No.3ベストアンサー
- 回答日時:
幾つかの理由があると思いますが、主な理由としては宗教的な考え方によるところと、江戸時代以前より受け継がれて来ている習慣によるのではないかと思います。
昔は土葬でしたが、現代のようにドライアイスなどの保冷剤は有りませんでしたので、自宅でお弔いが出来る限界が初七日くらいまでで、それ以上の長期間自宅に置いていたら腐ってしまって大変な事になったと思います。
おそらく、その昔からの習慣に基づいて、お通夜があって七日目に告別式がある訳ですが、現代では更に短くなってお通夜と初七日の読経を続けて行い、翌日には告別式で火葬にしてしまいますね。
これは有る意味で遠方から弔問に来ていただく人達への、別の意味での現代的な事情に合わせた配慮なのだとおもいます。
遠方からお通夜に駆けつけて、一旦戻って七日後に再度遠方から足を運ぶのは大変ですし、お通夜から初七日までホテルに泊まって待機しているというのも大変ですし、仕事がある会社員などではほぼ不可能だと思われます。
なので、短期間に凝縮して全てのお弔いを行う事は現代的な事情に合わせた弔問客への配慮という意味が有るのだと思います。
もう一つの宗教的な意味合いに付いてですが、
>人が亡くなると、ばたばたと慌ただしく送り出しますね。
>何十年も生きて数日でお別れなんて、ちょっと違和感があります。
現代では、告別式の後で直ぐにご遺体を火葬にしてしまいますが、仏教の世界では死は魂が肉体から離れただけであって亡くなられた方の霊魂は、まだ現世に留まっていると考えられています。(宗教や宗派によっても考え方に違いはありますが)
なので、遠方からの弔問客で告別式に間に合わなかった人達が後からお弔いに駆けつけたとしても、その家のご仏壇にお線香をあげてお弔いをすれば、そこには霊魂として現世に留まっている故人がいるのです。
故人の霊魂は49日の間、魂のままで現世に留まり続けていて、弔問に来られなかった人達やお世話になった方々などの所に挨拶に行ったりして、現世とのお別れの準備をして行きます。
そして俗世間の垢を全て落とし、この世への全ての未練を断ち、仏となって極楽浄土へと旅立ちます。
この49日目を一つの節目として魂は完全に肉体から離れて旅立って行くので、抜け殻となった遺骨はお墓へと納骨します。
ご遺体を火葬してしまっても本人の霊魂がいなくなった訳ではないので、ご家族の方々は49日までの間は毎日お線香をあげて手を合わせてお祈りをする事で故人の魂と対話をする事が出来るのです。
そして、その間に遅れて訪れて来る、全ての弔問客の方々も同じです。
なので、ご遺体を火葬してしまったからといって、短期間でお弔いが終わってしまった訳ではなく、短期間で故人とのお別れが終わってしまった訳でもないのです。
お通夜や初七日、告別式などの形式が、その時代の事情に合わせて変化する事は仕方のない事だと思います。
大切なのは御身内の方やご親戚の方々がどれだけ故人を想い心を込めてお弔いを行ったのかであって、日数を長くすれば良いというものではないと思います。
日数ではなくて送る人達の気持ちの問題だと思います、という事です。
ご回答ありがとうございます。
とても勉強になりました。
一週間を超えて体を置いておく気持ちはありませんし、
法要のルールにできるだけ則り、
また弔問は、お通夜の前でもお通夜でも告別式でも、
一度だけで構わないと思っています。
大切な人の死に対し、
そのお体を前にして思うところもあると思います。
そんな期間ができるだけ長ければいいなと思ったのです。
No.8
- 回答日時:
別にいつ葬儀したって言い訳で。
年金不正受給の人たちなんて、故人を数年間放置ですからね。
ただ、よくあの腐敗する臭いをなんとかできたものだと思います。
おそらくスレ主さんとしては綺麗な状態の故人というイメージですよね?
それ数日ならばドライアイスで耐えられますが。しかし、夏場などは、葬儀屋はそういう友引飛ばし等で葬儀日が遅くなる場合、ドライアイスを多目に発注かけておきます。
ご遺体を綺麗なまま保存という技術はありますが、費用がかかると思ってください。
その費用があるならば、いいですけれど。
あるドラマで棺が冷蔵庫のような機能がついているものを使っていましたが、一つ買うのに凄い出費になります。ということは、利用者にそれなりの利用費を支払ってもらわないと、葬儀屋はボランティアでもないのでね。
いくらでも日にちは伸ばせますが、ご遺体の傷み方を考えたら、そうそう後にすることは難しいかと。
せっかく綺麗な顔で他界されても、葬儀の際には・・・・では、成仏させているはずなのに、人生最後に恥さらししている感ありますが。
ただ、気持ちの整理とおっしゃいますが。死んだことを受け入れるならば、火葬なり土葬なりした方が、なんぼか整理がつくと思います。遺体が目の前にあって気持ちの整理。それできる人、いないと思います。骨になる、墓に入ったからこそ、死を受け止められるのでは???
