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今何故SACDのディスクが急速に増えている。何故今頃になって増えてきたのだろうか?
ソニーも撤退し、もう終わった様相を呈していたのに、PCオーディオ全盛になる気配も見えますが今になってジャズなんかは急速に増えています。ちょっと理解に苦しみます。

A 回答 (3件)

SACDの音は、CDとは大きく違います。

その音質の優位性から、ファンの支持によりSACDが急速に増えています。「質問ITmedia」で他の人たちがいろいろと理屈を並べておられますが、まず聴いてみる所から始めなければなりません。本当のことを知るには、観察!観察!観察!観察!観察!観察!観察!です。サンプリング周波数がどうとか、リニアPCMとか、データ量とか言ったところで、出てくる音が劣っていれば、理論はなんの役にもたちません。一度、クラシックの優れた音質と評価されるSACDと、同音源のCDを聞き比べられるとよく分かります。
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 SACDは、まずクラシック音楽でブレイクし、それがジャズに広がっていったと思われます。


 クラシック音楽では、特に2010年頃から急速にブレイクし、2011年、2012年と購買状況が拡大していったと見られます。その背景として、いくつか要因を挙げることが出来ると思います。
 まず、「CDが、音楽を伝えるためには十分なフォーマットではなかった。」ということです。 ※1
また、「音楽ファンの中に、行き過ぎたデジタル信仰が一部にあり、ファンの声に影響されて、CD制作会社が十分な音質のCDをつくることが困難だった。」と言うこともあると思います。      ※2
 そして、「PCによる音楽配信が急速には広がらなかった。」と言うこともあげられるでしょう。
そのような背景の中で、ソニーやBMGでは、かなり以前からSACDを発売していました。ところが、それが高価であると言うことと、必ずしも売れ筋の商品ではなかったと言うこと、音質の改善が十分でなかったと言うことのために、一部の人に親しまれるにとどまっていました。それでも、クラシック音楽の世界ではCDの音質に限界を感じる人がいて、SACDの音質の良さに気づいたファンの声に支えられて一部の業者が細々とSACDを作り続けていました。そして、その音の良さをファンが雑誌に時々投稿し、伝え続けられていました。
 ブレイクのきっかけになったのは、2010年に、ユニバーサルミュージックがシングルレイヤーのSACDを発売した所にあるようです。究極の音質をめざして制作されたそのSACDは、従来のハイブリッドではなくより音質のよいシングルレイヤーを採用し、レーベル面を音質に悪影響を与えにくいとされる緑色の塗料でコーティングし、その音のすばらしさに多くのファンが驚きました。2011年に入り、EMIミュージックから、売れ筋のアーティスト(指揮者のフルトヴェングラー)のSACDが、より音楽的なマスタリングが行われて発売され、多くのファンを魅了しました。そして、そのシリーズの第2弾、第3弾が企画、発売され、多くのファンがSACDの音の素晴らしさ、音楽性の高さに驚き、感動しているところです。SACDの、演奏者があたかも眼前で演奏しているような生々しさは、これまでのLPやCDでは再生し得なかったものです。このブレイクは、暫くの間、拡大していくのではないでしょうか。
 以上が、日本のクラシック音楽の世界での状況です。ソフトの数は、クラシックが6000を越え、ジャズがおよそ1000、ポップスが700あまり、ロックが700弱といった状況で、圧倒的にクラシックが先行している状況です。

※1 「CDが、音楽を伝えるためには十分なフォーマットではなかった。」
 CDがつくられた当初から、音の限界はあちらこちらで語られていたようです。情報圧縮によってつくられるCDは、一部の音情報が削られて記録されるため、自然なプレゼンスを失いがちになります。例えば、「音階があいまいになる」というものがあります。ブラームスのドイツレクイエムの第2楽章で、ティンパニが様々な音の高さで演奏しますが、デジタル録音のものは音階が不明瞭なものが多いです。
 あるレコード会社では、録音エンジニアがデジタル録音の音を聞いて「電子オルガンのような音だ。これで本当によいのか」と疑問を感じ、CDフォーマットよりも少し上のフォーマットの機材を開発して録音を始めたと言う話があります。それほど、アナログに比べてデジタル録音の音質は劣っていたということです。

※2 「音楽ファンの中に、行き過ぎたデジタル信仰が一部にあり、ファンの声に影響されて、CD制作会社が十分な音質のCDをつくることが困難だった。」
 1980年代にCDが発売された当初、ファンの中に「アナログは劣り、デジタルが優れている」との見方が広がり、ファンの中から「マスタリングを必ずデジタルでせよ」と強い要請が雑誌に投書されました。また、「何も足さない、何も引かない」「原音忠実再生」をよしとし、音をいじることに対して嫌悪感する風潮がファンの中にありました。そのような制約の中で、テープに録音された音をそのままCDに移した者も多かったと聴いています。
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まずSACDプレイヤーの価格が下がってきたことが一つの要因かと思われます。


ようやく一般の人が趣味として買える値段になってきました。

ジャンルについてはジャズやクラシックしか増えていない気がします。
高品質に正当な対価を払う方が多く、かつコレクター要素も強いジャンルだからSACDが売れるのではないでしょうか。
データでは無くディスクを所持していることも娯楽の一部ということです。本などもそうですね。
またPCが苦手(もしくは信用できない)なファン方が多い点もあるかもしれません。

一方J-POPなどの品質にこだわらずIT機器の操作に慣れているファンが多いジャンルは、無料配信が急成長してCDの売上が半減しています。
SACDって何?といった状況ですよね。
SACDが一般的になることはなさそうです。
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