人生最悪の忘れ物

栗田中将の謎のUターンの説は多くあります。Uターン作成決行しなかったにもかかわらず、
なぜレイテ海戦の功績が評価されるのかが疑問です。
レイテ湾突入でも結局は敗戦ですが、米軍に大打撃を加えたはず。
あの時は、みな玉砕覚悟の時代、武蔵は大和を守って撃沈。
情報が無くても、作成通り突っ込むべき。
時代を考えればおかしい。生還したのだから、軍事法廷レベルでしょう。

A 回答 (5件)

私の知る限り、栗田提督の反転の決断を批判する意見は多く聞きますが、評価する意見はほとんど見たり聞いたりすることはありませんね。

せいぜい、「北方に有力な艦隊があると勘違いしてそちらに向かった」というのがギリギリ肯定的な意見でしょうか。

栗田艦隊は、サマール沖海戦で大和、武蔵を始めとする圧倒的な戦力を持ちながら、護衛空母と駆逐艦というゴミみたいな相手にまんまと阻止されています。本来であるなら鎧袖一触、瞬く間に殲滅してもおかしくない相手です。それにあれほど苦労しているのですから、はたして「米軍に大打撃」が与えられたかはなはだ疑問です。もう当時日本軍には経験豊富なベテランがほとんど失われていたのです。

>情報が無くても、作成(作戦?)通り突っ込むべき

これを行ったのが、スリガオ海峡に突入した西村艦隊です。情報が交錯し、連携が全く不可能な状態でしたが日本海軍が最も得意とした夜戦を狙ってスリガオ海峡に突入しました。
結果、オルデンドルフ艦隊の待ち伏せを受けました。結果は文字通りの米海軍の完勝です。鎧袖一触されたのはこっちでした。もう夜戦ですら日本海軍は勝ち目がなかったのです。

・護衛空母と駆逐艦に戦艦が阻止された
・日本海軍が最も自信を持っていた夜戦でさえワンサイドゲームであった

という事実を考えると、もう当時の日本海軍では米軍に有効な打撃を与えることはほぼ不可能であったと考えるべきでしょう。小沢空母艦隊も、単なる「囮」としての役割しか果たせませんでした。米軍に打撃を与えたのはこの作戦のときから始まった「特攻攻撃」だけです。その特攻でさえ、米海軍の最新鋭空母エセックス級を撃沈することはできませんでした。実戦のノウハウがふんだんにつぎ込まれたエセックス級は20隻くらい作られたのに、とうとう一隻も沈められることはありませんでした。

>あの時は、みな玉砕覚悟の時代

そのたいそう立派なお覚悟のおかげで、大勢の人が無駄死にしました。戦艦大和の乗組員がその典型でしょう。沖縄にたどり着ける目星も全くなく、「みんな死ぬから」という理由で精神的な意味合いは別ににして無意味な出撃をしました。戦艦大和に給油したせいで、中国、朝鮮から本土に送られるはずの食料は送られませんでした(輸送船に割り当てられていた重油が大和に回された。補給を担当していた大井篤氏はそれを聞いて「何が決戦だ。バカヤロウ」といったとか)。
戦艦大和の乗組員の方々が生き残っていれば、どれだけ戦後の復興に活躍されたのか、そしてどれだけの人数の妻や母や子供の悲しみが減ったのかを考えれば・・・
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この回答へのお礼

貴殿の回答が参考になりました。また、他の方のご意見も考慮して歴史検証してみます。

お礼日時:2010/06/06 17:30

 質問者は


>なぜレイテ海戦の功績が評価されるのかが疑問です。
 と書かれていますが、「功績が評価された」と記述された資料を見た事がありません。よろしければそのように記述された資料を教えていただけますでしょうか。

>米軍に大打撃を加えたはず。
 これにつきましては、否定的な見解を持ちます。レイテ湾にいたのがアメリカ艦隊の全てなら成り立ちますが、当時そこにいたのは一部に過ぎません。仮にそれを全滅させても、大半は残るのですから、大打撃という主張にはなりません。

>生還したのだから、軍事法廷レベルでしょう。
 これはあなたが間違っていると言えます。
 生還するなという命令はありませんでしたので、生還は命令違反でありません。違反していないのに裁かれる事はおかしな事です。
 戦艦大和が沖縄へ行く時も、生還するなという命令はありません。片道分の燃料と言われていますが、実際は往復分搭載されました。
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>時代を考えればおかしい。

生還したのだから、軍事法廷レベルでしょう。

ミッドウェイー海戦の敗北の将 南雲さん更迭もされず次回のサンタクルーズ海戦まで
仕事させてもらってますが
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83% …
ミッドウエイ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E5%A4%AA% …
サンタクルーズ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3% …
インパール作戦で無能な司令官のおかげで更迭された将官はたくさんいますが
質問者はインパール作戦をどのように考えですか
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>栗田中将の謎のUターンの説は多くあります。

Uターン作成決行しなかったにもかかわらず、
なぜレイテ海戦の功績が評価されるのかが疑問です。

当時の判断として、米機動部隊の一つを撃破したとされているのですから評価されない方がおかしいでしょう。

>レイテ湾突入でも結局は敗戦ですが、米軍に大打撃を加えたはず。
「はず」ってそれは単なる質問者さんの希望でしかありませんよね。

>生還したのだから、軍事法廷レベルでしょう。
作戦要領には生還を禁止する事項はありませんし、そもそも第二艦隊は命令違反を犯してはいませんが、それにも関わらず生還したら軍事法廷レベルとは怖いですね。
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>なぜレイテ海戦の功績が評価されるのかが疑問です。


 私の知るところでは、この会戦で日本側、ましてや栗田中将の功績が高く評価されているのは見たことがないですが・・・。

>作成(作戦?)突っ込むべき。生還したのだから、軍事法廷レベルでしょう。
 いえ、途中で敵主力(空母群ですね)を発見したらそっちを相手にしていい、って許可を連合艦隊司令部からもらってましたので、Uターンは軍機違反でも敵前逃亡でもありません。結果的にそれがオオマチガイだったというだけで。

 あなたのお気持ちはとても理解できますけどね。
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