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今を去ること30年以上前、
日本のSF作家の投票で海外SFベスト10(10位同票で11作)が選定されました。
順位を忘れてしまいましたが、大体こんな順だったと。。。
1 幼年期の終り(クラーク)
2 火星年代記(ブラッドベリ)
3 ソラリスの陽のもとに(レム)
4 夏の扉(ハインライン)
5 人間の手がまだ触れない(シェクリィ)
6 虚空の眼(ディック)
7 虎よ!虎よ!(ベスター)
8 都市(シマック)
9 宇宙船ビーグル号の冒険(ヴォクト)
10 火星人ゴーホーム(ブラウン)
10 ファウンデーション(アシモフ)
次点 デューン(ハーバート)
結晶世界(バラード)
尚、ハイライン、ディック、アシモフ、ヴォクトは票が割れている。
これ、21世紀でも通用しそうじゃありませんか?
何をバカな! という方に質問。
あなたのおススメする、これに匹敵する「その後の作品」を教えてください。
長編はシリーズものも一作、短編は短編集単位でお願いします。(当時の基準)
ちなみに私の意見は
ハーラン・エリスン 「世界の中心で愛を叫んだけもの」
コードウェイナー・スミス 「人類補完機構」シリーズ
ラリー・ニーヴン 「リング・ワールド」
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
> これ、21世紀でも通用しそうじゃありませんか?
私もそう思います。
個人的には『都市と星』(A・C・クラーク)もベスト10に入ってほしい所ですが……
> あなたのおススメする、これに匹敵する「その後の作品」を教えてください。
質問者さんのオススメや既に寄せられたご回答の提案の他で、すぐ思いつく作品としては、
・『ハイペリオン/エンディミオン』4部作(ダン・シモンズ)
・『あなたの人生の物語』(テッド・チャン)
あたりは、ぜひ追加してほしい所ですね。
また、最近のところで、
・『ねじまき少女』(パオロ・バチガルピ)
も資格十分と思いますが、いかがでしょうか。
phobosさん、こんにちは。火星の天気はどうですか。なんてね。
>『都市と星』
これもオンリー・ワンのものですね。
ようやく来ましたねえ、ダン・シモンズ。「ハイぺリオン」の何作目かが星雲賞を受賞した時のSF大会にかかわったものです。その意味でも、登場を心待ちにしてました。
テッド・チャンは「バビロンの塔」の作家でしたっけ? 短編集は読んでないので読みます!
『ねじまき少女』はレビューを見て食わず嫌いしてました。これを機会に読んでみます。
ご回答ありがとうございました。
No.7
- 回答日時:
ANo1です。
思い出したのをいくつか追加。
(すぐに思いつかなかったのは、主として古い人の新しい作品だったから。ということで。)
・ジャック・ヴァンス 「魔王子」シリーズ
どっちかというと今を去ること30年以上前のほうの対象になるはずの作家ですが、
このシリーズは最後の1冊が1981年に書かれているので(翻訳はもっと後)、
今回の対象としてもいいかと思います。
(・・・萩尾望都の挿絵に惹かれたのでは、といわれても否定しません。)
## これも今では入手しにくいし。
・フレデリック・ポール「ヒーチー年代記」のシリーズ
1作目のゲイトウエイは1977なので、前回のの対象だったかも。
最後の作品は、1990なので、全体を通すと今回のほうなんでしょうか、という作品。
ま、主人公が途中で死んでしまうシリーズというのはあまりないので、印象強いです。
(話がどう続いていくのかは読んでみてのお楽しみということで。)
・オーソン・スコット・カード「エンダー」シリーズ
シリーズの中では、「死者の代弁者」が一番印象残っています。
ところで、「ヴォクトは票が割れている」は、
「スラン」とですか?
