
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
基本的にヨーロッパの国はどこも仲悪いです
たとえばAという嫌いな国とBという大嫌いな国があったら
Bを倒すために嫌いだけどまだマシなA国と手を組むということはあっても
嫌いなままです
乱暴な言い方をすれば島国の日本(イギリス)と韓国(フランス)みたいなものか
ちなみにイギリスはイギリスという名前ではあるけど
イングランド、スコットランドとウェールズと北アイルランドという国があわさった国です
W杯では別々にチームが組まれベッカムはイングランドの元代表選手です
No.9
- 回答日時:
対比の矛盾 ~ 最重要キーワードが忘れられている ~
つい先日「プロテスタントとカトリックの違いがよくわかりません」
という質問にも回答を試みましたが、共通のもどかしさを感じます。
AとBを対比するには、CやDとの関連を避けられないのです。
プロテスタントとカトリックは、ユダヤ教やイスラム教と並存する。
http://q.hatena.ne.jp/1343567780#a1160281
一神教の系譜 ~ 神の子孫にたとえる ~
したがって、イギリスとフランスを対比するには、アメリカやドイツ、
スペインやイタリア、さらにロシアその他との歴史的背景が必要です。
それでもなお、英仏だけを論じるなら、宗教的対立が一番でしょう。
フランスは、革命の前後を通じて、最大のカトリック国家なのです。
イギリス英国教会は、儀式や装束を見るかぎり、カトリックと見分け
がつきませんが、プロテスタントを自称する反カトリック国家です。
さらに面倒なことに、英国教会の首長は、女性の既婚者である女王で、
フランスよりも強硬なカトリック国家アイルランドの君主でもあります。
このような歴史を、日本の高校教師が教えるのは不可能だと思います。
なお今月の冊子で、中世フランスの反カトリック陶工の獄死を引用し、
原発問題を説いた(日本の)ノーベル賞作家がいます(もはやこれまで)。
http://q.hatena.ne.jp/1344215848 はてな匿名質問より。
…… 私は殆ど希望を失ひ、毎日毎日うつむいてゐたが……(Palissy)。
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/40 …
── 渡邊 一夫《フランス ルネサンス断章 19500920 岩波新書》第二刷
No.8
- 回答日時:
現在の英国の主体であるイングランドは、仏国のノルマンジー公が英国島に上陸して領有を始めたものです。
その後勢力を強大化したノルマンジー公は、王位継承権を持って仏王への就任を求め戦争を始め、当初は優勢だったがジャンヌダルク等の活躍で仏国を追われました。
また欧州の覇権を常に争う様になった英国は、まず米大陸の利権を得て強大化したスペインを海戦で
破り、その後に同盟国だったオランダを屈服させ北米を支配して行きました。
海軍力が弱く米大陸進出に遅れをとった仏国は、英国に対するけん制の意味もあって、米国を支援して行きましたが、独立戦争時の派兵は仏貴族の義勇兵であり、英仏が戦争状態に入った訳ではありません。
その後仏革命からナポレオンが出現した時には、英国は全力を挙げてナポレオンと戦い、一時はナポレオンによる欧州包囲網を敷かれた状況を逆転し、ロシアまでを巻き込んだ反ナポレオン同盟軍で陸戦でナポレオンを2度破りました。
英仏が最も苛烈に争ったのは以上の時期ですが、仏国は英国を田舎(ノルマンジー)の果て(イングランド)に住む野暮な連中と馬鹿にし、英国は仏国を華美ばかりを求め実用を軽んじる軟弱者と馬鹿にする傾向が今でも続いています。
