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何故、murum も、album も、対格なのに、「壁を塗り、その結果、白い物 に なる」という、「~に」という与格か何かのような意味が生まれ得るのでしょうか。どういう論理・発想法・「意味形態」なのでしょうか。

A 回答 (2件)

>「私は壁を塗る、その事によって、私は白い物を成す。



album が murum と同格であるため、「私」を出すよりも「それは白いものを成す/それは白くなる」がいいでしょう。

同格に置かれる形容詞や分詞はそれがかかる語との条件、結果などさまざまな関係を表します。そのため時に意味が取りにくかったりいくつかの意味に取られることもあります。意味を明確にするために誤や文を補うこともできますが、むしろ文語である古典ラテン語は語数を少なくして意味を詰め込む性質の言葉であると思っていた方がいいでしょう。
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この回答へのお礼

たびたび懇切ご丁寧な御回答を、誠に有難う御座いました。良く分かりました。

お礼日時:2012/07/10 13:25

「に」というのはあくまで日本語の助詞であり、album は対格補語です。

与格的な意味はありません。

英語の I paint the wall white. SVOC と同じ構造で、対格目的語である murum の属性(attribute)を示すもの(意味的に=で結ばれるとか be 動詞でつなげられる関係、nexus があるもの)は格が一致します。

murum album pingo とは murum pingo et murus albus fit (I paint the wall and (so) the wall becomes white) を一文にしたようなものですが、albus を初めの文に組み込む以上性数格を一致しなければなりません。

この回答への補足

そうしますと、敢えて直訳すると致しますと、「私は壁を塗る、その事によって、私は白い物を成す。」という様な具合になりますのでしょうか。ラテン語話者の気持ちを表すような直訳をお示し頂けますでしょうか。

補足日時:2012/07/10 08:34
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この回答へのお礼

誠に有難う御座いました。

お礼日時:2012/07/11 20:45

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