切ろうと思います。

補足日時:2010/10/12 07:07
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この回答へのお礼

拝読しました。度々で恐縮します。
「行」、「列」の使い方に無神経でした。右縦書きの時代の表を話題にしているのですからSPS700さんの用法に従うべきでした。
NO.4のお礼欄を更に書き換えます。

NO.3の理解とNO.2のお礼文には誤りがある可能性が十分あります。NO.2のお礼欄から素人の推理を除いた事実だけに書き直します。
現在の時点で、朝鮮語の半切表には3つの形式が存在するのが分かりました。
1.NO.2で添付して下さった画像の纏め方。
2.NO.2で添付して下さった画像の上下は変えずに1番右の行と1番左の行を入れ替える。同様に右から2番目の行と左から2番目の行を入れ替える。以下同様の操作を施した纏め方。
3.2の行と段を入れ替えた纏め方。

日本で発行されている書物では、ざっと見るところ2と3の両方式があります。2の方式が多いかも知れませんが本気になって調べてはいません。
2の例、李蓮玉著『韓国語』
3の例、権在淑著『これからの朝鮮語』。

質問するときはネット上に存在する半切表を指定してした上で、左横書きにの方とは(上から何行、左から何列)で会話を進め、右縦書きの方とは(右から何行、上から何段)で話を進めるのが無難だと思いました。
話が錯綜するのを防ぐために悉曇学には触れず、以上を以て、NO.3へのお礼とします。

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No.5へのお礼
『孔雀経恩義』の件は初めて知りました。50音図といえば明鏡としか連想しませんでした。NO.2の画像を拝見した瞬間に明鏡の業績を連想していました。今後は『孔雀経恩義』も連想するようにします。
有り難うございました。明朝までにNO.6以下が寄せられなければ締め切ろうと思います。

お礼日時:2010/10/11 20:39

 #3です。



>>2.後に、左から右への横書きの時代になると、添付して下さった画像の上下は変えずに1番右の縦の列と1番左の縦の列を入れ替える、同様に右から2番目の縦の列と左から2番目の縦の列を入れ替える、こういう纏め方が便利になったのではないでしょうか。この纏め方が正当とする考え方がNO.3のご回答なのだと思います。

 ちょっと時代の解明をさせていただきます。僕が言った悉曇学の日本に置ける年代は、平安時代11世紀に子音を行に、母音を段にした、『孔雀経音義』や『金光明最勝王経音義』があります。下記をご覧下さい。

http://100.yahoo.co.jp/detail/%E9%87%91%E5%85%89 …

 ハングルが公表されたのは、1446年に李氏朝鮮第4代国王の世宗が、「訓民正音」(훈민 정음,Hunmin Jeong-eum)の名で公布した15世紀です。

 「この纏め方が正当とする考え方がNO.3のご回答なのだと思います。」には誤解があるのでは、と思いました。

 
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この回答へのお礼

拝読しました。度々で恐縮します。
NO.3の理解とNO.2のお礼文には誤りがある可能性が十分あります。NO.2のお礼欄から素人の推理を除いた事実だけに書き直します。

現在の時点で、朝鮮語の半切表には3つの形式が存在するのが分かりました。
1.NO.2で添付して下さった画像の纏め方。
2.NO.2で添付して下さった画像の上下は変えずに1番右の縦の列と1番左の縦の列を入れ替える。同様に右から2番目の縦の列と左から2番目の縦の列を入れ替える。以下同様の操作を施した纏め方。
3.2の行と列を入れ替えた纏め方。

日本で発行されている書物では、ざっと見るところ2と3の両方式があります。2の方式が多いかも知れませんが本気になって調べてはいません。
2の例、李蓮玉著『韓国語』
3の例、権在淑著『これからの朝鮮語』。

質問するときはネット上に存在する半切表を指定した上で、何行、何列目のハングルという言い方をするのが無難だと思いました。
話が錯綜するのを防ぐために悉曇学には触れず、以上を以て、NO.3へのお礼とします。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
No.4へのお礼
悉曇学の伝統に従えばNO.2の画像の纏め方になるのではあるまいかと考えます。この考えがお答えに沿っているか否かには自信がもてません。しかし、今回の質問は実用上の利便から今日の好ましい半切表の形式に焦点があるので悉曇学との絡みにまでには踏み込まずに、横着を決め込んでしまいます。
有り難うございました。本日中にNO.5以下が寄せられなければ締め切ろうと思います。

