戦艦大和の最期は意味あるものか

１９４５年４月７日、戦艦大和は最終的に沖縄の敵陸上部隊を砲撃するために、航空機の支援なしで撃沈されることをわかっていて出撃しました

神大佐は「大和を使わず戦争に敗れるのは恥ずかしいことだ。一億総特攻のさきがけとなるために出撃してくれ」というようなことを作戦会議で述べました

これに対し小沢冶三郎は「レイテのとき瑞鶴を出撃させて囮としたのはそれなりの戦果を見込めたからだ。今回は戦果は関係ない、ただの面子でだけの出撃。そんな出撃を許すことのほうがよほど恥ずかしい」と憤慨しました。

しかし航空機の支援なしで沖縄にたどり着けないことは作戦会議にいた者、大和の乗組員はみなわかっていたし、実際大和は撃沈されました

そこで思うことは大和を本土に温存しておくというか、沖縄に向かわせなくても、向かわせても同じ結果になったのではないのでしょうか

むざむざ3千人近くの人名を失わずにすんだのでいのでしょうか

大和の沖縄へ向けての出撃は正しかった決断だったのでしょうか

No.2 回答者： hnom_mmym 回答日時： 2010/11/30 21:13

すでに出撃してもしなくても結果は同じです。

温存しても敗戦必至です。
軍令部も、出撃した第２艦隊も作戦成功の可能性はほぼ０とわかっていたと思います。


もちろん、作戦を告げられた時は、第二艦隊司令伊藤中将は作戦が成功するはずがないと
反論しましたが、「一億総特攻のさきがけ」と言われ、了承しました。


航空支援もなしに作戦成功の可能性はほぼ０ではありますが、
既に沖縄に上陸されている状況では、軍人として、日本国内が戦火に晒されている以上、
出撃の行動に意味があったのではないでしょうか？
その為、一億総特攻のさきがけと云う言葉に最後は了承したのではないでしょうか？


沖縄への出撃への判断が正しいかどうかは、作戦の成否で見れば決断は間違いでしょう。

ただ、撃沈の可能性大の中、沖縄奪還の為出撃していった第二艦隊は非常に感慨深く
まさに「一億総特攻のさきがけ」となってしまいましたが、戦火の中にいる沖縄住民や
出撃した第二艦隊を考えれば、出撃は間違いだっとは個人的には言えません。
（安っぽくてすいません…（ー人ー）

No.1 回答者： E-1077 回答日時： 2010/11/30 19:14

　もしも大和が沖縄に上陸して米軍の本土決戦を阻止出来たならまた歴史は変わっていたでしょうね。

少なくとも民間人の犠牲はずっと少ないと推測出来ます。

　しかし当時はすでに「死に体」ですから、あまり有効な手段ではなかったでしょうが、他に方法もなかったのかもしれません。大和のほかの軍艦もありますが、米軍は海よりも空の戦いを中心にしていたのですから、勝てなかったでしょう。

　戦争そのものが間違っているのですから、今さら「たられば」を論議するのは無駄なこと。