

文学作品をテクスト的な読み(分析?)をしてレポートを書きなさいという課題が大学の授業で出たのですが、テクストというのは自分の解釈での読みということでしょうか?ならば作品の自分の解釈レポートということになると思うのですがそうでしょうか?
また、シニフィアン(言葉の表現?)とシニフィエ(言葉の内容?)を作品の分析で応用したいのですが、言葉の表面はこうだけれど、この言葉の意味はこうだ。みたいなのは応用したと言えるか教えて下さい。その他にいい方法があればアドバイスを下さると嬉しいです。
質問が分かりにくくて申し訳ないのですが、どうか宜しくお願いします。
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんは。
「テクスト」は、英語では、"Text"です。しかし、「テクスト」という文学批評の立場からは、
ある作品の、読者の解釈行為を受ける以前の、ページ上に印刷された文字群のことをテクストというわけで、予め作者の印象などを持たずに、より中立的な立場を取ることを言う、ということになるわけです。つまり、作者の作品という評価、欄外注、解説、付録などを含める必要はないわけです。フランスのバルトが提唱した「テクスト」の読み方。読者は消費者ではなく、読みの行為において、テクストの生産者として立場を取ること、読みの行為において積極的な姿勢を要求される、ということになります。
ソシュールのシニフィアン(signifiant)は、いわゆる耳や目で受ける感覚的なイメージであり、シニフィエ(signifier) は、それに対応する精神的な概念で、上記に結び付けられるかどうかは、読者の力にもよるのではないか、と思いますが、母国語ならともかく、海外の作品では、文学の持つ感覚的なイメージは死んでしまったも同然だと思います。
なお、私は、自信を持って書いているわけではないけれど、一応、「文学批評用語辞典」を参考にして書かせていただいております。後は、ご質問者さんの判断にお任せします。
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
「テクスト的に読む」とは、ある作品をそれ自体で考えるのではなく、他の作品との関係や、歴史状況・社会状況に即して考える、ということであると思います。ある作品を作り出したのはその作品を作った著者かもしれませんが、その著者は他の作品の影響を受けているかもしれませんし、その当時の歴史的な背景や、現代からは考えられない当時の社会常識に基づいているかもしれません。それらの状況を踏まえ、その作品を解釈していこうとする姿勢のことを、「テクスト的に読む」と言っているのだと思います。
参考になれば。
No.3
- 回答日時:
text とは本文のことですが、自分が考えるに「読書感想文」的な読み方をするなということではないでしょうか。
ある英国人講師からレポート課題を出されたとき「日本人学生はすぐ『感動した』とか『腹が立った』とか『役立った』とかそんなことばかり書く。いい加減にしろ」みたいなことを言い放っていました。
あくまで研究材料として感情抜きで分析せよということだと思います。
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