ただ、英国は大陸から離れているので、他の欧州国との直接的対立は少ないのっですが、大陸に在り沢山の隣国を持つ仏国は、其々に愛憎が絡む因縁を抱えています。
No.7
- 回答日時:
イギリスとフランスに限らず、日本の戦国時代に群雄割拠した戦国武将が領地争いしたのと同じで、基本は「領地=耕作地&狩猟地=食料」ですので、近隣の支配層は相互に領土争いで仲が悪い、ということでしょう。
ドイツとロシアのように、ポーランドを挟んで離れていると、決して仲良くはないものの、ポーランドを分割支配する、という利害一致で協力したりしますが。(作曲家ショパンの時代のポーランドなど、ポーランドは歴史上の大半がそんな境遇でした)
イギリスとフランスは、まだ海を挟んでいるのでましな方で、フランスとドイツは陸続きの分だけさらに「仲が悪い」と思います。
少なくとも、第一次大戦、第二次大戦とも、フランスとイギリスは連合国側(仲間)、ドイツはその敵でした。現在フランスの都市である「ストラスブール」は、第一次大戦まではドイツの街「シュトラスブルク」だったのですから。
多分、ドイツとフランスが平時に連合したのは、現在の「EU」が初めてではないでしょうか。
それから、No.6さんの、
>イギリスの王室は、1066年にフランスのノルマンディからイギリスを征服したノルマン王朝から続いており、フランス国内にも領土を持っていた。
というのはイギリス側の言い方で、フランス側から言うと「元々イギリスはフランスの領地で、イギリス王はフランス人だった(だからフランスにも領地を持っていた)」という言い方になります。
つまり、本来は兄弟国家なので、親戚同士の領地争い、がその根っこにあるということです。
国民・一般庶民は、やはり敵国に農地や郷土を荒らされたり、略奪されたり、戦争に駆り出された肉親が敵国の兵隊に殺されたら、やはり敵国に対する恨みは芽生えますよね。
でも、そういった「国家」「民族」というアイデンティティは、フランス革命後、ナポレオンが王制に変わる国家統合の手段として、政治的に作り上げた概念、ということのようですね。共和制の発祥はフランス革命ですので、そういった「国民国家」という考え方を、アメリカの独立戦争に対しても適用して、それをフランスが支援した、ということだと思います。対するイギリスは王制(現在も)ですので。
No.6
- 回答日時:
どこでもそうなのですが No1に対してそのチャレンジャーNo2は戦います。
国際関係論的に言えば 覇権循環論というやつ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A6%87%E6%A8%A9
海洋国家=覇権国の代表が イギリスである時代が長く
大陸国家=覇権チャレンジ フランスである時代が長い
という構造になっています。
近代以前だと、国民云々ではなく、王室の争い
イギリスの王室は、1066年にフランスのノルマンディからイギリスを征服したノルマン王朝から続いており、フランス国内にも領土を持っていた。
ジャージー 衣類のジャージの語源だったりジャージー種という牛の原産地だったりしますが、これはどう見ても、フランスです。けどイングランド王室領です。けどイギリスではありません。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% …
なので、イギリス王室の旗には、フランスを示すユリの花がありました
隣国同士というと
ドイツの西部では ゴキブリのことを 「このフランス野郎」と言い、ドイツの西部では「ポーランド野郎」というそうです
ご回答ありがとうございます。
>ドイツの西部では ゴキブリのことを 「このフランス野郎」と言い、ドイツの西部では「ポーランド野郎」というそうです
どこかの都知事は何て言うんでしょうな?
