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再登録前に何度か質問しましたが、今一つ分からないので改めて聞きます。

MDのライバルとして登場したDCCは、早い段階で消え去ってしまいましたが、本当に生き残るすべはなかったのでしょうか?
DCCはアナログカセットとの互換性を重視したのが売りでした。MDはカセットではできないランダムアクセスは文字入力などが特徴でカセットを置き換えていき、MP3プレーヤーはMD以上の大容量でメディアチェンジの手間要らず、転送もより高速とあってMDを置き換えていっただけに、MDも受け入れないような世代がカセットを受け入れるのは難しいとは思いますが、高齢層ではカセットもまだ需要があるようです。

DCCは、MDに勝つのは難しかったにしても、ニッチ市場として生き残ることも難しかったのでしょうか?

A 回答 (12件中1~10件)

まず掲示板的な問答を繰り返してしまう事をお許しください。



>DCC等ではレコード業界の反発を恐れて音声圧縮をしたのでは

これは間違いでしょう。
何故ならMD、DCCが出る以前から、既に44.1kHz入力が可能、つまり
無劣化でCDから直接デジタルダビング可能なDATは出ていましたから。

反発どころか、SCMSという取り決めによってレコード業界から
「1回だけならば、CDから無劣化ダビングをしてもよい」
という合意が得られていました。

>音声圧縮がレコード業界と妥協して生まれたものだ

従って、これも違います。
SCMSにより機器メーカー(ひいては消費者)がレコード業界に対して
妥協したのは「1回のみ可能」という回数制限だけで
後期DATの時点でCDからの無劣化ダビングを勝ち取っています。
当時ヒットしたポータブルDATのTCD-D3に、
CDからダビングをされた方も多いでしょう(私もそうでした)

音声圧縮が出てきたのはその後の話です。
機器メーカーやレコード業界が消費者に音声圧縮を押し付けたのではなく、
多くの消費者が、無劣化だが不便なテープメディアのDATより
圧縮音楽だが利便なディスクメディアのMDを選んだのです。

つまり「多くの人にとって音質は十分に足りている。足りないのは利便性や操作性だ」
という事に気付く事が出来たMDが、多くの消費者の支持を得て
「オーディオは音質こそが最重要だ」だと思い込んでしまったDATや
「オーディオは互換性こそが重要だ」だと思い込んでしまったDCCが
多くの消費者の支持を得られずに結果的に衰退していっただけの話です。
ハイエンドであるがゆえにDATはマニア層にニッチとして生き残れましたが
それすら持っていなかったDCCは「実は最初から負けていた」のかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

その本では、レコード業界が機器メーカーに音声圧縮を押し付けた様な事が書かれておりました。事実、無劣化でCDから直接デジタルダビング可能なDATも、一時盛り返したもののその後再び失速しています。
結局、一般大衆から「レコード業界が機器メーカーに音声圧縮を押し付けた」と誤解されれば、「1回だけならば、CDからデジタルダビングをしてもよい」というルールであっても、誤解を解くのは難しいということです。

「DCC等ではレコード業界の反発を恐れて音声圧縮をしたのでは」・「音声圧縮がレコード業界と妥協して生まれたものだ」というのは、真っ赤な嘘であったとしても、それを知らない消費者はそうとらえる恐れがあったというわけです。

お礼日時:2011/03/06 14:23

>結局、一般大衆から「レコード業界が機器メーカーに音声圧縮を押し付けた」と誤解されれば・・・



ここの音声や映像に関する質問を見れば解るのですが、今でもかなりの人が圧縮とは単にデータの容量を減らしているだけ(Zip等に圧縮と同じ)の様に思い込んでいます。
MP3ファイルをWAVにすれば音質が戻るのかと言う質問も結構見かけるのがその良い例でしょう。
最近になってiPod等でムービーや音楽を持ち歩いたり、自分でYouTubeに動画をアップする様になってやっと圧縮すると劣化すると言うのが認識され始めた感じです。
つまり当時の「一般大衆」には「圧縮」と言う概念すらなかった様に思います。

>>DATよりも早く出ていればその可能性はあったかもしれません。
>それは言えてますね。

前回も書きましたが、架空戦記で歴史を語るのが目的ですか?
これだと「VHSより録画時間が長ければBetaの方が勝っていた。」とか、「もう少し小さければLDはもっと普及していた」とか言うようなものでしょ?
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

架空戦記のつもりはありませんが、メディアのこれからを語る際に重要になると思いますね。
「VHSより録画時間が長ければBetaの方が勝っていた」というのが本当であれば、今後ポストBDが出た際に規格争いが起きても、録画時間の長さがものを言うのは間違いないと思います。

