電子書籍の厳選無料作品が豊富!

日本の打ち上げロケットはよく失敗しているという印象を受けます。
これはたまたまなのでしょうか?
それとも資金不足などの構造的な原因があるのでしょうか。

10年くらい前でしたか、打ち上げに失敗したときの責任者のインタビューで「失敗とは考えていない」というものがありました。
ものすごい強弁だと思いました。
その人の説によると2度、3度打ち上げに失敗するのはロケット分野では当たり前だということでした。
失敗を失敗と認めず、自らの責任も感じないような人が担当しているんじゃ、日本のロケットの将来もダメだろうなと思ったのをよく覚えています。

今後は大丈夫なんでしょうか?

A 回答 (25件中21~25件)

>充分な予算と人員がないのであれば、成功のあてもないまま見込み発射したことになります。



十分ではなくても、工夫と気合いでがんばれと言うのがこの国のやり方になっているのではないかと思います。
来年度予算で、南極観測船を新たに建造したいという要望に対して、当初財務省は予算を割り当てませんでした。南極観測の意義を認めるが、お金は出せないということでした。
来年度から建造を始めないと現行船の耐用年数切れの時期に新しい船が間に合わないのですが、結局新規建造の予算が付かなかったので耐用年数切れになった船をだましだまし使うことになりそうです。
もちろん、予算の半分を国債でまかなうような国だから仕方がないだろうという考え方もできますが。

>撃たれるとすぐに炎上したそうです。

補足トリビア。
当初「ゼロファイター」と呼ばれた零戦は、あまりによく燃えるので「ゼロライター」と呼ばれるようになった。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>当初「ゼロファイター」と呼ばれた零戦は、あまりによく燃えるので「ゼロライター」と呼ばれるようになった。

 おー、10へえです。
 人命を尊重する欧米人にとっては、零戦の設計はアンビリバボーだったのでしょうね。

 南極船の耐用年数はあったないようなものではないでしょうか?
 3年、2年で車検を義務づける国ですから。
 何でも低く見積もるのではと、かんぐってしまいます。

>予算の半分を国債でまかなうような国
 
 どうしてこうなってしまったのか?
 借金を払うのに借金をしている状況です。
 この状況で宇宙開発事業をせよというのに無理があるのかもしれません。

お礼日時:2003/12/28 23:29

組織上の問題が大きいのです。



役人や役所系企業は仕事のやり方が雑で抜けているのです。
緊張感も無いし見切り発車をするし何度も徹底的に見直すと言った作業をしないのです。
要するにお役所仕事です。
金は天から降ってくるという感覚や組織がつぶれて再就職の危機をさけたいという強いプレッシャーもない。
多くの第3セクターがつぶれたのを見てください。
いくら学歴が高い人を集めても競争していないからそもそも無能な人が多いのです。
本来ならば競争で本当に能力がある人が残るような状況にしないといけないのに無能な人がいつづけられるのですから。
無能な人が開発に携わっている以上失敗は多くなるでしょう。
特にトップは即刻解任して企業から実績の有る優秀な人材をトップに据えるべきです。
官僚系人材をすべて配置転換してかかわれないようにしなければなりません。
利権化しているから無理かな?
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ロケット事業にも構造改革が必要なのですか?

小泉さんの出番ですね。
でも道路公団のように腰くだけになりそうです。
そもそも政府として反省をしているんでしょうか?

>特にトップは即刻解任して企業から実績の有る優秀な人材をトップに据えるべきです。
 
 これは最も判りやすい意見です。
 失敗したら首になるとトップ(開発者)が知っていたら、もっと慎重になるでしょうね。
 責任をとって辞めるのですから、国民も溜飲が下がります。
 何千億円も損失を出して、おとがめなしじゃ、納得できませんね。
 一般企業なら破綻してます。

お礼日時:2003/12/28 23:00

日本の国家レベルの開発は、いつもむちゃくちゃです。


多分、油にまみれたことのない人が、
出世のワンステップとしてやってくるからだと思いますが。

古くは戦闘機がそうでした。
三菱が作ったゼロ戦は優秀な飛行機でしたが、
あれは例外で、その前後には
技術を無視した仕様を無理して満たしたために
まともに飛べない飛行機ばかりが開発されていました。

