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はじめまして。
質問させて頂きます。

なぜチェルノブイリは10日で収束できたのに対し、
福島では現在も放射性物質を垂れ流しなのでしょうか?
その違いも教えて頂きたいです。
自分でも調べましたが、分かったような、分からないような・・・。
チェルノブイリでは冷却がなぜそんなに素早くできたのでしょうか?
(冷却してからコンクリートで埋めなければ、コンクリートが溶けてしまい危険な状態になるのですよね?)
共産主義の成し得た技なのですか?
原子炉の構造の違いでしょうか?
それとも、原因は違うところにあるのでしょうか?

色々質問してしまい申し訳ありませんが、よろしくお願い致します。

A 回答 (8件)

まず、収束といっても石棺は応急処置でしかありません。



石棺が完成すれば周囲への飛散量は格段に減りますが、
それでもそれなりの量の放射線は出続けます。


それがたった10日で出来たのは共産主義のなしえた技でもあるし、
これだけ長期化してるのは民主党のやる気のなさがなしえた技です。


チェルノブイリでは事態収束のために雇われた人間が合計86万人。
しかもほとんどすべてが被曝制限の無い作業でした。

日本ではほとんどすべて民間企業の東電任せなので、
毎日数十人のバイトが被曝制限の範囲内で働いてるというレベル。

だから敷地内のがれきの除去すらいまだに終わっていません。


>(冷却してからコンクリートで埋めなければ、コンクリートが溶けてしまい危険な状態になるのですよね?)

そんなことはないです。

石棺というのは要するに建屋を作るのと同じ。
原子炉に直接コンクリートをぶっかけるわけではありません。
コンクリートで囲って放射線の飛散を抑えるのです。

本当ならすぐにでも作りたい所です。


しかし当然ながらそんな巨大な建築物を造るにはかなりの時間と人が必要です。

前述したように、敷地内ではがれきの除去すら終わってないぐらい人が足りてないのに、
そんな建築物を造るなんて夢のまた夢です。

政府が何らかの協力をしない限りはずっと現状のままでしょう。


特に一号機は完全なメルトダウンをして燃料がほとんど落下しているので、
冷却も出来ないですから石棺しか方法は無いのです。

政府も3月の時点でそれをわかっていたはずなのに、
石棺をしないと言って東電に任せていたからふざけた話です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

細かく丁寧に解説して頂き、ありがとうございました。
謎が解けました。
今まで、直接コンクリートをぶっかけて、そのまわりに石棺を作ったのだと勘違いしていました。恥

86万人が被爆制限無しで・・・・。
凄まじいですね・・・・。

民主党である限り、この放射能汚染は止まらない気がします。
東電と政府の間での非協力的な関係が、この事態を悪化させてしまいましたね・・・。

なんだか怒りが湧いてきました。

管政権は日本を滅ぼそうとしているという風説が、とてもリアルに感じます・・・。

石棺を早く作る流れへいくように、もう祈るしかありません。

ご回答、ありがとうございました!

お礼日時:2011/05/17 22:43

チェルノブイリの場合は全てが大爆発で外に出ている、福島はこれでも外に出た放射性物質等は一部で、大半はまだ中に残っているという違いがあります。



チェルノブイリ→すべてが大爆発。短期間での死者多数。
福島→チェルノブイリと構造上の違いがあり、5重の防護がある。そのため中にまだ大半の放射性物質等が残っている。放射性物質による死者(被曝者ではない)はゼロ(東電の発表を信じるなら、津波時の被害で死者2名、作業中病死で死者1名)しかし長期間かかる。
中に残っている分、なかなか近付けません。

共産主義のなしえた技というのも当っています。
チェルノブイリの場合はソ連のころだったし、多くの作業員に何も知らせずに作業させていたのです。線量計なんて持たせていないでしょうね。だからこそ作業自体は早く進みます。
人権無視もここまでいくとすごいです。。。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

