No.6ベストアンサー
- 回答日時:
>「復活」ということをいっていますが、どういう意味なのでしょう。
キリスト教に限らないのだけれど、一神教の基本的な世界観として、来世を定義しています。
「神」の教えに従って生きれば、死後は永遠に安泰が保証されるという設定です。
仏教宗派の一部にありがちな「極楽浄土」という設定も、じつはこの一神教の教えを参考にしています。
(「仏像」も、キリスト教的な布教方法を参考にしてるんですよ)
この「来世」という定義を民衆に分かりやすく説くためには、肉体そのものの復活劇を演じてみせなければなりません。
当時も今も、民衆とはそういう分かりやすさに感動する「愚か者たち」だからです。
一時的に甦ってみせて、ありがたいお言葉を伝えた後、来世たるあの世(すなわち天国)へ召されていく寸劇です。
キリストそのものは神ではないので、神のおつかいとして、民衆に「神と来世」を解り易く説明するのが使命ですから。
(これを使途といいます)
>輪廻転生や生まれ変わり(再生)とはどう違うのでしょう。
「輪廻」というのは初期の仏教宗派があみ出した例え話(説話)です。
仏陀の「悟り」とはすなわち「食物連鎖の法則」ですから、これを科学的考察法の何も無い当時、
あまねく人々に分かりやすく説明する為のお話です。
仏陀は仏教の設立には何も係わっていないので、彼の定義した設定ではありません。
仏陀自身は「食物連鎖」を上手く民衆に説明する能力はなかったのですから、
彼がこの「輪廻転生」という説話を方法論として追認したかどうかは不明です。
さらに時が流れ、ある教団の中には来世の設定として、極楽や地獄や畜生道という設定もあみ出しました。
多分にキリスト教の影響を受けているのですが、仏像による布教法との類似点が認められます。
宗教を考察するにあたっては、一つの宗派を妄信するのではなく、
それがどういう位置にある教団で何が目的なのかを見極めなくてはいけません。
もし高名な教祖様たちが、自身の教団の優位性のみを主張するなら、それは偽物の証です。
ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も仏教も、右派は国の政治を巧みに操り、民衆を戦争に駆り立てています。
つまりそれらは全て、偽物の宗教であるということです。
この場に書き込む人の中にも妄信者は沢山います。
何が正しく何が間違っているのか、自分の頭で考えられない人たちです。
どうかそういう偽物の言葉に騙されないように、心を強く持ってください。
あの世なんてありません。
一度限りの人生です。
どういう世界が理想なのか、どういう未来であって欲しいか、ご自分の頭で考えてくださいね。
ありがとうございました。仏教もキリスト教の布教の仕方を参考にしているといわれているのは興味深いことです。確かに元祖(教祖)の意図に関係なく教団が発展していくとケースは多くあると思います。信者を獲得して支配するためには魅力的なグッズ(小道具)を用意するのが効果的ですが、「復活」などもその魅力的なものとして掲げているのでしょうね。
No.17
- 回答日時:
>「救い」の名のもとに人間を支配(又は管理)しようという意図を感じます。
そのために原罪や復活というお膳立てをしておいて、「さあ、信じる者だけが救われますよ」と言っているのではないかと思います。結論ありき、なんですか?