(個人的には「武器製造業者」に非常に思い入れがありますが、たぶん違うんでしょうね。)
Siegruneさん、こんにちは。再度のご来場ありがとうございます。
ジャック・ヴァンス。たしか「竜を駆る種族」が次点の下だったと思います。フランスやベルギーではハインラインやブラッドベリを押さえて人気No1だったそうです。(これは聞き書きなので出典不明です)
フレデリック・ポールもいい作家ですね。この頃「マン・プラス」が出る直前だったので…
オーソン・スコット・カードは個人的には・・・ですが、友人ははまって読んでいたのを覚えています。
さて、ヴァン・ヴォクトですが
>個人的には「武器製造業者」に非常に思い入れがありますが、たぶん違うんでしょうね
惜しい。二桁得票の中に「非Aの世界」と「スラン」が入っていたと思います。
ご回答ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
ANo.5です。
もひとつノミネートしたいものを思い出しました。仕事に関連して個人的な思い入れが強いだけなので、賛同してくれる人は少ないかも知れませんが……
・『深海のYrr』(フランク・シェッツィング)
もよかったなあ。
> SFの旬は10代・20代だと私も思います。
まったく同感ですね。
私も年齢とともに感性が鈍り磨り減ってきてることを日頃これでもかと自覚させられていますが、そんな自分が(本当に久々に)センス・オブ・ワンダーを感じさせられた作品として、先の回答と合わせて4作を挙げさせてもらいました。
phobosさん、こんにちは。再度のご来場歓迎します。
『深海のYrr』これも食わず嫌い。読んでみます!
いやあ、感性、鈍化してますよね。その分涙もろくなって…。トシだ。SFはセンス・オブ・ワンダーの宝庫。ですが、かつてクラークが「楽園の泉」で書いた宇宙エレヴェーターは実現へ向かっています。もしかしたら『都市と星』の世界が現実のものに…『幼年期の終り』も…
ご回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
再度失礼します。
これいれましょう。ニューロマンサー
私はキライなんですがw
---------------------------
いま、ハヤカワ銀背をポチポチ集めています。そのなかの、ソ連SF短編集1・2・3が新鮮でなりません。存在自体がSFだったソ連のSFという、クラクラするような3冊です。タイムスリップした気分になれます。会社のデスクに置いてあったのを発見されるという失態をおかしました。その後はお察しください。あと、本棚には元々社がならんでいます。
---------------------------
私にこんな変態的快楽を享受させるようになったのも、冷戦構造が崩壊した後のSFをニューロマンサーが牛耳ったからです。さらしものにしましょう。
でも世の中には、
たったひとつの冴えたやり方
もあるんですよね。これはいいとおもいます。素直に読んでもらいたいです。
k16399638さん、こんにちは。再度のご来場歓迎します。
>ニューロマンサー
私はキライなんですがw
Quite so!
私もキライなのです。有名なので自分の候補に入れようかとも思いましたけど、やめときました。
>ハヤカワ銀背
おー、懐かしい。私は日本人作家のものしか持っていません。
>たったひとつの冴えたやり方
おー、これも懐かしい。若い世代に是非。
ご回答ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
たしかに、このリストは名作が網羅されていると思います。
個人的に特別の思い入れがあるのは、ディックの「虚空の眼」で、高校三年で毎日図書館にこもって受験勉強をしている傍ら、偶然見つけたSF全集の中で読んでまさに衝撃を受けました。ずーっと後になって、偶然に再び読むことが出来たのですが、自分に高校生当時の感性がすでに失われてしまっている事に気がつき、また違う衝撃を受けました...(若いみなさんは、ぜひ若い間にたくさん本を読みましょうね)。さて、本題ですが以下の作品はいかがでしょうか。
ジェームズ・P・ホーガン 初めて読んだのは「星を継ぐ者」でしたが、本当に久しぶりにSFのわくわく感にひたる事ができて、夢中で読みました。同じように狂喜した人は多かったのではないでしょうか。やはり初期の作品が好きですが、その続編に、「創世記機械」と「未来の二つの顔」。どれをあげるか悩みます。仕事でDECのVAXに親しんでいたので、「未来の二つの顔」を押したいとは思いますが、一般的には衝撃デビュー作?「星を継ぐ者」でしょうか。
