電子書籍の厳選無料作品が豊富!

お恥ずかしい話ですが、秋桜子の「鶸(ひわ)の影すぎしと思う霧深し」がどのような情景なのか???まったく俳句が理解できません。
どなたか教えていただけないでしょうか?大変困っています、どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

個人的なイメージですが…



晩秋の朝か夕方、谷沿いの川原。
周囲の山は紅葉か落葉、川原の草は枯れて白けた茶色。
霧が深いので視界が悪い中、小鳥が飛び去った。
シルエットだけだが、大きさと鳴き声で、ヒワだと判断。
(「影すぎし」と断定せず、「影すぎしと思う」とやや自信のない
表現なのは、今シーズン初めてのヒワとの遭遇だったのかも)


「ヒワ」…秋の季語
マヒワ…大陸から高山にやってくる冬鳥。スズメより少し小型。
秋が深まると林から草原・川原に降りてくる。

「霧」…秋の季語
寒暖差で朝夕に発生、年中発生するが秋に多い。
春は「霞(かすみ)」で、春の夜は「朧(おぼろ)」。
盆地・谷沿いの川沿いに多い。

「深い霧」
霧が深いという事は、寒暖差が大きいという事なので、晩秋。
天気は快晴、日中は暖かいが、夜は放射冷却で冷え込み、
冷たい空気が、海・川の暖かい水に接し、蒸気霧が発生。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

このたびはご回答いただき、大変助かりました、ありがとうございます。俳句の風景が目に浮かびます。言葉の一つ一つを詳しく説明していただき、感謝!感謝!!です。心よりお礼申し上げます。

お礼日時:2012/08/22 16:48

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!