プロが教えるわが家の防犯対策術!

はじめまして。先日某サーキットにて高速ウィリー(100km~120km)の着地にてハンドルが暴れだし制御不能になってしまい、ハイサイドの様な振り落とされかたで転倒してしまいました。股の下で暴れだす俗にいうタコ踊り状態でした。
もっと状況を細かく説明しますと、1速パワーリフトのち、3速で安定状態に持っていくためウィリー角を増したところでマシンがゆっくり振り子のようなふらつき挙動が発生したのでスロットルOFFにて着地したときに制御不能になりました。
ユーチューブ動画でバイククラッシュ動画などでよく見かける挙動とまるっきり同じだったと思います。ウィリー着地時に多く見られ、旋回中に発生している例もありました。
ご一緒していたプロライダーのかたはウォブル現象とかアドバイスしてくれたのですが、いまいち理解できませんでした。この現象のメカニズムと対策をご存知でしたら教えていただけませんでしょうか。
宜しくお願い致します。

A 回答 (1件)

>ご一緒していたプロライダーのかたはウォブル現象とかアドバイスしてくれたのですが、いまいち理解できませんでした。



とのことですが、多分その方は振られ全般を「ウォブル」と表現なさったのでしょう。

まず、ハンドル周りが振れることをシミーと言い、その中で周期が短い(1Hz以上)のものをフラッターと表現したりします。

貴兄の転倒は、まずフラッターが始まり、それでブレーキが掛かってしまって後輪の滑りを誘発して転倒に至ったものと見受けられます。

フラッターは、どんなバイクでも大なり小なり起こるもので、これはキャスターとトレールがある限り免れないものです。
一般的にはターン(コーナー)での引き起こしのとき、加速が鋭いと前輪の荷重が減り、フラフラとハンドルが振れますよね?
これの延長線にある現象です。

事務椅子や、スーパーのカートにキャスター車が付いているでしょう?
それを速い速度で押して見れば、キャスター車が鋭く振れます。
そしてその振れで、ブレーキが掛かります。(押す抵抗が非常に増える)
これも同じ現象です。

難しい言葉で表現すると、「舵の復元力と、舵軸周りの慣性モーメントの共振」ということになります。

キャスターが小さく、トレールが大きいバイクほど起こりやすい傾向があります。
すなわち、OFF車よりSSのが起こりやすいということです。

>高速ウィリー(100km~120km)の着地にて

とのことですが、多分接地したときは90km/hくらいまで下がっていたのでは?
80~120km/h付近が起こりやすいですね。

また、フラッターから誘発される車体全体の振られは、車体剛性に関わりますので、SSよりネイキッドのほうが振られがひどい傾向があります。

対策は、バイク側では、前上げ/後下げが、一般的に有効です。
また、ステアリングダンパーの装着/減衰上げも一般的です。
しかし、根本的な対策ではないですし、傾向が減るだけで起こらないわけではありません。

むしろ、乗り方で制御すべきものであると、小生は思っています。
まず、前輪の落とし方です。
比較的低速(~60km/h)であれば、「ドスン」と落としても平気ですが、それ以上のときはゆっくり落とすことが大切です。

難しく考えなくても、着地の寸前にもう一回全力加速すれば、前輪の荷重は抜けますので、フラッターは起きても緩やかなものなのですぐに収まります。

前輪の振れ(フラッターなど)だけで転倒にまで発展することはなく、その振れでブレーキが掛かり、前輪に荷重が移ることで後輪や車体全体の振れとなって転倒するわけですから、ブレーキに負けない加速をしていれば大丈夫というリクツです。
(でも、振れがヒドイと、スロットルを開ける操作が不能ですよね。なので鋭く振られないような運転が必要と言うパラドックス)
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