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(a)において、確認なのですがこの遮断器は需要家側(図でいう右側)からくる短絡電流を遮断するわけですよね?
そうした場合、解説で短絡電流を21.2[kA]と求めて定格遮断電流は25[kA]と決めたわけですが
そもそも遮断器の役割って短絡電流(この場合は21.2[kA])あたりの電流を遮断するのが役割だと思ってるのですが、
つまり21.2[kA]より下の電流に抑える必要があるのではないのでしょうか?
それなのになぜ21.2[kA]より大きい25[kA]が定格遮断電流になるのでしょうか?

※図が見づらいですがご了承ください。

「遮断電流について」の質問画像

A 回答 (2件)

> 遮断器は需要家側(図でいう右側)からくる短絡電流を遮断するわけですよね?


ちがいます。右側の負荷が何かの事故で短絡した時,
左側の電源から中央のトランスを経て,右側の短絡点へ流れる電流を切る役目です。

さて,

遮断器の定格電流 - 適用できる回路の使用最大電流

です。遮断器は,切った瞬間に出るアークを吹き消す工夫があるスイッチです。
定格電流以下の電流なら切れますが,
定格を越えた電流が流れている回路を切ろうとすると,
アークを吹き消すことが出来ず,
遮断器が焼けてしまう危険性があります。

この問題では,変圧器と電源の関係で,負荷が短絡すると21.2kAの電流が流れます。
20kAの遮断器では容量が足りない(無理に切ったら,壊れるかもしれない)ので,
25kAの遮断器を採用します。

短絡電流を21.2kAに抑えているのは変圧器のインピーダンスです。
場合によっては,限流リアクトルを入れ,インピーダンスをわざと増やして,
短絡電流を制限する場合もあります。
この場合も,短絡電流値を抑えるのはリアクトルのインピーダンスです。
単なるスイッチである遮断器に,短絡電流値を抑える働きはありません。
自分の実力以内の電流なら,安全に切って見せるが遮断器の役目です。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、自分は遮断器の定格電流を短絡電流の値を超えたら遮断する値だと勘違いしてました・・・
それ以下なら遮断できるということですね。
参考になりました。

お礼日時:2011/08/09 20:14

[追加]



高圧の遮断器は単なるスイッチで,それ自身に異常電流を検出する働きはありません。
低圧の配線遮断器のように,20A以上の電流が流れたら切れる,
というブレーカとは違います。

短絡事故等の異常を検地するのは,保護継電器(保護リレー)と言われる装置群で,
過電流検出,地絡検出などいろんな異常を検出する継電器が工夫されています。
何Aの電流が流れたら遮断器が切れるように継電器を設定しておくか,
という問題は,遮断器の遮断可能な容量とは別に,系統全体を考えて決めます。
例えば,上位の電源系統,下位の負荷系統と調整して,時間差を設けたりします。
(事故で停電させる範囲は,関係する最小限にしたい。
関係ないところまで停電したら,ブーブー言われる。
しかし,もし,ある遮断器が何かの理由で遮断に失敗した時は,
停電範囲が拡大するのはやむをえないとして,
その親の遮断器で切るしかない(バックアップ))
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