お礼日時:2010/10/11 11:01

質問1。



 ここに、ka という音節と ki という音節があります。この場合に使用したアルファベットは「単音文字」ですから、両音節に共通の子音 k が明瞭に区別されます。

 同じ音節を、日本語の仮名で書くと「か」「き」となります。この二つの仮名を比較しても、共通の子音 k を区別して取り出すことは出来ません。その理由は仮名は「音節文字」で「単音文字」ではないからです。

 つぎにハングルの ka と ki を比較します(文字化けするのでアルファベットで書きます)。いずれも、一つの正方形のスペースの中で音節が単位として独立していますから「音節文字」です。さらにこの二つを比較すると、共通の子音「フ」が明らかに区別できます。この点は「単音文字」です。

 「ハングルは根源的には単音文字でありながら、」という言葉はこのようなハングルの性格を述べたものと思われます。

 「朝鮮民族はハングルが表す音節のうち子音だけを取り出して発音できる」かどうかとは無関係です。


質問2。

 母音を縦に、(それより数が約2倍の)子音を横に書くのが普通です。悉曇学の伝統です。
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この回答へのお礼

NO.3を考慮してNO.2のお礼を記しました。NO.2のお礼欄をご覧下さいまし。
どうやら端倪すべからざる諧謔家とお見受けしました。ちょっと調べましたら「おちょくる」は今治方言が出のようで「お茶を繰る」が語源だそうです。「おちょくる」には「揶揄」だの「からかい」だの「冷やかし」では伝わらない絶妙な語感があって、「おちょくる」ときには全く便利な言葉だと思います。
有り難うございました。解決した気分です。明朝までにNO.4以下が寄せられなければ締め切ります。

お礼日時:2010/10/10 19:37

2ですが


韓国語は左から右への横書き(基本的に縦書きはしない)ので
普通にカギャゴギョ...と暗記しようとする場合母音が列が自然。なんだと思います。
日本向けの教材は日本人がとっつきやすい様に50音表と同じにしてるのかも。あいうえお、かきくけこ..って縦に読むように。
19世紀の半切表は母音が列です、これは当時が縦書きだったからなんでしょう。
「「ハングルは根源的には単音文字である」、」の回答画像2
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この回答へのお礼

お蔭様で大体の事情が摑めました。素人の推理を記します。
1.古くは漢字が主の文にハングルが混じる程度の時代があったのだと思います。この時代には漢文に倣った縦書きで、改行するときは左側へ移ったのだと思います。この時代には添付して下さった画像の纏め方が便利だったのではないでしょうか。

2.後に、左から右への横書きの時代になると、添付して下さった画像の上下は変えずに1番右の縦の列と1番左の縦の列を入れ替える、同様に右から2番目の縦の列と左から2番目の縦の列を入れ替える、こういう纏め方が便利になったのではないでしょうか。この纏め方が正当とする考え方がNO.3のご回答なのだと思います。

3.さらにパソコンが普及するとスクロールの関係で、横長の表よりは縦長の表の方が便利になりました。そこでネット上では2の行と列を入れ替えた纏め方が増えたのではないでしょうか。
http://hangeul.hanryuu.com/basic/003.php

日本で発行されている書物では、ざっと見るところ2と3の両方式があります。2の方式が多いかも知れませんが本気になって調べてはいません。
2の例、李蓮玉著『韓国語』
3の例、権在淑著『これからの朝鮮語』。

質問するときはネット上の半切表を指定した上で、何行、何列目のハングルという言い方をするのが無難だと思いました。
毎度、有益なお答えを頂いているのにベストアンサーという点では、何時も次点になってしまって大変申し訳なく思っています。気にはしていますので、どうぞ悪く思わないで下さいませ。
有り難うございました。

お礼日時:2010/10/10 19:28

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