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友人からガス式のショックアブソーバーを譲ってもらいました。
相当力を入れれば押し込める(縮む)のですが、まっすぐに引っ張っても人力では
戻すことはできません。
放置していても戻りません。
軸をクルクルと回しながら引っ張ると比較的容易に元に戻ります。

この状態が正常と言う方もいるのですが、自然に戻らないなら抜けていると言う方もいます。
ショックなるもの初めて手にしたのですが、どの状態が正常ですか?

ガス式と書いてありますが、メーカーは不明です。
ミニクーパーに取り付けられていました。

A 回答 (4件)

>相当力を入れれば押し込める(縮む)のですが、まっすぐに引っ張っても人力では


戻すことはできません。

 故障ではありません。
 自動車の懸架装置のダンパは、縮み側より伸び側の減衰力が高く、故に人力で縮められても人力で伸ばせるとは限りません。

>軸をクルクルと回しながら引っ張ると比較的容易に元に戻ります。

 ダンパに限らず、ピストン外周とシリンダ内面のシールは、回転させるとリーク量が大きくなる(シリンダ内面とピストン外周間での漏れが大きくなる)ので、軸を回しながら引くと引っ張り易くなるはずです。(この話、意外に知らないヒトが多いですが・・・・回転する軸というと、例えばクランクのプーリ部分。あそこのシールは、クランクが回転して外気を吸い込む事によりエンジン内部のオイルが漏れようとするのを押し戻しています。)
 ダンパの場合、ピストンとシリンダのシール部分には方向性が無いので(上述したクランクシールには方向性があり、クランクが回転している限り常に外気を吸い込む方向に空気が漏れます)、同様に軸をクルクル回しながら押し込んでも、回さない状態よりは軽い力で押せるはずです。

>この状態が正常と言う方もいるのですが、自然に戻らないなら抜けていると言う方もいます。

 ダンパが『抜ける』とは内部でオイルが漏れまくり、減衰力が発生しなくなっている状態を指します。
 戻らない=抜けている、ということはありません。
 但し・・・・

>ガス式と書いてありますが、

 ガス式なら、ダンパを縮めた時にガスが圧縮される分弱い反力が発生し、放置しておくとガスの弱い反力によりゆっくりと伸びきります。

・・・っというワケでこのダンパは、

(1)減衰力は出ている。その点では『ダンパ抜けが発生している』ということは無いでしょう。
(2)但し、ガスが抜けている可能性が高いです。

 封入されているガスは、インナロッド(軸部分)がダンパ内に出入りする事による内容積変化を吸収する役割の他、微小ストロークや比較的高周波振動で擬似的に減衰力を落とし、乗心地や接地性(ロードホールディング)を改善する機能もあります。
 上述した様に減衰力そのものは発生している様なので、クルマに付けてもダンパとしてそれなりに機能するでしょうが、ガスが抜けているのであれば、そのダンパの設計者が意図した性能は発揮出来ないと考えられます。

 ところで。

>ミニクーパーに取り付けられていました。

のミニとは、オリジナルのミニ(BMW製でないミニ)でしょうか?
 ミニのゴムばねは内部損失(時刻歴=ヒステリシスと言います)が大きく、ばね自体が既に多少の減衰力を発生している為、ダンパが発生する減衰力はサス全体が必要とする減衰力から見ると一部でしかありません。
 故に、ガスが抜けたダンパでも悪影響は少ないと考えられます。思い切ってクルマに装着してみると、案外『それなりにいい感じ』で機能するかもしれません。
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この回答へのお礼

とても建設的な意見をありがとうございます。
客観的な分析と現実的な予測がとても参考になります。
大変参考になりました。

お礼日時:2012/06/21 15:27

スプリングの伸縮を抑制するのが目的のパーツですから、


伸縮時に抵抗があって当然、なければ不良品です。
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この回答へのお礼

お答えいただいた事には感謝します。

お礼日時:2012/06/21 15:21

ショックにガスを封入するのは、作動中の気泡発生を抑えるためです。


細かくは書きませんが、ガスが入っていると圧力がかかるので、手を離しただけですぐに伸びてきます。
たいていのスポーツショックは、新品なら縮めた状態で維持するのに結構な力が居るぐらいです。
ですから、ガスは抜けた状態でしょう。
単純な減衰力は維持されますが、スポーツ走行には不向きです。(中古を使う点で期待する方がどうかしてますが、)

また、伸び側は、確かに人力ではかなり苦しいのが普通です。
片方を器具で固定して、全力で引っ張ってゆっくり伸びてくるとか、その程度です(車重によって減衰力も変えますから、適応車種やスポーツ走行のレベル次第)
しかし、ロッドを回しても違うはずありません。そこがおかしいので、ロッドの歪みが出ているかもしれません。ロッドが歪めばガスも抜けやすいので、先と考え合わせるとその可能性は高いです。
高速道路で安定性が増せば、程度ならそれでも使えますけど、サーキットでタイムアタックしようとか言うなら不可です。
また、たぶん、車両に付けて走るとシュポシュポ音がしたりもします。
解体屋でも、車体を横に立てる方法でやると、ショックのロッドも同じように歪みます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
せっかく友人が譲ってくれたので使ってみる前に状態を理解したいと思いました。

お礼日時:2012/06/21 15:35

>相当力を入れれば押し込める(縮む)のですが、まっすぐに引っ張っても人力では戻すことはできません。



普通はとても人力で戻せるものではないです。人力で戻せるアブソーバーは「ダンパー(減衰)抜けている」と言う状態です。

>軸をクルクルと回しながら引っ張ると比較的容易に元に戻ります。

ひょっとするとダンパーも抜けているのかもしれません(サスペンションオイルの劣化や減少、シールやOリングなどの内部パーツの劣化など)。

>放置していても戻りません。

放置してて元に戻るものもあれば、戻らないものもあります。でも大抵のもの放置してれば徐々に戻ります。
アブソーバーが伸び縮みする際、サスのロッドの体積分、アブソーバー内の容積が変化します。
もしサスが伸びきった状態でアブソーバー内が全てダンパーオイルで満たされていると、サスが縮んだときにアブソーバー内に押し込まれたロッドの体積分のオイルが余分となりあふれることになります。この容積の変化にするためにアブソーバー内にガス室を設けてガスが封入されています。アブソーバーが縮んだ際、このガス室の気体(通常は窒素)が縮んだロッド分圧縮されます、ゆえに縮めるとガスの半力で自ずと伸びようとすることになります(普通はゆっくりと伸びていきますよね、ゆっくり加減は色々ですが)。
というわけで、放置して戻らないってことは、ガスが抜けてるんじゃないでしょうか?
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この回答へのお礼

なるほどですね、大変参考になります。
ガスが抜けている可能性は高そうですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2012/06/21 15:23

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