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着地するときの膝がいつも曲がってしまうんですが
それをまっすぐに直す方法は何かありませんか?
陸上の長距離です。

A 回答 (1件)

そうですか。

長距離走でしたか。では、こちらでも、お付き合い致します。
長距離走での着地で膝が曲がるのを、監督(コーチ)に指摘されているのでしょうね。
多分、そうおっしゃる監督(コーチ)さんは、ヒール・カップ・ストライキング(踵着地)の支持者なのでしょうね。短距離は、つま先着地だが、長距離の常識は踵着地である故に、膝は伸びているべきであるという理論なのでしょうね。で、貴方は、こういう旧来の理論に反して、おそらく、フォアフット(つま先)ランディングで、よって、膝は若干曲がってしまう、と。これが私の推測です。

しかし、このフォアフット走法は、近年、俄かに注目されていて、トラックでの長距離選手の一流どころは、みな、フォアフットになっているようですね。路上の駅伝とかマラソンでないトラックでの長距離ならば、短距離選手と同じ走法で走り切ってしまおうという理屈ですね。

ですが、正確に言いますと、100M走の選手の踵はトラック面に決して触れませんが、長距離走のフォアフット走法選手の踵はトラック面に一瞬触れているのではないかと思われるまで、一端下りてきます。つま先で接地した次の瞬間、一遍、踵に体重が戻ります。しかし、最小限のSScというものは働きます。SSCは短距離走選手の専有物と思われていたのですが、これを長距離にも利用しようというのがフォアフット走法なのです。

因みに、SSC(ストレッチ・ショートニング・サイクル)というのは、主に伸張反射を利用しようというものでして、つまり、筋・腱というのは一瞬、急激に伸ばされると、即座に縮もうとするのを利用しています。丁度、立ち幅跳びの時、踵を一端上げて、それから踵をやや落としつつ、膝・股関節を曲げて反動を利用して遠くに跳ぶのと理屈は同じです。アキレス腱とそれに付着するヒラメ筋、ヒフク筋が、つま先着地した瞬間に(急激に踵側に体重が掛かって)伸ばされまして、そして、それに反発して一気に縮もうとするわけです。そういう仕組みを短距離走では利用してきたのです。これが、長距離でも導入され始めたと言って良いわけです。

ですので、フォアフット走法の一流選手は、つま先着地後に踵全体を落とすのではなく、土踏まずに接する個所までの踵接地などと表現します。sscを全面的に用いるには、長距離には無理があるわけで、それで、踵前部までを短距離走選手より落とす形に修正しているのですね。そして、つま先着地は、踵着地よりも衝撃が少ない分、膝や腰の故障が少ないということになっていますし、踵着地で膝を伸ばすことに専心すると重心よりかなり前に踵が下りて、それがブレーキになってしまいます。一方、フォアフットでは、おそらく、股関節の真下に着地出来ている筈で、これは、ブレーキには絶対にならない長距離での理想形であるのです。

いずれにせよ、是非、監督が膝を伸ばせというのならば、つま先を充分に浮かせての「踵着地」を強調してみるというのが解決策なのでしょうが、もし、貴方が、そうとは知らずに昨今流行のフォフット走法の長距離走者だった場合、ちょっと残念なことになります。でも、ご判断は、貴方次第ですね。
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この回答へのお礼

またまた返信ありがとうございます。
私は大学生で陸上をしているんですが
指導者は特にいなく友達から福島大学の川本監督の「ポン・ピュン・ラン」を勧められ
今その走法を参考にしています。
そこには「膝が曲がっていては地面からの反発がこない」と書いてあったんですが
前に試合に出たときの写真があって
その写真で自分の膝が曲がってたので今回聞いてみました。
フォアフットは全然意識してませんね(笑)
確かにつま先が一番初めについているとは思うんですが・・・

詳しくありがとうございました。
また色々と調べてみようと思います。

お礼日時:2011/01/12 09:07

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