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岡崎市立中央図書館の例の事件って、新聞では広範囲で取り上げられていましたし、一部のIT関連雑誌でも、大きく話題になっていましたね。しかし、TVニュースでは、中京圏ローカルニュースでしか取り上げられておらず、全国ニュースの扱いになっていなかった感じです。あれほど社会的影響の大きな事件が、なぜ?という感じですが……。皆さんはどう思われますか?

A 回答 (2件)

岡崎市立中央図書館事件、ですか。



簡単に言ってしまえば、

岡崎市立中央図書館に納入されたサーバーが、ごくごく控え目に言って非常に低い性能しか持っておらず、そのために通常であれば考えられないほどの低負荷の自動アクセスでダウンしてしまった。その為、サーバーダウンに関して自動アクセスを行った人が拘留された。
サーバーシステムの納入業者は不具合を承知していたが、不具合が発見された時には既に契約が終わった後なので、そのことを図書館側に伝えなかったし、今もってその不具合が原因であると認めていない。
また、同時に、図書館側が被害届提出前に警察に個人情報を漏洩する事件が発生している。

という事件です。最後の部分が#1の方の述べた事案ですね。
> 図書館の新書情報を、特殊なソフトで検索を繰り返して逮捕された事件
ということですけれども、使われているのは(一般に普及しているとは言いませんが)クローラの一種であり、荒く言えばダウンロードソフトに近いものです。


問題は、法体系が遅れている(例えば「大量アクセス」って何回からだ?)ことや、それに関する理解が追いついている法律家が未だほとんどいない(それを勉強している法律家が極めて少ない)ことやそれに起因する「どのような法律が存在するか」といった基本的事項ですら整理されていないこと、といった法律的な問題です。

また、このサーバーシステムを作った会社の責任が全く問われなかった点も問題である。通常の使用で不具合が起こった場合、製造者がその責を負うべきである、という点がすっぽりと抜け落ちている点です。



> あれほど社会的影響の大きな事件が、なぜ?という感じですが……。皆さんはどう思われますか?

この事件に関して「何が問題なのか」という根本的な問題が、マスコミ関係者には理解できなかったか(例えば新聞報道なども含めて伝言ゲームの結果としての間違いとみられる齟齬がありました)、それを理解させるために割くほどのリソースがなかった(2010年5月といえば、上海万博が開催され、ギリシャ危機があり、テレビにはセンセーショナルなニュースには事欠きませんでした)か、両方かでしょう。
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この回答へのお礼

御回答をどうもありがとうございます。
やはり、かなり複雑な様相を呈している事件ですね。
マスコミ、特に東京キー局は、今回の事件の真相がどの点にあるか見極めるのが困難と見て、全国的な報道を控えた、ということでよろしいでしょうか。
また、考えてみますと、新聞はともかく、テレビ局は、他にセンセーショナルなニュースが多数入ってくると、そちらの方に報道を集中してしまいますしね。

他、こういった事情で全国報道されなかったといえば、京都府警の、DV被害届漏洩事件にしてもそうなんでしょうか。

お礼日時:2010/10/19 21:55

 非常に深刻な問題かもしれません。


 私が思ったのは、『図書館利用の個人情報漏えい』も重要な事ですが、
『自治体の重要情報が漏えいした』と見る事も出来、また、『自治体の個人情報の扱い方』
も問題になるべきかと思います。ただ、メディアに全国的に出なかったのは、
『金銭的な被害が発生が無いと思われてこと』
『断片的な問題と見た』
 あたりだと思われますが…。
 再発防止もそうですが、『自治体の情報管理の在り方』も問題視してほしいものです。

この回答への補足

確かに、個人情報漏洩事件は、全国的にみて、断片的だと見做されれば、全国報道はされないかもしれませんね。

実は、私自身は、図書館の新書情報を、特殊なソフトで検索を繰り返して逮捕された事件のことを指したつもりでしたが、御回答のように、同図書館で起こった別の事件のことも、興味はありました。

補足日時:2010/10/18 22:11
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