
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
木造でも地盤は強固で安全であるべきです。
今は木造住宅でも杭は打ちます。ただし、杭のみが地盤の安全とは限りません。
簡単に説明したいのですが・・・<地耐力が20kN/m2以下>
ちょっと、専門用語を使っていますので地耐力について。
建築基準法(施行令、告示を含む)では・・
・地耐力が20kN/m2未満=>基礎杭を用いた構造。
・地耐力が20kN/m2以上~地耐力が30kN/m2未満=>基礎杭を用いた構造又はべた基礎。
・地耐力が30kN/m2以上の場合は基礎杭を用いた構造又はべた基礎又は布基礎。
*この意味、分かりますか。簡単に言い切ります。木造の建物は・・
・地耐力が30kN/m2以上であることを確認してください。
・地耐力が30kN/m2であっても安心しないでください。
・地耐力は35kN/m2以上を勧めます。(これが専門家の常識です)
・地耐力は35kN/m2でも地盤改良をしてください。(予算が許せば)
地盤改良とは・・地盤の「表層改良」と「杭改良」があります。(大きく分けて)
杭改良は基礎杭とは厳密にいえば違います。判断は建築士にお任せください。
<素人的には杭改良は基礎杭であると思っても構いません、近いし似ているから>
東大寺のような神社仏閣は強固な岩盤に建っていますのでここでは無視します。
「木造住宅では、そもそも杭を打つと言うことはあり得ませんし、打つ必要もありません。」
「あり得ません」は間違いでもあり、「打つ必要もありません」は正しくもありです。
地盤改良で十分な耐力が確認できれば問題ありません。
杭のみに依存する考え方は素人的な考えでもあります。
安全であるか、否かは担当建築士にお任せください。安全証明をしてくれます。
*まとめます。
杭を打つことは良いことです。杭を打たないと危険、でもありません。
建物が安全に耐えられる十分な地盤(安全な地耐力とその対応)の上に建物を建ててください。
この回答への補足
>地耐力は35kN/m2でも地盤改良をしてください。(予算が許せば)
ここだけは私とは見解が違います。
わざわざ地耐力がある地盤を触るのはどうかと。地盤改良といっても所詮バックホウでの攪拌ですから改良効率が0.5程度なので、改良割合に多少ばらつきが出ると思っています。それならば、平板載荷試験で35kN/m2を確認した方が安全性が高いのではないかと思います。一番いいのは地盤改良して載荷試験するのが良いのでしょうが。
No.2
- 回答日時:
ナットで調べればお分かりだと思いますが、住宅用の杭基礎はあります。
実際に施工している現場もありました。
http://wrgbar.blog93.fc2.com/blog-entry-252.html
しかし戸建住宅のような軽量な建物ではあるが、締まった地盤まで非常に深い場合もあるわけです。
そうなると杭基礎では高額な設計になってしまい、安易に杭という設計にはなりません。
工法としては、地盤改良(表層・柱状)、浮き基礎(イカダ、コマ、浮き基礎改良)などがあります。
こちらのほうが杭基礎に対し、安価になるケースが多いようです。
このうち浮き基礎は、地盤沈下に対してあまり気にしなくて良いという特徴があります。
(周辺地盤と一緒に沈下してしまうから)
この辺は、それぞれの設計者の考え方でありますので、まあ一部セールストークが入ってしまった
と考えればよいのではないでしょうか。
参考URL:http://www.creativehome.jp/jiban2.html
この回答への補足
もちろんネットや書籍で調べた上で、実際の実施状況を知るために質問させて頂きました。
>浮き基礎(イカダ、コマ、浮き基礎改良)などがあります。
イカダ、コマは初めて聞きました。面白いですね。地下水位が高くないと使えないですけど。
>この辺は、それぞれの設計者の考え方でありますので、まあ一部セールストークが入ってしまった
と考えればよいのではないでしょうか。
回答いただいた基礎等を前提での杭不要は理解できますが、木造住宅に杭は必要ないと断言されましたので質問させて頂きました。
その方はどうやら、どんな地盤でもどんな木造住宅でも杭は絶対に必要ないとのお考えのようでした。
そんな考えの方が建築業界にいるなんて晴天の霹靂だったので、他にもそうやって考える人がたくさん居るのかと思っていましたが、やはり違うようですね。
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