で、こんどは零戦にそっちの役割も負わせようとしたので
零戦までおかしくなったのです。

話をロケットに戻すと、
今おきている事象は、「試作と時間の不足」に
尽きるものばかりです。
エンジン(ロケット推進部)なんかが典型ですね。
車のエンジンの開発費をご存じでしょうか?
金型1つ1000万円。10個作って1つうまくいけば
良い方なので、どのメーカーもエンジンは出来る限り
どの車でも共通使用しようとしています。

ロケットエンジンだったら、これよりも遙かに
多くのお金が掛かります。
でも、日本の宇宙開発費には「試作」の項目は無く
順番にロケットを作っていく中で
試作をしないといけないのです。

その証拠に、日本のロケットの製作の歴史には
試作ロケットが存在しません。
小さいのを作って、大きいのを作ってって感じで
いつも一つ一つが完成品である事を要求されています。

これでは新しい物は作れません。
「成功する」ってわかっているものを
組み上げて行くしかないのですが、
そうやってもリスクは残りますから、
やはり失敗をするのでしょう。


ただ.....いくつか、恥ずかしい失敗もやっていることは
否定しません。
この間の失敗は、図面で気が付くべきでした。
あれは、部分毎に担当会社を分けている
日本的な配慮の失敗と、
それをまとめる担当者のミスが大きいと思います。

参考URL:http://www.seibu-ph.co.jp/roket02.htm

この回答への補足

>ゼロ戦は優秀な飛行機でした

 零戦は、軽くするために操縦席と燃料タンクの周りを鉄で覆わなかったので欠陥品だと聞いたことがあります。
 撃たれるとすぐに炎上したそうです。(撃った方のアメリカ人がとても驚いたそうです)

 ロケットエンジンが、車のエンジンより試作をしていないとは驚きです。
 まるでギャンブルですね。

>この間の失敗は、図面で気が付くべきでした。

 図面に欠陥があったのでしょうか?
 そうすると設計者の責任が重大になります。

補足日時:2003/12/28 22:51
    • good
    • 0

>その人の説によると2度、3度打ち上げに失敗するのはロケット分野では当たり前だということでした。



まぁ、未成熟な分野だから当たり前でしょう。その上、十分な予算と人員が割り当てられているとは言えない状態のようですし。
どの国のロケットも、何度も挑戦して失敗からも多くを学ぶ。というレベルでしかないです。
中国の有人飛行が話題になったことがありますが、中国では相当数失敗し、一般市民への被害もあったと聞いています。

失敗することもある。ということをちゃんと把握できずに騒ぎ立てるマスコミもまた、未成熟なのだと思います。
私たち国民は、そんなマスコミにあおられないようにしなきゃいけませんね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

>十分な予算と人員が割り当てられているとは言えない状態のようですし

 充分な予算と人員がないのであれば、成功のあてもないまま見込み発射したことになります。
 きちんと体制を整えるべきではなかったでしょうか?

 中国は有人飛行が成功して大喜びでしたね。
 ただ一度だけではまぐれということもあります。
 きちんとした技術を確立してもらいたいものです。
 真価が問われるのはこれからでしょう。

 日本は(お役所仕事なので)何の変化もないのでしょうか?
 それとも一歩後退したことになるのでしょうか?

お礼日時:2003/12/28 22:50

資金不足というのも確かに亜rますが海外の打ち上げ失敗があまりニュースにならないので日本のロケットの打ち上げが失敗が多い感じになるのかもしれません。



実際には海外でも日本以上に打ち上げ失敗が多いです。

>打ち上げに失敗したときの責任者のインタビューで「失敗とは考えていない」というものがありました。

実際に打ち上げて失敗したとしてもそう言ったデータをとらないと次のステップに進めません。打ち上げにはいろいろな要因があって管制システムの問題なのかエンジンの問題なのかそれ以外なのか、今回のように補助ロケットがはずれないというミスもありますし、エンジン担当者だったら今回の打ち上げは成功というでしょうね。完成担当も同様でしょう。
それぞれどこにミスがあったかでそれぞれの部門ごとに受け取り方が変わってきます。

あまりにもマスコミが無責任に打ち上げ失敗を責めていますがもう少し海外との打ち上げ失敗のパーセンテージのデータを取り寄せて比較するべきです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

スペースシャトルも失敗しましたが、輝かし実績があります。
失敗してもきちんと反省をして、次につなげているという印象があります。

日本の場合はそういう姿勢が見えてきません。
マスコミの報道のせいでしょうか?

お礼日時:2003/12/28 22:46

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!