No.4
- 回答日時:
statue イギリスとフランスだけが国民感情的に対立しているだけでなく、イギリスとドイツ、フランスとドイツの間柄も似たようなものです。
しかし、庶民の間はともかく、指導者や知識人の間ではお互い尊敬しています。知らない者の間では警戒心が高まり、お互いを知るほど警戒心が薄れるのは当然の成り行きだと思われます。
自由の女神(これは日本限りの名称)を贈ったのはアメリカ独立100年以上たってからの話なので、あてつけ云々は疑わしいのではないでしょうか。むしろ、南北戦争へのオマージュとしての意味が強いと思われます。
ご回答ありがとうございます。
>statue イギリスとフランスだけが国民感情的に対立しているだけでなく、イギリスとドイツ、フランスとドイツの間柄も似たようなものです。
仲が悪い国がたくさんあるんですね。それでよくオリンピックなんかやってますね。
>しかし、庶民の間はともかく、指導者や知識人の間ではお互い尊敬しています。知らない者の間では警戒心が高まり、お互いを知るほど警戒心が薄れるのは当然の成り行きだと思われます。
どこかの「センセンカクカクじいさん」に聞かせてやりたいですね。
>むしろ、南北戦争へのオマージュとしての意味が強いと思われます。
そうなんですか。ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
イギリス(英国)とフランスが歴史的に見ても仲が悪いというのは事実です。
今も多分、あまり仲がいいとは言えないでしょうね。
現在は、ヨーロッパ一の国は自分たちだという自負・プライドが、どちらにもあると思います。つまりはライバルですね。
歴史上のイングランドは今の(日本で言う)イギリスとは定義が違うので、この後の説明では、今の感覚の「イギリス」を「英国」と書きます。
地理的に見てもドーバー海峡を挟んで隣同士です。隣同士というのは、とかくいざこざが多くなるものです。特に英仏は、歴史的な絡みが強く、昔は今のフランスの中にイングランド領があって、それをフランスが回復した歴史があります。またフランス国王の臣下であるアンジュー伯が、イングランドのプランタジネット王朝の開祖で、長くフランスの一諸侯でありながら、イングランド国王という状態が続いたりしました。
そういう背景もあって、中世には英仏百年戦争が起こります。フランス王が捕虜になり、ロンドンで人質になったこともあります。一時はイングランド王がフランス国王を兼任する事態になったり、フランスの王族がイングランド側についたりしたこともあり、混とんを究めました。
この戦争は主戦場がフランスで、イングランド軍がフランスを攻めた形です。逆にフランス軍がイングランドへ渡って戦ったことはありません。
結果的にはジャンヌ・ダルクなどが出てきた後、フランスがイングランド軍を追い出す形になりますが、英国ではこのことはあまりちゃんと教えないので、百年戦争ではイングランドが勝ったと思っている人が多いという話を、本で読んだことがあります。
他にも英仏の相剋は枚挙にいとまがありません。多少の誤解もあり、お互いに「あいつらはうちらの土地を奪ったんだ」という気持ちが綿々と続いているというわけです。
さらに近代に入って、英国で産業革命が起こり、英国は大英帝国として世界に覇を唱えます。そうなると英国から見て、フランスは過去の栄光にすがっている斜陽の国と見るようになるわけです。
でもフランスにしてみると、元々英国はヨーロッパの果ての国で、自分たちに負けた国だろうと思っていて、お互いを見下す状態が続きました。
アメリカ独立戦争にフランスが援助したのも、「敵の敵は味方」という発想からです。これは英仏には限らず、ヨーロッパの歴史にはよく起こる現象です。独立戦争が起こる前も、北米では英仏でやりあってましたしね。フランスが北米で勝ってたら、アメリカやカナダはフランス語の国になってたかもしれないですよ。
自由の女神像があてつけという話は初めて聞きましたが、あり得る話です。
今はそういうことは言ってられない時代ですが、これだけのライバル関係はそう簡単にほぐれるわけはないですよね。国民感情はもちろん個人差があって、嫌いだという人と、相手を認めつつもライバルだと思っている人が多いのではないかと思います。多分、無条件で好きだという人は、少ないのではないでしょうか。
ご回答ありがとうございます。
>イギリス(英国)とフランスが歴史的に見ても仲が悪いというのは事実です。
今も多分、あまり仲がいいとは言えないでしょうね。
やっぱり仲が悪いんですね。
>地理的に見てもドーバー海峡を挟んで隣同士です。隣同士というのは、とかくいざこざが多くなるものです。
両国を結ぶ地下トンネルがありましたよね。何かあったら封鎖とかされちゃうんでしょうか?
>英国ではこのことはあまりちゃんと教えないので、百年戦争ではイングランドが勝ったと思っている人が多いという話を、本で読んだことがあります。
自国に不都合な歴史を教えないのはどの国も同じですね。
>多分、無条件で好きだという人は、少ないのではないでしょうか。
結局嫌いなままなんですね。
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