お礼日時:2011/03/06 20:45

少々誤認されているようなので補足します。



>DATはあまりの高音質のためレコード業界から
>「こんなものが出たら違法コピーが巷にあふれる」と反発が起き、
>結果低音質化して発売された経緯がありました。

最初の民生用DATは、44.1kHzの入力及び録音が出来ませんでした。
それは「それを許せばCDの無劣化コピーが無限に作れてしまう」
というレコード会社からのクレームに因るものです。
確かに市場に海賊版が横行するであろうは目に見えています。
つまり「高音質」が問題だったのではなく
「44.1kHzデジタル入力」がレコード会社に問題視されたのです。
従ってこの場合「低音質化」したわけではなく
(むしろ48kHzで録音できますから44.1kHzよりは高音質化したと言っても良いでしょう)
CDからデジタルダビングが出来ないようにして発売したわけなのです。
(アナログ入力のみ ≒ 低音質という意味なのかもしれませんが)
その後44.1kHz録音が可能になりましたがアナログ入力に限られていましたので
やはりCDからのデジタルダビングは不可能でした。
しかしCDからデジタルダビング出来ないものがユーザに
受け入れられるはずもなく、案の定売れませんでした。

そこで、44.1kHzデジタル入力を許す代わりに、無限にコピーが
作れないようにSCMSという制御システムを導入して
44.1kHzデジタル入力可能なDATが発売され、売れるようになりました。
SCMSはMDにも導入されました。CDからのデジタルダビングとの引き換えですね。

>CDの普及が遅れた東南アジアなどでは、
>アナログとの互換性が重要視されるという予測もありましたが

そもそも録音や録画といったニーズが強いのは主に日本です。
海外では再生専用機が売れ筋です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

「低音質化=44.1KHzデジタルダビング不可」という意味で記載しておりました。
つまり、DATは「CDからデジタルダビングできない→音質の劣化が否めないまがい物→売れない」というスパイラルが発生したことで、DCC等ではレコード業界の反発を恐れて音声圧縮をしたのではという推測があり、音声圧縮がレコード業界と妥協して生まれたものだと消費者が勘づけば、MD・DCCいずれも普及せずに消えていく可能性さえありました。そうなれば当然その後のMP3・WMA・AACおよびそれらを使ったiPod等の普及もなかった可能性があります。

>海外では再生専用機が売れ筋です
途上国では、CDソフトではなくDCCソフトが売れるのではという予測もありました。CDはマスタープレス機の設置に相当な費用がかかり、日本ですらプレス機のあるレコード会社が4社のみでした(1993年1月時点)。そういったものを途上国のレコード会社が設置できるはずがないため、同じ再生専用でも量産体制確立に多大なコストがかかるCDやMDよりも、ディスクメディアと比べれば低予算なDCCが、途上国では主役になるかもといわれていました。
また、CDやMDのランダムアクセス機能は途上国ではメリットが理解されず、アナログカセットのデメリットも日本ほど痛感していないという事情もありました。

お礼日時:2011/03/05 10:34

DCCはカセットの互換性だけが他の録音メディアに優った点でしたが、


PCやゲーム機などのソフトと違い
アナログダビングしてもさほど価値は落ちないため
互換性はさほどの武器にはなりませんでした。
むしろアナログメディアは再生の度に劣化していきますので
早いうちにデジタルメディアにダビングし、
その後はデジタルコピーで物理的な劣化を抑えた方が
都合がいい場合もあるでしょう(ゼネラルオーディオなら特に)

DCCは対MDでは負けましたが、対テープメディアだけを見ても、
上にはDAT、下にはゼネラルオーディオのカセットがあります。
この両者に挟まれて隙間(ニッチ)は相当狭いものとなります。

すべはなかったか?と言われれば、非現実的な答えでよければ
1.DATより先に製品を出して、先に普及させてしまう。
2.徹底的に安く小さくして、カセット機器をリプレースする。
のどちらかが出来たのであれば、その後の国内DATもしくは
カセット市場程度には生き残れたかのもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
DATはあまりの高音質のためレコード業界から「こんなものが出たら違法コピーが巷にあふれる」と反発が起き、結果低音質化して発売された経緯がありました。
また、CDの普及が遅れた東南アジアなどでは、アナログとの互換性が重要視されるという予測もありましたが…

お礼日時:2011/03/03 23:04

タラレバやもしもを語ったところで何の意味も無いような気がします。



>本当に生き残るすべはなかったのでしょうか?

逆に言えばその術が無かったからニッチマーケットにすら生き残らなかったのです。
DCCを別の角度から表現するなら「DATより音質が劣り、カセットテープ並の不便さで尚且つカセットテープより高い、製造メーカーが少なく選択肢が限られ、一般の認知度は非常に低い。」とマイナス要素満載で、良いところが殆ど無かったからです。

一連の質問は仮想戦記を読んで歴史を語るようなものだと思うのですけどね。
思考実験的な事なら面白いとは思いますが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
DATは音質がいいため、レコード業界が海賊版の発生を懸念してアンチDATになってしまったという経緯がありました。

お礼日時:2011/03/02 21:48

>DCCは登場が早かったら、生き残る余地はあったのでしょうか?