議論が飛躍してますね。
「復活」の裏にある自己の存在論はなにか、という疑問に、私は物理説ではないかとお答えしただけです。そこから「意図」を導き出すには前提が不足しているように思えます。
質問者様の言う「意図」は、解釈の一つだとは思いますけど、他の解釈に比べて論理的優位性があるわけでもなさそうです。キリスト教の一面を捉えているかもしれませんが、それだけでキリスト教を定義するとしたら誤謬でしょう。
ちなみに、思想史的には、アウグスティヌス(354~430)の時代までは、キリスト教の中にもペラギウスのように自力救済派の派閥もあったようですよ。
他力救済への嫌悪感は解らないでもないですけど。
仏教とて、日本に伝わった大乗仏教は根本的に衆生済度、つまりは他力救済ではないでしょうか。
ありがとうございます。確かに論理が飛躍してしまったかもしれませんが、復活を意図的に聖書に盛り込んだのではないかという疑問が生じたからです。イエスキリストが復活したということがどういう状態なのか、神の子イエスキリストだから可能だったのか、奇跡を示すことで全能の神の権威を示そうとしたのか、などの疑問を聖書の一節から説明するのでなく納得できる説明をしてもらえないものかと思っているのです。
No.16
- 回答日時:
ええ。
いずれの場合にも自己の存在論が問題になります。これは哲学的な、極めて形而上の、現在進行形の命題です。
自己が肉体であるとするのか(物理説)、
心的体験とするのか(心理説)、
それとも何れでもなく存在するのか(自我説)。
キリスト教文化(中世西欧文化)は物理説を採用している、ということです。
物理説ということは、特定の受精卵ということですが、堕胎や自殺を絶対的に禁じる形而上の理由は、ここに求めることができるでしょう。
聖書も人が書いた物ですから、書かれた出来事には書き手の思想が反映します。
形而上の比較をするためには、「なぜイエスを『生まれ変わらせ』なかったのか(なぜ『復活(肉体再生)なのか』)」と問うことが有効かと思います。
自由意志の有無はまた手強い哲学的命題の一つですね。
ありがとうございます。聖書も人が書いたものというのにはクリスチャンは反論すると思いますが、何らかの意図をもって書かれていることは確かだと思います。「救い」の名のもとに人間を支配(又は管理)しようという意図を感じます。そのために原罪や復活というお膳立てをしておいて、「さあ、信じる者だけが救われますよ」と言っているのではないかと思います。しかし、それをにわかに信じられない人もいるわけですが、クリスチャンは聖書を引用して「復活とは云々」と言って説明するのですが、クリスチャンでない者には納得できないのです。自社製品を自画自賛したパンフレットを説明しているようなものだからです。
No.15
- 回答日時:
プロテスタントのクリスチャンで、モルモン教、統一教会、エホバの証人とは関係ございません。
>キリスト教、又は聖書では「復活」ということをいっていますが、どういう意味なのでしょう。
いわゆる聖書を信じていない方にはイエスキリストの復活を説明することは実は聖書全体が教えようとしていることを一言で述べて欲しいというご質問と同じといえます。しかし
>輪廻転生や生まれ変わり(再生)とはどう違うのでしょう。
輪廻転生という言葉については不思議なことに説明が出来ます。日本の文化の中にうまれ日常的に聞いてきた言葉ですので、学ぶ前にすでに理解していると言うのが文化というものかもしれないと思います。つまり輪廻転生と言えば「まるで転がるように犬に生まれ変わったり、昆虫になったり、また人間に戻ったりと、人が生死の度に変転するという理解を持っています。再生というのも死んだのちに再び生まれるような意味と思います。
多くの人が仏教を信じていないにも関わらず、私は仏教徒だ宣言できるに十分な知識を多くの日本人は持っています。
ところが30年以上教会に所属し、聖書を読み、毎週日曜日には教会にゆき、時には友人と聖書研究会なるものに参加してきましたが、多くの点でキリストについて日本語で語ることが出来ないという思いにとらわれます。つまり私どもクリスチャンは日本語で聖書の話をしておりながら、実はクリスチャンでない人には全く分からない言語で話していると言っても過言でない言葉を話しています。牧師にもっと日常の言葉でお話するようにという忠告もしばしば受けてきましたが、分からないであろうという推測が先にたって話が進みません。
>キリストの復活の意味
これは私にとりクリスチャンとしての出発時に当然理解し受け入れた文言です。またそれ故に現在もクリスチャンとしていままで一度として後悔することなく継続してきた理由でもあります。否クリスチャンとなったものが前のクリスチャンでないもに自分の意志で変えることなど出来るでしょうか、できないと思います。「イエスキリストは十字架にかけられて死刑を執行されましたが、葬られたお墓から復活して、生きている人々の前に現れました」と述べたとしてどれだけの方が、わかりましたといえるでしょうか。ほとんどいないと思います。
