童謡「赤とんぼ」の季節はいつでしょうか？

Question

「赤とんぼ」の歌詞の季節はいつなのか教えてください。
 歌詞の１番にでてくる赤とんぼは秋で、２番にでてくる桑の実は6月ごろ初夏の季節です。
 この歌は秋の歌だと思っていたのですが、違うのでしょうか？

zephyrus · Accepted Answer

その通り、秋でいいんじゃないでしょうか。

この童謡を四番までたどり、ふたたび一番に返ってみます。するとこれは全体が一続きになっていて、しかも円環しているように読めることに気づきます。

すなわち作者はまず、赤とんぼを見た（竿の先にとまっているのを見たのか、夕焼け空を背景に群れをなして飛んでいるのを見たのかはひとまず別にして）。そして幼いころに背中におぶさって（負われて。「追われて」でないことに注意）赤とんぼを見たことを思い出すのです。あれはいつの日のことだったろうかと。

そういえば別の日には桑の実を摘んだこともあったっけ。小さな籠いっぱいに。季節は違うが、あれも同じ幼いころの思い出である。
一番の終りの「いつの日か」と二番の終りの「まぼろしか」は呼応しあっています。あれこれ思い出した代表が桑の実だったのでしょうか。

こうして三番でふたたび赤とんぼの思い出に返り、作者を背中におぶっていた「ねえや」のことを懐かしみます。お嫁に行って音信も絶えてしまったが、今どうしているだろうかと。

四番で、赤とんぼが、ぽつんと竿の先にとまっています。

以上、このように「赤とんぼ」を中心にうたわれていますので、赤とんぼが群れて飛びはじめる季節、初秋がふさわしいと思います。秋は夕焼けのきわだって美しくなる季節でもあります。

dja0 · Answer

秋の夕焼けをみて昔を懐かしんでいる歌ではないでしょうか

桑の実の季節は関係ない気がしますが(;^_^A

SPS700 · Answer

１。「桑の実」は第２節にあり
　　山の畑の　桑の実を
　　小かごに摘んだは
　　まぼろしか
　と「まぼろし」で終わっています。現在その季節なら、現実を見ればいい訳で、「摘んだ」と完了形になっているのも今ではないことを物語っているように思います。

２。僕はこどものころよくトンボを取って夏を過ごしたのですが、赤とんぼは８月の15日（お盆）を過ぎないと出てきませんでした。それで「精霊とんぼ」とも言っていました。不思議にお盆前には見ず、過ぎると堰を切ったように、夕日に羽根を光らせて空一杯に飛んでいたことを思い出します。夏ももう終わりという知らせでした。

kakibesuto · Answer

季節は秋です。
赤とんぼを目にして過去の懐かしい思い出を歌ったものだと思います。

赤とんぼの歌の舞台は、兵庫県の播磨地方です。
「赤とんぼ」（作詞 : 三木露風、作曲 : 山田耕筰）は、日本の代表的な童謡の一つ。三木が1921年（大正10年）に、彼の故郷である兵庫県龍野町（現在のたつの市）で過ごした子供の頃の郷愁から作ったといわれ、童謡集「眞珠島」に発表されました、その後、1927年（昭和2年）に山田が曲をつけた。秋の夕暮れの美しい風景を、抒情感あふれるメロディーで奏でています。

kimari14 · Answer

15才で嫁にいくことが特異でない時代？
でも、いっしょに桑の実を採りにいくことはもうできない
嫁いだ先の事情は幼い自分にわからない
どんな苦労をしているのかもわからない
他家での苦労とは、なんなのかも知らない
ただ姉の安否を幼い頭で心配している。
づーっと心の片隅に、この想いがあって
詩作の根っこになつているのかなあ？
この詩人のベースは秋なんでしょう

この詩の1と2は、この根っこからはじまって
赤とんぼだから秋、桑の実は6月、ではなくて
人の世のだれでもありうる持ちうる小さな優しさを
優しい語彙でくるんだものでしょう。
だからこそ、この優しさにこれしかない旋律が出会ったのでしょうか。

童謡「赤とんぼ」の季節はいつでしょうか？

秋の夕焼けをみて昔を懐かしんでいる歌ではないでしょうか

１。

季節は秋です。

15才で嫁にいくことが特異でない時代？

その通り、秋でいいんじゃないでしょうか。

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