おそらく葬儀経験はある方だと思いますが。一番愛する人のご遺体を目の前にしたとき、この質問がいい質問だったのか、ばかげたことだったのか判るのかと思います。
ご回答ありがとうございます。
>おそらくスレ主さんとしては綺麗な状態の故人というイメージですよね?
それはありません。死体がどうなるかは知っています。
>死を受け止められるのでは???
死んだ時点で受け止めていますよ?
>一番愛する人のご遺体を目の前にしたとき、
>この質問がいい質問だったのか、ばかげたことだったのか判るのかと思います。
これは言う筋合いのないことですね。
No.7
- 回答日時:
こんにちは
遺族が遅くしたい。と言えば可能ですよ。
祖父が無くなった時、ものすごく日が悪くて
6日後に葬儀でした。翌日は初七日。忙しかった。
通夜、初日は、あちこちから御焼香に来ていただけましたが
その後も、パラパラとおいでになりました。
葬儀まで親族は離れるわけにもいかず(私は本を読んでいましたが)
まあ、思う存分別れを惜しみました。
実情は、思い出話を肴に、供養という名目で、毎晩、宴会状態でしたが。
なので、長くてもかえって遺族は大変です。
接客はなかなか気苦労の多い事ですから。
社長が無くなった時や、遠方の遺族が多い場合も
参列者の事を配慮し、3日後葬儀とかは良くあるようです。
また近頃は、火葬場の手配がつかず日延べもあるようです。
事務的に考えれば、ちゃちゃっとしたほうが効率的ですが
遺族の気持ちを考えれば、翌日お通夜、翌々日葬儀の方が良いのでしょうね。
昔は、遺体の体を拭いたり葬儀自体の準備をしたりと
やることも多かったのでしょうが、
今は、大体の事を業者に任せてしまうので、
余計に気持ちの踏ん切りがつかない気持ちは分かります。
だから、あなたが葬儀をとりしきる機会があれば
お別れをゆっくりしたいから、親族が間に合わないから、
○日に葬儀をお願いしたいと
業者に伝えるのがよろしいかと思います。
会葬者に配るお礼状の印刷とかありますから
日取りは早々に決めないといけませんが、
決まりさえすれば、早すぎて文句を言われる事はあっても
遅いなら四の五のは言われませんよ。
どうせ、近い親戚は初七日までは居るでしょうし。
ご回答ありがとうございます。
亡くなってから一週間はいてもいいのではないかと思っています。
業者はちょっとアレですね。
パターンにはめ込もうとしますから、いろいろです。
No.6
- 回答日時:
亡くなられた方と心の整理がつくまで一緒にいたいというお気持ちはよくわかるのです。
できることなら誰もがそのようにしたいと考えるのが自然なことではあるのです。
ただ他のご回答者様も仰られているように、人間の肉体というものは「なまもの」なのです。冬場において腐敗する速度は違っても、そう何日も置いておくわけにはいかないんです。極端な例でいいますと「お刺身」と同じです。冷凍にも限界があるのです。
また人の身体というものが腐敗してしまうと、その臭いというものはかなりの長期間をあけても取れることはないのです。
残された方々の生活の為にもきちんと措置をしなければ、衛生上にも問題が発生することにも成りかねないのです。それが短期間に送り出さねばならない理由です。
違和感はわかります。しかし自分たちが思っているほど、人間の肉体というものは強いものではありません。
理解するほかないことです。
ご回答ありがとうございます。
亡くなってから一週間はいてもいいのではないかと思っています。
他意のある"お金をかければ…"という回答がありますが、
とくにお金をかけたいとは思いませんし、
ブロックみたいなドライアイスで体を持たせたケースを何度も見たことがあります。
No.4
- 回答日時:
ほっといたら腐るやん。
死体なんかほっといたらあっというまに
腐って、臭くなって、そばにおいておけるもんとちゃうで。
焼香とかするのはそういう匂いを消すためのものでもあるし。
冷凍技術が発達したのはここ数十年の話だし、
そのための費用はけっこう馬鹿にならんので、
誰もやらないだけ。
みんながやったら、商売にもなって、
もうちょっとコストは下がるだろうけど、
質問者さんは、親だから、配偶者だからと言って、
何百万もかけてその死体を数日おいときますか?
普通は誰もしない。昔からそうしてきたから、
すぐに焼いてもモラル的に問題もないことだし。
ちょっと前に、知人の日系のブラジル人男性が死んで、
冷凍して遺体をブラジルの遺族のもとに送るかと言う話があったんだけど、
金額を聞いて、向こうの遺族がやっぱりいいですと。言いました。
彼は金を稼いでいたのでそれくらいの貯金はあったはずだけど、
現実としてはそんなもんで、焼かれて骨になって国に帰りました。
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