私どもクリスチャンはいわゆるこの世の言葉を話していながら実は全く別の世界の話をしているような存在です。
私どもは神様から拾い上げられた存在ですので、自分からクリスチャンになったとか、都合が悪いからクリスチャンであることを昨日やめましたというものではございません。
またキリストの復活により、聖書の言葉によれば、私どものあるときに復活すると述べられています。しかもイエスキリストの復活はその復活の雛形でもあると思うのです。私どもはいずれ滅びるべきこの肉体を脱ぎ捨てて、人間としての死を迎えます。しかし聖書はもしイエスキリストを信じるならば死んでも生きると述べています。ここまで書きますと多くの方はこの先を読む気力を失うと思います。私どもはイエスを信じた時から永遠の命を持つようになります。おそらく多くの人はここでコンピュータを蹴飛ばしているかもしれません。
もし私どもがイエスの声を聞くことができる耳があるならば、すでにキリストの復活の意味をご理解いただいていると申し上げることが出来ます。すべては私どもの努力や働きかけで物事が進むのではなく、あくまでも神の側から伸ばされる手による以外私どもは変わることができません。それ故自分がクリスチャンとして努力するとか、信仰おもちつづけるなどという努力はおおむね無意味であるか、時には無謀と言えることとなります。
しかしながら聖書は「求めなさい」と勧めておりますので、心から求める必要はあると思います。「そうすればあたえられる」からです。キリストの復活はご質問者さんの復活でもあるのです。
ありがとうございます。クリスチャンとしての信者の葛藤、誇りなどが伝わってきました。「求めよ、さらば与えられん」ということはよく言われますが、求めても心の奥底にストンと落ちるものがなかなか得られません(与えられません)。復活とか永遠の命とかを心から信じることのできる人は幸せなのかもしれません。しかし、いったん信仰した人に疑問や迷いが生じた場合がやっかいですね。
No.14
- 回答日時:
「復活」
は肉体の自己同一性。(肉体の再生)
「生まれ変わり」
は心の自己同一性。(肉体は変わっても心は同じ)
「輪廻転生」
は心身の自己同一性を棄却するところからの、論理的帰結(誰でもありえ、かつ必ず誰か)。
端折りすぎ?
ありがとうございました。復活にしても生まれ変わりにしても輪廻転生にしてもその前の自己というものがあるはずです。自己が霊魂の形で存続するという考えもあります。従って、これらの「変身」に自己の意思がかかわるか否かが問題になります。復活は限りなく神の意志でなされる様な感じがしていています。つまり、信じれば復活させてあげるというような取引めいたものを感じます。キリスト教の信仰とは神と人間間の取引(しかも神が絶対優位な)のように感じるのは私だけでしょうか。
No.13
- 回答日時:
創世記そのものが、信じられないのかもしれませんが
アダムとエバが原罪を犯さなかったら
人類どころか全ての生物が不老不死だったらしいです。
なぜ、人類の罪がほかの生物に影響を与えるのかは、
分かりませんが。
ありがとうございます。創世記は聖書の冒頭ですのでこれを素直に信じられる人はクリスチャンになれるのでしょう。私は創世記で既に疑問が続々とわいてきたのでクリスチャンへの道ははるか遠いという感があります。そもそも、創世記なるものを編成したのはどなたでしょうね。アダムとエバを人類の祖先と決めたのは誰でしょう。
No.12
- 回答日時:
>生きとし生けるものは全て死ぬものと悟ってしまう仏教的な救いのほうが私には自然で納得いくのですが・・・・
これは、仏教的には真理なのかも知れませんが、
キリスト教的には真理では、ありません。
単純な例として、全能の神(三位一体を説明するのは面倒なのでこう書きます)
は、死ぬことも(生まれたことも)ありません。
仏教では、息子を生き返らせて欲しいといったら、
一人も死者の出たことのない家に行ってからし種を
もらってくるようになどとごまかしていますが、
新約聖書では、死んだ娘を生き返らせて欲しいといったら
本当に生き返らせてもらいました。
また、私はしつこく主張していますが、
仏教の涅槃のような、魂をこの世からもあの世からも
消滅させることは不可能です。
ありがとうございます。真理には仏教もキリスト教も表現こそ違え、本質は変わらないと思います。信じている人には真理でも信じていない人には真理でないというような真理はあるのでしょうか。例えば、アメリカがあることを信じていてもアメリカに行ってみて確認すれば真理だと納得します。同様に、復活も自分で体験してみれば真理と納得できるのですが、具体例を見ることもないので疑問のままになっているということです。信じる人にとってはフィクションも現実と思う(思いたい)という気持ちもわからないではない。しかし、聖書の内容自体(例えば失楽園のお話)フィクションなのかノンフィクションなのか確かめようもない。確かめようのないものをどうして信じられるのかとても不思議です。
No.11
- 回答日時:
まず貴方はキリスト教徒なのでしょうか?
