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初めて質問させて頂きます。

10月31日、自宅付近のマンションに1匹の猫がいました。
その猫は左目をなくしており、人を怖がる様子もなく、グルグルと喉を鳴らし、すり寄ってきたのです。

ほおっておけず、私は連れ帰りました。

ですが、後日、動物病院で腹水の可能性があると診断されました。
まだ検査結果が出たわけぢゃないのですが、どうして良いのかわからず今回質問に至りました。

我が家には先住猫が2匹おり、いずれもノンキャリアになります。
万が一、新しい子がウイルス性の腹水と診断されればキャリアになります。

グルーミングなどで感染の可能性も出てきます。

今はまだ先住猫の受け入れ段階ですので、ゲージに入っていますが、この先検査結果がキャリアだとなれば、留守中ずっとゲージでの生活になります。

それは猫にとって、とても窮屈な生活になると思うのです。
だからと言って、今更外へ出すようなこともできませんし連れ帰った以上私は見捨てません。

家は2DKの夫婦二人暮らしで共働きです。

同じような状況の方がいらっしゃいましたら、どうかアドバイスをお願いします。

A 回答 (1件)

こんにちは。



膵臓の腫れが腹水と誤診される場合もありますが、エコー検査等で腹水の可能性が出たのでしょうか。
腹水が溜まる病気の代表的なものが猫伝染性腹膜炎(FIP)という病気です。これはコロナウィルスという弱いウィルスが原因なんですが,猫では他の動物にみられないような激しい病気が起こります。一般にコロナウィルスは,口や鼻から侵入して,気管や腸で増殖します.アルコールや石鹸で死ぬ弱いウィルスなんですが,口から入って便に出たり,呼吸器系から咳で出たりするため,多頭飼いですと容易に広がり,多くの猫が感染してしまいます。

この病気には2つの型があって,お腹や胸に水が溜まるウェットタイプと,お腹の中に塊ができて水は溜まらないドライタイプがあります。稀に眼が濁ったり,脳に感染が広がって痙攣や麻痺等の神経症状を出す場合もあります。また肝臓や腎臓が悪くなることも多いので,全身的に重い病気になりやすいです.胸に起こった場合には胸膜炎となり,胸水が溜って肺が圧迫され,呼吸が苦しくなります。

一般に,発病した場合はその後徐々に病気は進行する傾向にあり,死亡率は非常に高いとされています。特に貧血と衰弱が進み,神経症状が出ていると最悪で,治療の望みはありません。免疫のバランスが崩れた状態で,激しいアレルギー反応が起こることが本当の病気の原因です。そしてそのアレルギー反応がFIPという病気そのものなのです。従いましてこの病気は,ウィルスそのものが悪さをしているというよりも,体の防御反応のはずの免疫が異常に高まって,アレルギー反応を起こし,その結果死んでしまうような激しい障害となるのです。このような免疫のバランスの崩れはいろいろな原因で起こります。FIPウィルスと同時にネコ白血病ウィルス(FeLV)が感染した場合にはFIPが起こりやすくなります。しかしながら,もっと重大な要因はストレスかと存じます。猫は多頭飼いの場合,その密度が高いだけで激しいストレスになりがちです。ストレス状態では副腎からコルチコステロイドというホルモンが出て,免疫を司るリンパ球が少なくなったり,免疫系に何らかの変化が生じるようです。環境の悪い多頭飼いの場合,殆ど全ての猫にFIPウィルスの感染があると,年間で1割ほどの猫がFIPを発病して死んでゆきます。が,飼育環境の徹底改善,猫1頭あたりが占める床面積を大きく,また猫が安心して休める場所を作ってやる等飼い主さまの努力で,この病気の発生率はどんどん小さくなるはずです。

その他腹水が溜まる病気としては,肝臓でアルブミンという蛋白が作れなくなった場合,あるいは尿の中にアルブミンが捨てられる糸球体腎炎という病気があります。この場合は,肝臓や腎臓の状態を調べる血液化学検査や,尿の検査が診断の決め手になります。

或いは、お腹にリンパ腫や癌ができた場合にも腹水は溜まります。更に腸に穴があいて,激しい細菌性の腹膜炎になった場合にも溜水します。いずれにせよ腹水の検査,細菌培養等の診断が決め手です。

今から直ちに三番目の猫ちゃんを一室に完全隔離し、ペット用消毒剤でカーテン、壁、床、布団、家具等、2DK室内の全てを徹底消毒してください。毎日、2ヶ月は継続して。人間が帰宅したら直ちに服や靴も消毒し、外部からのあらゆる細菌・ウィルスを持ち込まないように万全の対策を。猫の食器、トイレ、砂も毎回徹底消毒です。勿論、帰宅後すぐ手を洗いうがいもなさってください。
ご不明なことがございましたら、お知らせくださいませ。
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