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1.きんらんどんすの 帯しめながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ
2.文金島田に 髪結いながら 花嫁御寮は なぜ泣くのだろ
3.あねさんごっこの 花嫁人形は 赤い鹿の子の 振袖着てる
4.泣けば鹿の子の たもとがきれる 涙で鹿の子の 赤い紅にじむ
5.泣くに泣かれぬ 花嫁人形は 赤い鹿の子の 千代紙衣装

1と2で泣いているのは人間の花嫁でしょうか?「帯しめながら泣く」は人間にしかできませんよね。
4で泣くのは、人形遊び(あねさんごっと)をしている子供でしょうか?
それとも全て主体は「花嫁人形」なのでしょうか?題名がそうですし。それにしては5で「泣くに泣かれぬ花嫁人形」とあるので混乱してしまいます。

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

 NO1です。

訂正(笑)

1・2が今まさに結婚式を迎えようとしている人間の花嫁ですね。

3・4・5がその花嫁を模した花嫁人形です。

 結婚という最高の幸せのはずなのに、どうして花嫁さんは泣くのだろう。
この結婚式ごっこをしている花嫁人形も本当は泣きたいんだろうなぁ。。。
しかし、衣装が紙で出来てるので、泣けば衣装は汚れるし、破れてしまう。
本当は泣きたいはずなのに(人形だからってことではなく)紙の衣装だから泣くのを我慢してるんだろうなぁ。。。


 ってことではないでしょうか。
 
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私はNo2の方の意見がいいと思います。



1,2行目では言いたいことがはっきりしているのに対し、
3は人形の衣装の描写だけであり、
話が4へ続くだろうと考えるのが自然です。
そして4を見ると、「もし人形が泣いたらどうなるか」という仮想があり、
やはり次に続いてもらいたい内容です。
5の「泣くに泣かれぬ」は3,4が理由になっているととれば納まりがいいでしょう。

「人形だから泣かない」というだけの「泣かれぬ」ならば、
4と3がちゅうぶらりんになってしまう気がします。

人間の花嫁は泣くのだから人形も泣きそうにはなっているのだろうけど、
衣装が千代紙なので泣かないのだろう、とは実に面白い情趣だと思いました。
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女性が最も耀かしいのは、「ハレ(晴れ)」の日を迎え嫁ぐ、その絢爛たる花嫁姿において、なのでしょう。


女性が最も純粋無垢でありえたのは、「ケ(褻)」の日での、姉様人形での飯事(ママゴト)で将来を夢見た幼子において、でしょう。
そして、女性が最も美しいのは、「ハレ(晴れ)とケ(褻)の混乱、すなわちまれに出現するところの昂奮」(柳田國男)であろう「涙」、それを忍びこらえる淑やかさ、凛と漂う悲しびの姿において、なのではないでしょうか。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AC% …

15歳で駆け落ちしたエツには翌年に生した男の子を養うことは叶わず、数年は新発田の実家に里子に出した形で、汽車に揺られ時折逢うだけだった。その後引き取ってからも倹しい生活の日々で、そんな少年の原点は母エツの使い残したママゴトおもちゃだけだったのかもしれません。その思い出の千代紙人形を手に取っている自分、一度も晴れの日を迎えることなく自分の年にはもう亡くなってしまった母の面影、その心の内は如何ばかりであったのか。ハレにあって泣く姿を密かに想像に凝らしながら、「泣くに泣けない」この命のない千代紙人形をじっと見つめていると「鹿の子の赤い紅にじむ」ばかり、悲しい叙情が募るばかり。
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「花嫁御寮」も自分の意思を棄てた


人形なのでは、なないでしょうか。
二重にも三重にも意味が込められていますから
わかりませんが・・・

この回答への補足

ありがとうございます。
泣く、に注目すると、
1.2は泣いている、
3.4.5は泣いていない、かつ人形。
人形は泣けない。

と考えれば、1.2は人間の花嫁という事になりそうです。
幼女が花嫁をみて、「何故泣くのだろう」と思い、
花嫁人形をみて、「何故泣かないのだろう」と思っていると解釈可能です。

補足日時:2012/07/14 20:14
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全て主体は「花嫁人形」、でいいと思いますよ。


124は「泣いているように見える」から「泣く」のでであって(直喩法)
5は人形だから泣けないので「泣くに泣かれぬ」とあるだけです。

ちなみに花嫁人形自体は戦争で死んだ若い特攻隊員たちの為に遺族が贈った人形のことです。
靖国神社の遊就館に飾られているものが有名ですね。

この回答への補足

ありがとうございます。
>全て主体は「花嫁人形」、でいいと思いますよ。

そんな気がしてきました。
「ながら」は同時進行や並列を表すのではなく、「逆説」ですね。
「にもかかわらず」という意味でしょう。

大正13年の作詞なので戦争は無関係と思います。
花嫁姿の人形と思います。
ネットで、若くして亡くなった母親の面影を、舞妓の姿にかさねて
作詞したとありました。

補足日時:2012/07/14 03:06
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戦争で添い遂げられなかった・・・悲話なのだそうです。



このお話の花嫁人形は実際に存在していた、近江八幡市のあるお屋敷に最近(?)まであったということですよ。

悲話の内容は、聞いたのですが、大半は不確実なので(それが流布すると大変なので)書きません。
近江八幡市の歴史・資料に詳しい方ならご存じだと思います。
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1・2・4は今まさに結婚式を控えてる花嫁さんでしょうね。



3・5は、その花嫁に模した花嫁人形のことを歌っています。
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