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「お熱いのでお気をつけ下さい」は二重敬語ですか?

A 回答 (6件)

まず、二重敬語には該当しません。



二重敬語は、「お話しになられる(「お~なる」(尊敬)+「れる」(尊敬)」など、一つの言葉の中に同種の敬語を含む表現です。

「お熱い」 「お」+「~い(形容詞)」の形は、尊敬語が丁寧語を作ります。
例文ですと、「お茶がお熱いので」ですから、相手を高めるワケではないから丁寧語です。

尚、「お」+「~い(形容詞)」を美化語と解釈する場合もあるとする説もありますが、それが定説と言うワケでもなく、またそもそも美化語は「お」+「名詞」or「動名詞」が基本ですから、敢えて丁寧語から派生した美化語と解釈する必要性は無いと考えます。

ただ、「お茶がお熱い」「鉄板がお熱くなっております」とか、「この商品はお安い(お高い)です」などの丁寧語表現は、敬意の対象が物品に向いている様な印象があり、奇異に感じる人が多いです。
質問者さんが「二重敬語」と思われたのは、この印象と同種では?と思います。

またカップルなどを「お熱いね」「お安くないね」とか、高慢な態度を「お高く止まっている」などと用いますので、「お熱い」などの表現は慣用化していますが、これらは「お熱い」などの対象が人物ですから、尊敬語になります。

加えて、尊敬語ではあっても、揶揄的な意図なので、そもそもの敬意を表す敬語としての機能は、ほぼ喪失していますね。

以上から、二重敬語では無いし、丁寧語と解釈することは可能ですが・・・。

しかし本来は、「お熱い」の主語を省略した表現で、そこが丁寧では無いし、その結果、違和感などが生じた表現なんですよね。

キチンと「鉄板が熱くなっておりますので、お気をつけ下さい」などと言えば、何の問題も無いのに、その「鉄板」をサボった結果、「お熱い」と言う部分で、無理矢理敬意を示そうとした表現になっていると思います。
丁寧なんだか、手抜きなんだか分からない敬語なので、好ましくない表現では?と思いますが・・。
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私は二重敬語ではないと思いますが適切な言葉とは


思えません。
この場合は「お熱い」はものを指すので、「おビール」、
「おアイス」に近いと考えます。
これらが適切と考える人は別ですが。
丁寧語も場合により違和感を生じます。

「おいたわしい」、「お寂しい」は相手を指すので適切な
表現です。

「お熱い」を貴方がさわると熱いからと、はっきりとれる
場合は微妙ですね。
「お熱いですから」矢張り少し違和感があります。
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「お熱いのでお気をつけ下さい」は二重敬語か。



 結論だけ書くと、二重敬語であはりません。

「二重敬語」 についてはいろいろな考え方があるようです。
文化庁の見解に基づいた一般的な考え方を書きます。

詳しくは下記をご参照ください。
http://1311racco.blog75.fc2.com/blog-entry-2270. …
以下は一部の抜粋(重言)。長くなるので要点だけに絞ります。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■引用開始
次に「二重敬語」については次のように書いてある。
「敬語の指針」p.30から====================
(2)「二重敬語」とその適否
一つの語について,同じ種類の敬語を二重に使ったものを「二重敬語」という。例えば,「お読みになられる」は,「読む」を「お読みになる」と尊敬語にした上で,更に尊敬語の「......れる」を加えたもので,二重敬語である。
「二重敬語」は,一般に適切ではないとされている。ただし,語によっては,習慣として定着しているものもある。

【習慣として定着している二重敬語の例】
・(尊敬語)お召し上がりになる,お見えになる
・(謙譲語I)お伺いする,お伺いいたす,お伺い申し上げる
================================
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■引用終了

「お熱いのでお気をつけ下さい」を敬語でない形にすると、「熱いので気をつけてくれ」くらいでしょうか。
「熱い」→「お熱い」
「気をつける」→「お気をつける」
「くれ」→「ください」
 くらいですかね。3つの言葉をそれぞれ敬語にしているだけで、二重敬語ではありません。

 形容詞を敬語にできるか否かは一概には言えません。できるものもある、としか言えないでしょう。
 敬語関係の名著とされる『敬語再入門』はP.66で「形容詞の尊敬語」(尊敬語か美化語か微妙なものもあります)というテーマを扱っています。「お忙しい」「お優しい」「お若い」などの例をあげ、敬語にできるか否かは「慣習的」としています。このほか、先行コメントにある「お美しい」「お寂しい」などもありでしょう。
 さて、「熱い」を「お熱い」にできるか否か。個人的には使いませんが、かろうじてセーフでは。
 ただし尊敬語ではなく美化語でしょう。この場合、「熱い」のは「お茶」などですよね。「お茶」などに対して尊敬語を使うことは、まずないでしょう。偉い先生がいれてくれた「お熱いお茶」なら尊敬語という解釈もできるかもしれませんが。
 仮に「松岡修造選手はお熱いお心をお持ちです」なら尊敬語です(笑)。
「お熱いこと」とか「お熱い仲」だと、尊敬語というより、ひやかしのニュアンスが強い気がします。
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形容詞の「御」はいいんじゃないでしょうか。




御労しい(おいたわしい)
お寂しい
などなど……。
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『お熱い』という表現は誤りです。



義務教育で教わっていらっしゃる通りの内容が正解でして、
そもそも、形容詞の接頭辞に丁寧表現の『御』を付けてはいけません。

この回答への補足

「お美しい」とかもダメなんですか?

敬語について詳しくないので詳しく教えて下さい。

補足日時:2012/06/23 12:00
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おっしゃるとおりです。

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