キリスト教徒なら教会にいけば,それ相応に学んだ偉い人達がちゃんと教えてくれます。
返答をみると仏教にも関心があるようですが,釈迦の言葉を本当に理解している僧は少ないと思います。
本当に単純にだけに限って(問答する気はありません)言えば。
復活は言葉のとおりです。肉体,記憶を元のまま有し蘇る。
輪廻転生は魂が蘇る,記憶や肉体は全て一度捨て生まれ出ずる(例外あり)。
本当に簡単に答え申し訳ないと思います。
深く知りたければ他の方々の返答を参考に…
ありがとうございます。聖書のそこここに疑問を感じているのですから真のキリスト教徒とは言えないでしょう。かつて、いくつかの教会に行って牧師(神父だったかもしれない)に聞いたら、納得いく説明をしてくれた方はありませんでした。
No.10
- 回答日時:
>ありがとうございます。
原罪を犯す前は不老不死だったということは生身の体でも新陳代謝が完璧に起きて老化することのない体だったということでしょうかね。本能を担保に取っているのかは知りませんが、少なくとも
カトリックでは正式な教えです。
個人的な考えとしては、新陳代謝どころか
細胞の老化さえ起こらなかったのだと思います。
(子供の成長の説明は出来なくなってしまいますが)
本当に人類が何も罪を犯さなかったのならば
人口密度が高くなれば
神様は地球の表面積を広げる(膨張させる)くらい
やってくれたのではないでしょうか。
私にも、正確な意味は良く分かりませんが
教会では、聖書の
「最後の敵として死が滅ぼされます」
という箇所が良く朗読されます。
ありがとうございます。人間は基本的に生物であるという考えに立てば人間だけが不老不死という自然科学的な説明が無理になると思います。人間も神なら不老不死だともいえましょうが、神の子として生まれたのに死ぬようになったというなら不完全な神の子として神は人間を作ったことになります。万能の神が失敗を犯すことはないことを信ずるなら、人間は死ぬべきものとして人間が誕生するように完璧にプログラムしたと考えてもいいのではないでしょうか。
No.9
- 回答日時:
>老化もしないということですから、生身の体でそれが可能なのかという疑問が先ず起こります。
アダムとエバが原罪を犯す前は、可能でした。
(というかその時には、死というものが存在していませんでした)
旧約聖書に、~は、何年生きてそして死んだ
と書かれていますが、そして死んだの記述がない
人物は、死ななかったということになります。
エノクが有名です。
ありがとうございます。原罪を犯す前は不老不死だったということは生身の体でも新陳代謝が完璧に起きて老化することのない体だったということでしょうかね。聖書では「うめよ増やせよ地に満てよ」と言っているように記憶していますが、もし原罪を犯さなかったら地球は人類で満杯になってたでしょうね。キリスト教は死にたくないという人間(生物一般)の本能を担保にとって、信じれば永遠の命を与えますと言っているような気がします。生きとし生けるものは全て死ぬものと悟ってしまう仏教的な救いのほうが私には自然で納得いくのですが・・・・
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