ふむふむ、なるほど。
そうか、核燃料の有無ですね。
チェルノブイリでは全部吹っ飛んでしまったんですね。
それが、黒鉛炉の火災とあいまって、ごうごうと巻き上げられ飛散した・・・・。
考えるだけで恐ろしいですね・・・・。

そんな中、線量計も持たず、何も知らず、
近辺の村で普通に過ごしていた男性達が、急に駆り出され、処理にあてられた、と思うと、
とてつもなく胸が痛くなります・・・。

人海戦術をせずに、どうやってこの惨事を収束させるか、
それはとても難しい事でしょう。

やはり、政府も東電も、初動を誤ってしまったんでしょうね。

今後、人々や自然への被害を最も抑えた形で収束し、
政府が今後の国民へのケアなども万全にする事を祈っています。

ご回答、ありがとうございました!

お礼日時:2011/05/18 23:22

>民主党である限り、この放射能汚染は止まらない気がします



どの政党がリーダーになっても同じですよ

福島は作業員の健康がただちには影響が出ないレベルの被曝量となるように、法律で制限されています
この制限も、二度も核兵器の被害に遭ったことで、詳細で統計学的にも精度の高いデータに基づいており、被曝していなければ10000人中5000人がガンになる確率が、10000人中5001人と僅かにアップする程度

チェルノブイリは、数年で死亡(数日という説もありますが、全ては闇の中)する被曝量の放射能レベルの中を、人海戦術でしのいだだけです

では、日本でも被曝の上限を短期間で明らかな健康被害が現われるレベルに大幅にアップすることをマニュフェストとした政党が現われて、はたして国民が支持しますかね?
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。

全く、その通りですね。
作業員の方々の安全が保たれている事が、現在の原発の対処において唯一心休まる点です。

チェルノブイリで共産主義がやったような恐ろしい人海戦術だけは、二度と、歴史上で起きて欲しくないと思います。

ただ、もし自民党であったならば、
もっと早期に諸外国に対して救援を頼み、
東電に対しても協力的だったのでは?
と考えてしまいました・・・。
でもそれは、今がこうなってしまったから思うのであって、
どの政党であっても、同じだったかもしれませんよね。

色々考えさせられますね・・・。

ご回答、ありがとうございました!

お礼日時:2011/05/18 23:14

訂正




最後の文章は


誰だって後者を選ぶでしょう。 


です
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この回答へのお礼

訂正、確認致しました。

ありがとうございます!

お礼日時:2011/05/18 23:09

石棺は「お手上げ」とは違います。



周囲を放射線から守るための一つの手段です。



放射能は「拡散を防ぐこと」が第一であり、
放射性物質を落ち着かせることは二の次のはずです。

放射性物質がいくら増えてもそれが広く拡散しなければ影響は少ないですから。

逆に、いくら冷却してもだだ漏れの状態では今のように汚染が広がり、
このままでは福島県内のほとんどの土壌は使い物にならなくなってしまいます。



メルトダウンが確認され、水棺は不可能ということで
建屋内に循環冷却システムを作るという計画に変更されましたが、
いったいどうやってあの超高濃度放射線の中にそんなシステムを作るのか疑問です。

それまでにどれだけの期間がかかるかわかりません。

その間もずっと福島県とその周辺には放射性物質が降り注いでいます。



石棺にしておけば、原発周辺を捨てることになっても最小限の被害で済んだのです。



ちなみに、仮に水棺を完成させても原発地域が数年で住めるようになることはあり得ません。
一時期総理も言っていたように、最低でも20年30年は人が住める状態にはなりません。
これはメルトダウンが確認されてないときの発言です。
今なら100年は住めないと言うでしょう。

もうこうなってしまった以上はどうしようもないのです。



だからこそ、石棺を作りもっと多くの人達を守るべきだったのです。



東日本全土で100年規模で放射線に怯え続ける状況

原発地域だけ永久に封鎖する

を天秤にかけたなら、誰だって前者を選ぶでしょう。
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この回答へのお礼

重ねてのご回答、ありがとうございます!

