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- 回答日時:
塩基性条件下では不可逆反応で、エステルと[OH-]の濃度に完全に依存。
つまりOH-の求核攻撃が反応の律速段階です。
酸条件下では可逆反応で、反応機構はもう少し複雑。
[H+]が触媒として働く機構はモリソン=ボイドなどの有機化学の教科書に
詳しく考察されています。反応機構から察するに、反応速度
(というか平衡定数)は、エステル、pH、水と生成物のアルコール、
カルボン酸の濃度に依存するようです。
反応速度の違いは初期条件によって左右されるので一概には云えませんが、
これらからアルカリ加水分解の方が速いと思います。
アルカリ加水分解はHammett則が成立する反応で、例えば
30℃, 87.83%アルコール中の安息香酸エチルの加水分解速度は
8.89 x 10^-4 M-1 s-1です。
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