No.8ベストアンサー
- 回答日時:
登山ブームと言われると、そうかな~と思うおじさんです。
日本一だから登ろう富士の山、ミシュランだから行こう高尾山、やっぱり
若い子は良い~ね山ガール、お達者ですか迷惑ですか中高年、目標無いなら
まず百名山等々と話題にのぼる事は多くなりましたが、登山人口は
そう増えた訳でも無いと思います。
いくら今はマスコミの話題になっていても、永遠の富士山を除いては、
若い子もいずれは山姥、中高年は消え去り、目標依存人間も表舞台から
去り、後続が先細りではそのうち「お~登山してますか!渋いですな!」
と言う時代になるでしょう。
それでは、いつ頃そんな時代がと問われると「あと数年から10年足らずです。」
と答えたいと思います。
介護を経験し、今も身近に多くの高齢者を見ていると、60歳まで元気に
過ごした人の多くは75歳前後までは外に出る気力と体力が有ります。
その後、個人差は有りますが急速に衰えます。
したがって、高尾山系、お達者系、百名山系の時間は高々10年です。
その時に急に舞台を去るのではなく、体力と意欲と嗜好の個人差も有り
さすが山ですから徐々に脱落してゆきます。そうするといわゆる三角形近似で
平均5年、つまり数年に落ち着きます。
数年経ったら、本当に山や自然の好きな人、それらに癒しを求める人の
ための落ち着いた時が来るかと思います。それは「国民的活動」と言うより
個人ベースの地味で落ち着いた活動になると思います。
年に1,2回ほどしか山に行かなくなりましたが、行く度にグループ連れの
先輩方を見て「何時遭難騒ぎになっても不思議でない様な人をよく連れて
くるな。これがブームか。」と思うことが多いです。
皆お揃いの様なモンベル装備。そんな彼らに、3~40年物の装備に引け目を
感じている中年孤独行昔杵柄金欠おじさんの感想でした。
この回答へのお礼
お礼日時:2012/02/19 05:29
なるほど、やはり後5年くらいで減り始め(去り始め)、10年程度でなくなる、ということですね。
背景、理由も納得できます。
早く、静かな落ち着いた山が戻ってくることを願っています。
ありがとうございました。
No.9
- 回答日時:
中学時代から登山を始めて35年くらいになります。
高校大学と山岳部に所属して、大学時代は最多の年は年間200日くらい山に入っていました。岩、沢、冬山などは高校時代から始めています。今はお遊び程度しかバリエーションはやりませんが。
25年くらい前になりますが、学生時代に北アの山小屋で3シーズンほど働いていました。高校時代にも1シーズンやっているので、合計4シーズン山小屋で働いています。
「登山ブーム」といえば昭和30年代のが最大で、山小屋の年間宿泊者数の記録はその時代に記録している小屋が多いそうです。私が働いた小屋は昭和40年開設なので、開設当時から減少の一途だったわけですが、私が働いていた時期に小ピークがあったようで、その小屋の年間宿泊者数や1日宿泊者数の記録は、今でもその当時のものが破られていません。
そういう観点では、今の登山ブームって登山者の絶対数が増えたと言うより、年齢層が中高年層に極端に振れた、というのが実態のような気がします。もちろん絶対数も一時よりは増えてはいるのですが。
ただ、この「ブーム」の特徴として、年齢層の偏りと共に「特定の山域のオーバーユース」があると思います。
そもそもこの登山ブームは「百名山ブーム」と共に始まったのですから。
私が働いていた小屋は、その「集中する山域」ではなかったため、現在に至るまで極端な増減はないのですが、小屋によっては宿泊客が横になるスペースすら確保できずに全員膝を抱えて夜を明かしたとかいう、空前絶後の事態も起きているようです。
そういう意味のブームは、おそらくもうすぐ終わる、と思います。もう終わってると言っても良い状況なのかもしれません。
でも、この2~3年、違う状況が起きているように思うのですが。
山に若い女性、すごく増えましたよ。「山ガールブーム」というやつですかね。
でも、昔から「若い女性を呼ぶことに成功した商売は成功を約束されている」という経験則がありますから、登山人口は今後さらに増える可能性は十分あると思います。若い女性が増えれば若い男も放っておいても増えるものですから(草食系男子が増えた最近ではそうでもないのかな??)。
その若い女性も、バリエーションルートに目立ってきました。バリエーションにまで足を踏み入れた人の定着率は高いですから、今度の「ブーム」は息が長いものになるかもしれません。
道具の進歩も大きいでしょうね。
昔も部に女性部員はいましたが、当時の確保器具と技術では男性のリーダーの墜落を女性のフォロワーが止めるのはほとんど不可能でした。なので女性とザイルを組むときはえらくプレッシャーがかかったものです。
