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イオン交換膜法の陰極室には、最初、水を入れるのでしょうか?
それとも水酸化ナトリウム水溶液を入れるのでしょうか?

セミナー化学という問題集、ウィキペディアでは「水」になっています
新研究、テライ式解法カードという参考書では「水酸化ナトリウム水溶液」となっています

A 回答 (1件)

電気分解を行う時の電圧は数ボルトです。


この電圧では純水を分解できません。
反応式は 2H2O+2e^-⇒H2+2OH^- です。
反応するのがH2OだからH2Oだけがあればいいのではありません。
イオンの存在が必要です。(イオンの存在は数ボルトの電圧が電極表面のごく近くに集中してかかるような電場勾配を実現するために必要です。)
水酸化ナトリウムを作るのが目的ですから初めに水酸化ナトリウムを少し入れておけばいいです。その後はどんどん作られますから純水を補充するだけでいいことになります。
陽極質の方では食塩水を補充します。

「最初」とはどの段階でのことを言っているのでしょうか。
実験室であれば装置を組み立てて、反応液を入れて、電極をとり付けて、・・・という作業から始まります。
実験が終われば装置はばらして、洗って片づけてしまうでしょう。
工場では連続運転が行われていると思います。
昨日と今日とは同じことをやっています。電解槽の中を毎日空にして洗っているわけではないだろうと思います。
昨日の続きの作業としての今日の「最初」であれば水の補充だけでいいのではないでしょうか。
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