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よろしくお願いします。

このところ、雑草の生えるスピードには驚かされます。
そこで、ふと思ったのですが、
日頃目にする典型的な植物に含まれる炭素のうち、
・土中から根が吸収した養分に由来する炭素
・空気中の二酸化炭素の光合成に由来する炭素
の内訳(比)はどれぐらいなのでしょうか?

(もしも、植物の種類によって違うようでしたら、それも教えてください。)

A 回答 (1件)

炭素の経根吸収ですね。

農学カテの方が詳しい回答が寄せられるのではないかと思いますが…

色々な作物の炭素の経根吸収については放射性同位体である14Cを利用した研究が行われてきました。それらの研究の結果ではイネがかなり高いことが分かっています。経根の炭素の寄与率はイネの場合には5%程度です。特異な例にサツマイモが有りますが、サツマイモの場合には十数%程度です。他の多くの作物は経根の炭素はほとんど同化されることはなくイネの半分程度です。

蛇足ですが炭素の経根吸収が高い作物は、他の物質の経根吸収も高いものですからカドミウム等の有害物質の生物除去に利用されています。イネの場合には、品種によってはカドミの経根吸収が高く、2~3年の作付けで20~40%除去できるようです。既存の農機具や技術を利用できますから利点の多いものです。これらの技術が福島の田畑の放射性セシウムの除去に応用できれば良いのにと思っています。ヒマワリは水耕栽培のデーターですから余り期待していません。さらにヒマワリ栽培専用農機具を開発するつもりなのでしょうか。最後は愚痴になって申し訳ありません。何かの参考になさって下さい。
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この回答へのお礼

目から鱗のお話ばかりで、とても参考になりました。
光合成の寄与が圧倒的に多いんですね。
カドミウム汚染除去への応用についても面白く拝見しました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/29 08:15

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