ところが、今の器具と技術では、お父さんの墜落を小学生の息子が止める、なんてことが当たり前にできますから。
ハーネスヘルメットなどのクライミングギアも、最近はウィメンズがラインアップされていますからね・・・何が違うんだろう?と不思議には思いますが。
東京のさかいやスポーツもウィメンズ専門店を作ったし。次はアイゼンのウィメンズモデルが出る、というのは私の予測です。外れるかもしれませんが。(小さい靴用の良いアイゼンってまだけっこう少ないので)
というわけで、今後5~10年くらいの期間では、登山者人口は減るどころかもしかしたら増えるかも、と思っています。
今でもテント場の利用者数まで含めると、入山者数はこの数年延びているようです。で、テント場の利用者は若年層が多いんですよ。
という状況であれば、今後もそう簡単には減らない、と思います。
また、今のこの状況の方が健全だとも思います。
百名山などのごく一部の山に登山者が集中し、しかもそこから多様化する方向への発展性が極端に乏しかった前のブーム(もう「前」って言っちゃいましたが)より、沢や岩場、冬山に向かう人が増え始めている現状は、ようやく健全な方向に向かいつつあるのかな、という感じです。
最初は百名山とかから入っても、人それぞれ「嗜好」が異なっているのが当たり前で、沢を登りたくなる人もいるはずだし岩を攀りたくなる人もいるでしょう。雪や氷に魅せられる人もいるはずです。
数年前からの「山ガール」ブームで山に入ってきた人が、それぞれ自分の嗜好性を探し始めているのではないかな?と思います。
No.6
- 回答日時:
団塊の世代が10年くらいは元気である、週休2日の定着、非正規雇用の拡大、という人的要素。
道路事情が良くなっている、車も高性能が比較的安価、などのアクセスまでの社会的要素。
都市部の人口集中で手付かずの自然の価値の上昇という心的要素。
人気のあるところは簡単に減らないでしょう。
そうでない、中途半端なところは寂れるかも。
No.5
- 回答日時:
昔は休日には毎週山にスキーや森林浴でいってましたよ
リフトを使えば登山ではないといわれそうですが低い山なら
林道からお気軽に登れますよね,近年は林道の崩壊なので
そのまま放置されているのが現状です
今後は道路事情がどうなるかにより違ってくると思われます
マニアなら道路がなくても徒歩でどこでもいけば心配はなさそうですね。
No.4
- 回答日時:
何に対して下火かにもよりますね。
1.北アルプス(例えば上高地、涸沢等)が混雑していて人気で、
いつになればブームが過ぎ去って、人が少なくなるのだろうという見方。
2.山ブーム自体がいつまで続くのか、登山用具などの需要がいつまであるのか。
低山でも近場の山に行く、単純に山自体への市場がどれくらいあるのかという見方。
人気スポットは永遠に人気でしょう。
特に頑張れば1泊2日で行けるような有名なところは、特に夏季は混むでしょうね。
下火になっても、行きたいと思う人は新しく出てくるでしょうし。
そもそも、山をビジネスにしている人たちが、何らかの形でブームを作って再燃でしょうね。
北アルプスでも稜線が難所で、アプローチが難しいところなどは人は少なめのようです。
経済的な山の市場としては、これからまだ伸びる余地はあるはずです。
体力の無い高齢者が、高価でも楽になる軽い、高性能な道具を買い求めたり、
快適な山行のためにガイドを雇う、山小屋を使うなど、
リタイヤ世代が新しく始める場合もあるでしょうし、
仕事をしながら山へ行っている人達が、定年で行く頻度が増すなどもあるでしょう。
ただ、知人が参加している山の会では、30代などは極端に少なく、
次世代の担い手は少ないようです。
本格的な登山というのは少なくなる可能性はありますが、
広い意味で、山自体を楽しむという人は増えてくると思いますよ。
No.3
- 回答日時:
私は山の会に入っています。
この会は仕事の第一線を退かれた方が大半で(私は現役です)、私を除くと平均年齢が67歳ぐらいです。今まで山の会を引退している方を含めこの方々を見てると、仕事を定年で60歳で辞めてから大体73、74歳までやられてますね。団塊の世代が一斉に定年を迎えてますが、個人差はありこそすれその後10年間は上られる方が大半と感じています。今は高齢化社会、医療も進歩したお陰で平均寿命がすごく上がってますね。したがって一線を退かれた方が今後大変増大しずっとお元気であると考えると、登山の相対的愛好者はこれからますます増えるだろうと予想しています。仕事を退いてから20年近く親しむ人も増えると思います。山はある意味年齢と関係ない部分がありますから。ご質問の年代関係なくブームなのかというご指摘ですが、寧ろ中高年を中心に登山人口は増加するでしょうね。
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