ジュリー・ユルスマン 「エリアンダー・Mの犯罪」 時間もののジャンルですが、SFに分類するのが妥当かどうかは悩みます。しかし、そんな細かい事がどうでもよくなるインパクトがある作品です。
追伸:「夏の扉?」はないです → 「夏への扉」
EAST-BAYさん、こんにちは。
そうですね。SFの旬は10代・20代だと私も思います。いまだに読んでますけど、「ダールグレン」や「エムシュウィラー傑作集」を読んでもいまいちピンときませんでしたから…。
来ましたね、ホーガン。予想してましたがもう2票目。「未来の二つの顔」は星野之宣の漫画で読みました…。
「エリアンダー・Mの犯罪」寡聞にして知りませんでした。「リプレイ」みたいな感じなのかな? これを機に読んでみようと思います。
松田聖子じゃあるまいし(笑)「夏への扉」でしたね。自分で笑っちゃいました。
ご回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
異論ございません……ではつまらないですが、いまだったらどこかに
1984
アルジャーノンに花束を
アンドロイドは電気羊の夢をみるか
が入るとおもいます。
レムの「虚数」「大失敗」あたりが入ってもいいような……
そうそう、スチーム・パンクがなかった時代ですから、ディファレンス・エンジン いかがでしょうか。
k16399638さん、こんにちは。
正解かもです。
「1984」 早川書房ではNVに分類されていて、対象外だったようです。
「アルジャーノンに花束を」 少数意見だったのが意外。
「アンドロイドは電気羊の夢をみるか」 ディックの票が割れたのはたしかコレ。
「大失敗」良かったですね。「虚数」は手に負えなかった(汗)
来ましたね、ギブスン&スターリング。二人がかりかぁ。これは強力だ。
ご回答ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
>これ、21世紀でも通用しそうじゃありませんか?
十分通用すると思いますよ。
>夏の扉(ハインライン)
は
夏への扉(ハインライン)
ですけど。(The door into the summer でしたっけ?)
さて、
>これに匹敵する「その後の作品」
といわれると、
・マイク・レズニック「キリンヤガ」
(他の一連の作品を含めたシリーズと考えてもいいのかも。)
・マリオン・ジマー・ブラッドリー「ダーコーヴァ年代記」
(未訳もあり、既刊も在庫切れのまま放置されてますけど。)
・C・J・チェリイ「ダウンビロウ・ステーション」「サイティーン」の一連の作品。
Wikiには《「同盟-連合」宇宙》シリーズとなってますけど、その名前で通用するのか?
(これもすでに入手しにくい?)
・ジェイムズ・P・ホーガン「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」の三部作
・ラリー・ニーヴン&ジェリー・パーネル「神の目の小さな塵」
・アン・マキャフリー 「九星系連盟」シリーズ
・ハリー・アダム・ナイト「恐竜クライシス」
(発表した時期が早すぎたので受けなかったというのもあるみたいですが。)
ラリー・ニーヴン単独では質問者さんと違って「ノウンスペース」のほうがいいけど。
とここまで書いておきながら、現在、入手困難な作品はやはりベスト10には入らないのかな。
とも思ったりしますが。
・・・そういう意味では最近はやっているグレック・イーガンとか
彷徨える艦隊シリーズとかが入るのかな。
(私はまだあまり読んでいないので挙げませんが。)
## 前回の対象作品がどの時期までと考えればいいのか悩ましかったので
## 80年代以降の作品にしぼってみたつもり(確認モレで違うのもあるかも)
## というのも、前回の時点で発表済でも未だ一般に知られていない作品や
## 翻訳されていない作品も多々あったはずなので。
Siegruneさん、こんにちは。
松田聖子じゃあるまいし(笑)「夏への扉」でしたね。自分で笑っちゃいました。
あー、やっぱりホーガン来ましたねえ。
「キリンヤガ」も来ましたねえ。
私も「ノウンスペース」ものの方が好きだけど…一冊に絞れなかったのです。
ハリィ・アダム・ナイトは読んだことがありません。これを機会に読んでみます。実はこういうのを求めてました。
ご回答ありがとうございました。
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