なるほど。
石棺にすれば良かったものの、
政府はなぜ、石棺にしないと言ったのでしょうか?
管政権の行動は、全てが理解しがたいです・・・。
石棺にするだけの人員が集めなかった、高濃度の汚染で近づけなくなってしまった、という事でしょうか・・・。

プルトニウムも、原発から50キロ離れた地点で高濃度で検出されましたし、もう100年は無理なのでしょうね。

管首相が、シートを被せると言っていますが、それもどれ程効果があるのか、また水素爆発などの危険が出るのではないか、と疑問がつきません。

東電も政府も、本当に初動を誤ったと思います・・・。

今後の展開を、うまく収束するよう、祈るような気持ちで、見守っていきたいと思います・・・!

詳しく解説頂き、感謝致します。
ご回答、ありがとうございました!

お礼日時:2011/05/18 23:08

なるほど、


そういうことですか。
しかし、石棺で収束するのは間違いです。
なぜなら石棺は放置しかなく、人間が近寄れない地になってしまうので。

日本は原発を人類の手で事態を収束して
数年後には元通り人が住める地にしたいのです。
だから安易な「お手上げ」はしないのです。
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この回答へのお礼

重ねてのご回答、ありがとうございます!

石棺で収束すれば、確かに立ち入れなくなってしまいますね。
現在のチェルノブイリが、そうですものね・・・。

数年後には元通り人が住める土地にしたい、
だから安易なお手上げはしない。
なるほど・・・・。

gadovoa様のような意見は初めて拝見しましたので、目からウロコでした。
そうであれば東電の現在一生懸命対応にあたっている作業員の方達に、もっとエールを送ろうと思います。
人類の英知を集結させ、最も良い形で収束するよう、祈ります!

色んな意見が聞けて、とても勉強になり、
質問して良かったと思いました。

ご回答、ありがとうございました!

お礼日時:2011/05/17 23:29

核被爆国である日本以外の国々では放射能の危険性が一般に認識されておらず(せいぜいが生物が巨大化するというSFまがいの間違った知識)、チェルノブイリの事故では政府が作業員に対して知らせないという人命を無視した対処をしたから短期間でふさぐことができたのです。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほどなるほど・・・・。
日本はやはり、唯一の被爆国であるので、放射能の危険性については詳しかったのですね。
日本の知識人レベルが、外国の博士号レベルだと聞いた事もあります。これはちょっとオーバーでしょうけど・・・。

チェルノブイリでは、人海作戦で本当に悲惨で悲しい事がたくさん起きましたよね。
日本はまだそういった点では、心救われます。
まだまだ油断ならぬ状況ではありますが・・・。

ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2011/05/17 22:11

10日で収束?


何言ってるんですか。

チェルノブイリはいまだに放射能を止められなくて垂れ流しですよ。
それをコンクリート石棺で塞いでいるだけです。
でも完璧な石棺でないからもれていますよ。

共産主義なんて何もなしえていないですよ。

今回はそれよりも酷いプルサーマル燃料を使っている
プルトニウムが漏れ出す危険性があるんです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

そうでしたね。
全くその通りです。

収束という言葉を誤りました。
申し訳ありません。

どこかのジャーナルで、チェルノブイリは、それでも10日でコンクリートで埋め、かなりの量の飛散を止める事に成功したらしいのです。
現在福島から垂れ流れている量よりは少なくなったらしいのです。
チェルノブイリも、結局石棺の完成が11月でしたので、それまでの数か月は周辺へも少なからず漏れていたでしょう。
その記事のソースを現在探していますので、もし見つけたら補足致します。

プルサーマル、本当に怖いですね。
作業員の方達も近づけませんね・・・。
しかもチェルノブイリと違い、一度に4つの原子炉が相手ですからね・・・。
頭が痛くなります。

ご回答、ありがとうございました!

お礼日時:2011/05/17 22:06

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