
当方、土木設計を生業としていますが、建築の方は少々疎いので、そちらを専門にされている方にお伺いします。
現在、設計を進めている道路で、縦横断計画をしているのですが、沿道にある建物の外壁と道路用地境界との離隔が30cmほどしかありません。そのような状況で、計画している道路の高さから標準的な両勾配で横断を設定すると、道路の端部で建物のGLと思われる高さから15~16cmほど段差がついてしまいます。(添付図参照 赤いラインが道路の計画横断)
このような場合本来であれば、建物のGLに合わせて道路の高さを設定すればよいのですが、その建物のはす向かいに新築の家屋があり、そちらの道路に面した駐車場(真新しいコンクリート舗装済み)の高さが低いため、計画する道路はそちらに合わせざるを得ません。
問題の建物は、平屋の店舗専用で、おそらく基礎形式は布基礎かと思います。現況は、道路面までアスファルトですりつけています。すり付け幅は約75cmで、道路用地にやや食い込んでいます。
このような場合、建物から30cm離れていれば、GLより多少下がっていても、基礎の根入れに問題はないのでしょうか? ある様であれば、道路の横断勾配を片勾配にするなどの対策が必要になるので、その当たりを含めた役所との協議が必要になります。
お詳しい方のご意見をお願いいたします。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
身体を壊して辞めてしまいましたが、建築設計と土木設計の両方に関わりました。
地域の凍結深度の関係で根入れ深さが違いますし、布基礎の形状そのものが逆T字型ですので、土の中で最低でも壁から最低でも17センチほど出っ張っています。
大丈夫かと言われれば、土の中では実質13センチほどしかないという状態なのだと頭に入れておいてください。
側溝で基礎より下に掘る場合、完全に引っ掛かります。
もし、土間のような基礎のこと「布基礎」とおっしゃっているのでしたら、それはベタ基礎の方ですので、そちらばでっぱりもなく、多少掘り下げても埋戻しをきちんとしていれば問題ないと思います。
似たような状況で取った対策は
・店舗までの取り付け道路が、基準にのっとった形ですりつけられるのなら、取付道路で。
10%勾配のまますりつけることになるのでしたら、取付道路部分が延びる形になります。(駐車場が狭くなる)
・#1さんの補足にある、高い方の建物に対して縁石で補正。駐車場の乗り入れ部分を低頭型の縁石とする。
のどちらかでした。
商品の搬入に使っていたらしい駐車場も来客用に使用しているのであれば、補足の2番の方法を良く使っていました。
取付道路の方法だと、駐車場が狭くなってしまうので、店舗所有者とお話しした上で許可をもらう必要も出てくるでしょう。
将来的に道路拡張(片側1車線の物を片側2車線にするなどの)予定があって片勾配ならよくやりましたが、建物の基礎に関しては、そういう感じなので、それを踏まえてお役所の方と協議した方が良いと思います。
つたない経験からですが、ご参考になれば。(現役には敵いませんので^^;)
お礼が遅くなって申し訳ございません。
外観からは布基礎かべた基礎かの判別は難しいかと思います。
ただ、GLと思われる位置から外壁材が取り付けられている位置までの高さが50~60cm程あるので、べた基礎ではないような気がします。
店舗の来客用駐車場は、別のお礼にも記したように、今回改良する予定の道路とは別の道路に面した側にあって、そちら側と今回の道路との高低差はあまりありません。あくまでも、建物本体と道路との関係で、出入り口もありませんから人の動線も考える必要はないです。
裏の駐車場も店舗の関係者しか利用しません(表の駐車場の方が圧倒的に広く、出入りもし易いので)。
また、将来的な拡幅もありません。ここだけ拡幅してもその先が無理なので。
先日役所の担当者と協議して、この区間については片勾配とすることで決定しました。建物への影響や、路面に流入してくる排水量が少ないことから、L型側溝でも問題ないだろうという事でした。
たかだか幅員4mの生活道路で、そこまでシビアに考える必要もなかろうと。
色々ご意見ありがとうございました。
PS.結局画像のエンコードは出来ませんでした。原因不明・・・
No.1
- 回答日時:
(すみませんが、添付図面を見る事ができません)
実際のところ調査してみないと判りませんが、
お住まいの地域にも依りますが、基礎下の深さは建築基準法により
GL-12cm以上(地盤の凍結深度よりさげる)となっています
一般的には20cm程度は掘るでしょうから、基礎下が見えてくるような事はないと思います。
しかし、15cm掘り下げると、凍結深度以下でなくなり違反建築物になる恐れがあります
(実際に地面が凍って建物が持ち上がっちゃったら大変だ)
それに、店舗という事で外観や乗り入れの段差が気になります
30cmの奥行きで15cm上がるのは、スロープとしてはきつ過ぎるでしょう
この回答への補足
画像データがうまくエンコードされず、添付できないみたいです。
設問にも書きましたが、建物の基礎はおそらく布基礎なので、基準通りに施工していれば根入れは24cm以上あるかと思います(12cmというのはべた基礎の場合だった、と記憶していますが)。
標高が低いので、凍結深の心配はあまりないかと思いますが、側溝の床堀で計画高さより深さで50cm程度を幅30cmは掘るので、おそらく基礎下まで行くかと思います。埋戻で本来の根入れは確保されるかとは思いますが、それで十分な効果が維持できるかどうかが懸念している点です。
ちなみに、今回の計画道路側には店舗の出入り口などはありません。店舗の敷地は国道との角地になっていて、来客用の駐車場などは国道側にあります。そちら側は十分な緩勾配が確保されているので、問題はありません(今回の道路計画とは直接影響しません)。
ただ、店舗の裏手にある駐車場(おそらくかつては商品の搬入などに使われていたと思われる)は現在でも10%ほどの勾配で道路にとりついていますが、今回の道路の高さが現況より下がるため、このままではすり付け勾配が12~15%は必要となります。
当方としての対策は、
1.片勾配とすることですりつけ高さを現況とほぼ同じとする。
2.民地側に縁石などを設置して構造物で段差を解消する。駐車場への乗り入れ部は低頭型の縁石(12-17cm)を使用する。
の2案を考えています。工事費なども考慮すると、1案が有効かと思うのですが、役所は基本的に両勾配で、といっているので受け入れられるかどうか判らない状況です。
道路の幅員は4mしかないし、平面線形も緩い曲線に近い状態(店舗は曲線の外側)なので、片勾配でも違和感はないかと思うのですが・・・
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