DATよりも早く出ていればその可能性はあったかもしれません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
それは言えてますね。

お礼日時:2011/03/02 21:46

DCCが登場した頃はようやくCDも普及し、そのデジタルならではの高音質を記録する媒体・機器に期待が高まりました。

当然、生録音にしても然りです。

DATはすでにありました。確かに文句なしの高音質ですが、そもそもプロ・ユースというか日常的に家庭で使うにはマニア向け過ぎて今ひとつ普及しないし、MDも時同じくしてライバル・メーカーから出ましたが取扱は容易でも肝心な音が圧縮方式のためイマイチでマニアからは軽んじられていました。

CDレコーダーが登場・普及するまで今しばらく時間がかかりましたし・・・当時はカセットテープがまだまだ主流だったのですね。そこに目をつけて今迄のカセットと互換性を持ちながら高音質デジタル録音専用のカセット=DCCの登場となったのですね。
カセットの本家本元フィリップスが松下電器と共同開発しました。尚、日本ビクターも松下系列ですので参入。今から思えばあの、VHS VS ベータに勝利した件(くだん)の国内メーカーが二匹目のドジョウを狙ったのかも・・・

当時、私もDCCに強く惹かれた一人です。デジタルなのでカセットよりも格段に音がいいし(その音は当時のCDプレーヤーのようにデジタル臭さが無く、ダイナミックレンジとヌケの良さに加えてアナログレコードの音を彷彿とさせる柔らかさもある)、何よりそれまで録り貯めた膨大な量のカセットテープも再生できるのがいい。また、フィリップス、グラモフォンなどからクラシックのミュージックDCCテープ(超一流演奏家が揃っていた!)が販売されていたのも魅力的でした。

そんなわけでDCCデッキ(松下製)とポータブルDCC録再プレーヤー(PHILIPS:DCC170)を購入しました。
ライバルのMDに何としても勝って市場でどんどん普及して欲しいと望んでいましたがあっという間にMDに抜かれましたね。魅力的なDCCソフトもやがてオーディオ店・CDショップから完全に消えました。

応援していたのは事実ですが、心の片隅ではその昔わずかな間登場して消えた「エル・カセット」を思い出したのも正直なところ否めませんが・・・汗

結果的にご質問者さんも仰せの様にニッチ市場的に限られたマニア用として、或いはミュージアム・アイテムとして(オーディオ史にこんなものもあった)リスニング・ルームの隅っこに置かれる貴重な資料なのかも知れませんね。現に、我が家にも永久保管品?として大切にしまってあります・・・笑
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

DCCはMDよりもメディア代が安かった時期もあり、しかもMDはディスク価格がここまで安くなる可能性は低いという予測まであっただけに、細々と生き残るすべはあったと思うんですけどね…
PASCもDAPでは採用例がないですね…

お礼日時:2011/02/27 23:46

私もフィリップスのDCCを使ってました。


据え置き型を一台とポータブルのとで、両方使ったものです。
参入したメーカーとしては、フィリップスの他に松下電器とビクターもありましたから、ソニーのMDに敗れることはないだろうと思ってたくらいです。カセットテープとの互換性もありましたし。
結果としては、MDより先に消えてしまったわけですが、発売された時期も良くなかったと思います。バブル経済もはじけて景気が悪くなった頃でしたから。景気の良い頃に発売されたなら、もっとましだったんではないかと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
時期も悪かったのですか…CDの操作性の良さをあまり理解していない時代なら、売れたかもしれませんね…

お礼日時:2011/02/27 23:26

出るのが遅かったのと音質的に成熟できなかった、


実際に販売し続けたメーカーが少なかったのが問題でした。
多くのメーカーから出れば手も出しやすいですがメーカーが少ないとテープも安くなりませんからね。
DATよりも先に出ていれば判らなかったかもしれませんが
ほとんどの面でDATよりも劣っていたのは致命的でした。

いちよう、このような解説もあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%B8% …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
DCCは登場が早かったら、生き残る余地はあったのでしょうか?

お礼日時:2011/02/27 23:25

 そんなのありましたね・・・・


 高級オーデオ店では店頭にすら並ばないほど音が悪い
 DCC RS-DC10(定価135,000円) VS SONY TC-K555ESII、当時の定価99,800円
 圧倒的に安く 音質の良い SONY TC-K555 シリーズの圧勝


 ですので殆ど需要が無かったのが実態ですね


 それにナカミチの中堅カセットデッキ買えますし・・・・
 買うのならばTC-K777ESIIがありますが、こちらは168,000円
 みなさんこれを買いますね 又はナカミチ


 ソニーとナカミチ たまーに テアック 
 このメーカ以外マニアは買わないし


 値段高いだけで一般人も買いません


 売れないから 消える運命になった


 レーザデスク VS VHD (国までついた)
 しかしマニアはレーザデスク でついに勝利

 VSH VS β マニアは映像が良いのでβ指示

 で生き残った 家電とは別


 マニア買わない商品 値段高いだけ は消えるだけ
 


 
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
DCCは、アナログカセットより音質が落ちる場合もあるということでしょうか?

お礼日時:2011/02/27 23:25

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