
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
IUPACでは昔からchlorideとchlorideを区別していたので、
これは日本語への翻訳の問題ですね。
化合物の日本語表記は、1970年の日本化学会の化合物命名小委員会
で、chlorideを塩化物と呼ぶことが勧告されています。
私が高校生のころ(1990年前後)も「塩素イオン」と平気で使っていた
ような記憶がありますので、おそらく塩化物イオンが一気に広がったのは、
旧文部省の学習指導要領の改訂によるものと思われます。
ttp://nierdb.nier.go.jp/db/cofs/
上の学習指導要領データベースの「中学校学習指導要領(平成4年4月施行)」
の「理科」の項目に「水酸化物イオン」という言葉が登場します。
この回答へのお礼
お礼日時:2003/11/02 11:01
有り難うございました。
私も理系の人間で、科学や科学教育の大きな流れは把握してきたつもりでしたが、知人達との会話の中で”塩素イオン”や”水酸イオン”などというと、そんな用語は化石だと笑われます。しかし、彼らもいきさつは知りません。
そのようなことで、ずっと、これらの推移を知りたいと思っておりました。最近、”教えてGoo"を知りましたのでこの機会に質問させていただきました。
調査いただくのにお手数をお掛けしたと思います。お礼申し上げます。
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