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大学時代にディズニーを痛烈に否定している人がいました。

ふと気になったのですがどういった理由か分かりますか?

ちらっとwikipediaを読んでみたらアメリカ社会の押しつけ、キリスト教的押しつけ、はたまた人種差別などが原因かと思ったのですが、実際はどうなのでしょうか。

『アラジン』や『魔法使いの弟子』等を制作しているわけですからキリストの教義とは関係がなさそうですが。

美術に携わっている方ならそこら辺の事情が分かるかなと思ったのでこちらで質問させていただきました。

是非回答願います。

A 回答 (3件)

自分はディズニーが嫌いでも好きでもないのですが、ディズニーに否定的な人の多くが「自分所の版権には厳しいくせに平気で他人の版権を蹂躙して原作レイプする」と言います。



具体的には2つの理由があげられます。

ひとつは「ピーターパン」「不思議の国のアリス」「くまのプーさん」など原作者がある作品のキャラクターグッズを販売していながらその原作者の遺族には一切売り上げが入らず、すべてがディズニー社に入っています。
無論、版権がすでに切れてしまっているという点がありますが、ディズニーは自分の所の版権が切れそうになったときに国に申請して版権を延長してもうというかなりあこぎなやり方をやっています。
実際にこの版権や売り上げ問題に対して原作者の遺族がディズニーに対して訴訟を起こしています。(実際は敗訴してますが)
(余談ですが、「ピーターラビット」の作者のビアトリクス・ポターは生前、ディズニー氏からアニメ化のオファーをもらいましたが、「アニメは水彩の表現が出ない」と断りました。もし、ポターがディズニーにアニメ化をOKしていたならば、ピーター・ラビットの売り上げはすべてディズニーの物になってしまい、イギリスにある「ピーター・ラビットの森」は存在しなかったでしょう。ディズニーに否定的な人の中にはこのポターの態度を評価している人もいます。)

もうひとつは民話や神話をディズニーお得意の「ご都合主義」に改ざんしてしまうことでしょうか。
すなわち、原作の民話や神話では悲劇や血なまぐさい描写などがあるのに対してディズニーはすべて「勧善懲悪のハッピーエンド」にしてしまうことがあげられます。
また、最近ではその続編なども作られています。
ヨーロッパの人の中にはこのディズニーお得意のご都合主義を「民話の破壊者」と呼ぶ人もいます。
我々日本人はアメリカもヨーロッパも交えて「欧米」と呼んでしまうところから一緒くたにしてしまいますが、アメリカ人とヨーロッパ人はまったく違います。
同じキリスト教徒でもヨーロッパ人はキリスト教以前の文化や思想の上にキリスト教が成り立っています。(だから日本の宗教に対してもアメリカ人は理解してくれないがヨーロッパ人は理解してくれる)
そして民話や童話はキリスト教化されたことによって神話の地位から脱落され、それでも尚人々の間に語り継がれた「民族のアイデンティティー」なのです。
だから悲劇的結末であろうとも血なまぐさい描写であろうともそれが彼らにとっては歴史でもあり思想でもあるわけです。
ところが、ディズニーはそれをすべて消して「ハッピーエンド」
元ネタの国の人々にしてみれば自分達のアイデンティティーを否定されたようなものです。(だからアメリカ的とも言われる)

まぁ「ディズニー以外にも似たようなことやっているじゃない」と言う方もいると思いますが、ディズニーの場合は明らかにあくどい儲け方やご都合主義が目立つのは事実ではありますね。
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この回答へのお礼

詳細な回答ありがとうとうございました。

大変参考になりました。

なるほど、ディズニーは文化の破壊者の側面があるわけですね。

確かに大学時代の知人もヨーロッパ芸術に傾倒していたので、ヨーロッパで培われた作品のが都合良く修正されているのでしたら確かに理不尽ですね。

お礼日時:2012/04/05 02:16

ディズニーのキャラクターデザイン等を否定しているのか、


会社としての在り方等を否定しているのか分からないので、
的外れな回答になるかもしれませんが、お許しください。

私はディズニーにマイナスイメージを持つ方です。

1.資本主義経営
 夢を売ると言いながら、発展途上国で作ったグッズを高く売る。
 非フェアトレード。この辺はマイケル・ムーア監督が自作で触れています。

2.オリジナル性が無い
 原作ありきの作品は、ディズニー作品と言っていいものでしょうか。
 またその原作者とのいざこざも多いようです。

3.神格化されそうな扱い
 一国の著作権法を左右するって、異常な気がします。
 また否定的な意見は「ひねくれている」と一蹴される空気も。

全て私の意見で、その方とは違うかもしれません。
ただ、否定派に対するディズニーファンの反応は怖いほどです。
「ディズニーは純真! 否定派は心が穢れている!」
そう言わんばかりの(というか言う)大人が身近にもいます。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。

その方は美術に携わっており、ディズニーの全てを否定していました。ディズニーランドや、ディズニーのアニメ、映画全てです。ただ理由が思い出せない(汗

様々な理由を提示して下さり参考になりました。

1の資本主義的なことだったような気もしますし・・・3の神格化の気もします。

確かに相当ひねくれてましたね。

お礼日時:2012/03/29 21:43

美術をやっていた者ですが、批判の理由は人それぞれだと思います。


その方の嫌いの理由は、その方自身にしか分からないので、本人に確認する必要があるのでは?

ともあれ、メジャーなものは何でもかんでも嫌いという人が一定数いますので、そのうちの一人ではないかと思います。
ちなみに、ディズニーには人種や宗教差別の考えはありません(世界中の人々がターゲットなので)。
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この回答へのお礼

早速の回答をありがとうございます。

確か何か理由があったのですがそれが思い出せません・・・その時は『あっそ』ぐらいにしか思ってなかったのですが。

お礼日時:2012/03/29 21:39

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