
No.6
- 回答日時:
おもしれえトコ気付く人がいるな、と思ってどんな面白回答が出て来るか楽しみでしばらく泳がせといたんっすけど。
。。楽しめたっす。っつー上から目線の憎まれ口はさておき(深い意味はないんで、気を悪くしたらごめんね)、そもそもガルウィング自体がレースでのドライパーの乗り降りを考慮して作られたってのが発祥のようで、あの昭和のスーパースター・石原裕次郎所有のメルセデス300SLなんかが採用してたっすよね。300SLが1954年リリースだから。。。フェンダー・ストラトキャスターと同じ頃に出て来たんっすね。
フェンダーの下りはどうでもイイとして、その後スーパーカーブームの火付け役になったランボルギーニ・カウンタックで採用されて、それ以降ランボルギーニのトレードマーク的に今でも採用されているんっすよね。
っつー事で300SLやカウンタックみたいに純正で元々ガルウィングです!って奴の話をすると。。。
そもそもレース目的のクルマってのは当時のレースの常識を当て嵌めて作られてるんっすよ。コレが驚いた事に70年代まではF1でも「シートベルトで身体をガソリンタンクの上で固定するより、衝撃で吹っ飛ばされたほうがはるかに安全」っつー説がまかり通ってたんっすよ。でも1960年代にル・マンでメルセデス(レーシングカー)がコースをわずかに膨らんでコースアウトして、芝生のわずかな盛り上がりに引っかかってそのままふわっと浮き上がってとんぼ返り的に縦に横転、そのまま客席に突っ込むっつー大惨事が発生して、以来安全基準の模索が始まったんっすよ。
で、80年代には隆盛を極めたラリーのグループBでも、5年の間に10~15倍にも跳ね上がったエンジン出力にドライバーの腕が追い付かなくて、ついにはポルトガル選手権でプジョーが客席に突っ込んでそのまま崖下に転落、ドライバーとナビゲーターは炎上したプジョーとともにお亡くなりになったんっすわ。
でも安全基準が最も厳しくなったきっかけのは音速の貴公子・アイルトン・セナがサンマリノグランプリで事故死した事なんっすよ。セナの死後安全基準が大幅に見直されて、現在に至るんっすけど、現在のようなシートベルトにABSやエアバッグ。。。なんってのはここ20年で認知されたモノなんっすよ。そういう意味では、セナの死は無駄にならなかったんっすね。
で、少なくとも300SLやカウンタックの頃ってのは、安全がないがしろにされてた頃の奴なんで、せいぜい「横転すると横Gが掛かるから、その引っ張りGのおかげでドアが吹っ飛ぶ、なにしろ1点留めだからね?」っつーフワッとした回答しか得られねえんっすよ。足で蹴ればフロントスクリーンが破れる?時速300kmの世界で飛び石がフロントスクリーンに当たったら、すぐ割れちゃうよそれじゃ。多分時速80kmでも割れちゃうよ。この辺、「あぶない刑事」とか「太陽にほえろ!」のワイルドな刑事達が犯人追跡で助手席のユージ的なのとかジーパン的な刑事が足でフロントスクリーン蹴って割って、拳銃バキュンバキュンやるっつー例のお約束のシーンがトラウマになってるからで回った事みたいっすよ?
でね、ランボルギーニがカウンタックの後継車・ディアブロを出したのが1990年なんっすけど、この頃ってアイルトン・セナと好敵手アラン・プロストが狂ったように「F1の安全基準をもっと厳しくすべきだ!」って騒いでた頃なんっすよ。それにラリーのグループBもポルトガルの事故の余韻を引きずってカテゴリーが消滅した頃だし。ヨーロッパでは相当ショッキングな事件だっただけに安全意識が高まってた時期なんっすよね。
だからディアブロ辺りからランボルギーニも「横転」の可能性を無視できなくなって今時の言葉で言えば「想定外は存在しない安全対策」を始めた頃なんっすよ。カウンタックに意匠変更して安全を高めたガルウィングにする費用を考えると新車が作れる、だったら新しいモデルで作っちゃえ、でディアブロが生まれたっつー裏事情があったみたいっすよ?
日本でも80年代にトヨタがセラっつーガルウィングと、マツダが軽タローでガルウィングを作ったけど、安全意識の高まりと安全確保のための開発費が釣り合わないんで絶版になったけどね。
以上は純正でガルウィングが付いているクルマの場合。今だとカスタムで軽タローのワゴンRなんかでもガルウィング付けちゃう悪趣味なのがいるからね?こっちもチョイと触れておくっすわ。
俺の乗ってるオペル・ベクトラみたいな、オーストラリアじゃセールスマンのクルマ(オーストラリアだとホールデンっつーメーカー名になるんっすけどね)のイメージのクルマでさえ社外カスタムで手軽にガルウィングドアキットが売られてるっすけど、コレはほぼ全て普通に横に開け閉め出来てガルウィングにもなる、って構造なんっすよ。欧州車のカスタムは大体こんな感じっす。
だけど日本とアメリカに関しては。。。モグリでガルウィングのみ、って奴も売られてるみたいっす。若しくは横の開け閉めを殺して、って小細工を入れるとか。
でも当然ワゴンRとかの軽タローでそれやると、ひっくり返ったらおしまいです。。。そもそも国産車だと普通のドアでもひっくり返ったら耐えられるだけの強度はないけどね。
だからね、ひっくり返った時のことを考慮するならアイルトン・セナが事故死した1994年以降で検討するべきっすね。それ以前は事実上なんにも考慮されてなかった、どっかの原発持ってる会社みたいに完全な想定外で無責任だったっすから。

No.4
- 回答日時:
横転しにくいガルウイングのスーパーカーが
横転するような派手な事故ならば、
すでにフロントガラスなども割れてるはずですから、
あとは、割り広げて怪我しないように
でてくればいいんじゃないですか。
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