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 塾で中学生に英語を教えています。「3単現のS」をどう教えたら理解してもらえるか、日々苦戦しています。こういう教え方をすると、英語が苦手な生徒でも理解できるというのがあったら教えてください。経験談など聞かせていただけたらありがたいです。

A 回答 (6件)

3人称単数現在のsを効果的に教える方法はあります。



★ゴール
一人が一人称で言う。
すかさず残りの生徒がそれを3人称で言う。
これができるようになればよいのです。

★準備段階
まず、be動詞で、人称によってbe動詞が違うという感覚をよく養っておきます。
男子生徒が
I am 13 years old.
と言ったら、
He is 13 years old.
と言えるようにするのです。

このためには、GDMの練習方法を取り入れます。
まずはじめにI, you, he, she it, they, we, you (pl.) を教えます。
その後すぐに、
I am here.
You are there.
He is there.
She is there.
It is there.
のようなやりとりが言えるようにします。

この段階には、簡単なようでさまざまなテクニックがあり、布石があるので、教師に十分な練習と経験が必要です。できれば、絶版のようですが中古品で「英語指導法ハンドブック導入編」(これは中学校の英語の先生のバイブル的存在)を手に入れましょう。この本はめちゃくちゃ優れもので、4つの教授法で中学で教える文法や文型の教え方を項目別に網羅している本です。
また、もしGDMの授業の見学や研究会へ通うことが可能なら実際に見ることをおすすめします。

その後、
this/that/these/thoseなどが使えるようになる。
所有格が使えるようになる。
冠詞が使えるようになる。
などをBe動詞でできるようにします。
なお、すべて文でできるように、全員ができるようにします。あせらず、時間をかけてやります。特にGDMではすべて英語でわかりやすくステップを踏んで教えます。

さて、Be動詞でうまくできるようになったら、次の点を留意して一般動詞を導入していきます。

★はじめから3単現の変化を教えていく。
★ただし、使用する動詞を極度に限定する。
★1つ1つの動詞でできるようになるまで、徹底的に覚える。別の動詞を導入するときは、その動詞でできるようになるまで練習する。
★疑問文は、かなり慣れるまでは導入しない。

まず、どの動詞から導入するかです。
GDMでは、一般動詞はtake, putから入りますが、いわゆる現在形は導入しません。
took - be taking - will take
put - be putting - will put
これを教えます。(いきなり過去形、現在進行形、未来形など無理と思うかもしれませんが、実はこれはやってみると簡単。私もここは腕の見せ所。ここを教えるのが大好きです。なんといっても、みんなできるようになってしまうから、教師冥利につきます。ーー動詞を限定すればーーの話です)

3人称単数現在はseeという動詞を導入します。
あと、haveを導入するのもよいかもしれません。この2つ以外はあまり教えたくありません。初歩の段階では、あまりやる必要もありません。

★seeの導入例
(GDMの研究の結果、seeは否定で導入するとわかりやすいことがわかっています)
Your eyes are open. Your eyes are shut. など生徒たちが言えるようになっているのが前提。(先生が言わなくても生徒が自主的に言えるようにするのがGDMのやり方ですが、それにはかなりの準備としっかりした練習が必要です)

先生が生徒の前で、目を指さし、
Students: Your eyes are shut. Your eyes are open.など先生が目を閉じたり開いたりして言う。ちなみに、このopen/shutは、既によく練習しておき、既習事項となっていなければいけない。(ここではじめて導入してはまずい。新しい文法事項は既習事項を土台に導入すること。)

そして、目を閉じたとき、いきなり、手探りで見えないぞという演技。
I don't see. I don't see.
ここで、You don't see. という生徒が出てくる可能性も少しある。
(それがあれば、I don't see. とか言ってつづける。)
生徒が何も言わなくても、目をあけてうれしそうに、見えることが喜びなように

I see. I see.
I don't see.

生徒に Your eyes are open. You ...
I see.
手で目を閉じるようなしぐさをして、目を閉じた生徒に
Your eyes are shut.
生徒がI don't see.とか、
このあたりは生徒とのやりとりのなかでうまく立ち振る舞いながら練習をする。

1,2人称で先生と生徒の間で十分できるようになったあたりで、
男子生徒 I don't see.
そのとき、教師が手招きでみんなに注意をうながしつつ
He doesn't see. He doesn't see.
生徒も同じようにHe doesn't see.
先生は自分が目をつぶり生徒は
You don't see.
目を開けて
You see.

生徒の一人に目を閉じさせ
He doesn't see.
目を開けたときに
He sees. He sees.

同様の練習を女子生徒でもする。
She doesn't see./She sees.
_______________________________
以上がよくできるようになったところで、
目的語をつけたseeの練習をする。

少人数なら、空のコップの下に10円玉を置き、みんなで取り囲んでそれを見て、
I see a coin.
You?
I see a coin.
他の生徒に
He sees a coin.
She sees a coin.
と練習をする。
その後はa はtheになるが、このあたりはしっかり出来ていることが前提。

水をそそぐと光の屈折の具合でコインが見えなくなる。
I don't see the coin.
He doesn't see the coin.
T: I don't see the coin.
S: You don't see the coin.
I see the coin.

このような練習を十分にすることで、2時間ぐらいかければ、生徒は3単現をseeという動詞で間違えずに言えるようにできます。たった2時間で。その後もしばしばreviewをしていけば、seeに関しては間違えないでしょう。そして、他の動詞もできるようになります。

同様にhaveを導入する。
(これを解説すると、seeと同様長くなるので割愛しますが、英語指導法ハンドブックをご覧下さい)

こういう練習法ではじめからしっかり打ち込んでおけば、3人称単数現在もできるようになります。ただし、動詞はごく少数に限り、下手に応用だとか言って別の動詞を導入しないことです。特に、動作動詞の現在形は、目で見てわかるようにしずらいものです。目の前でテニスをしているのを見て、They play tennis. では、困ります。They are playing tennis.となるように教えなくては。

つぎつぎと動詞を導入して、3人称単数現在になったらsをつけろと教えて、生徒ができるわけはありません。
他の先生との協調をはからなければならないとかですとむずかしいかもしれませんが、試験範囲であれば、さきざきのことを導入してもかまわないなら、大胆にやり方を工夫して教えていってもかまわないと思います。

あと、これも絶版ですが、吉沢美穂著、教科書を使いこなす工夫、大修館ーーを手に入れると、私の解説がよくわかると思います。

以上、ご参考になればと思います。
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3人称は、自分と相手以外の話をします。


つまり、ここにいない人の話するのが基本状態です。
つまり、ここにいない人の話をする目印なんです。

Iヒ hate you,

と言われると、あなた私の事嫌いなの!?むかつく!!
となりますが(仮定です)、
Heア・・・イ hates you.

と言われると、あの人、そんなこと言ったの?
となって、話者は救われます(たぶん)。
つまり、ここにいる人以外の人が言ってることを
明確にして守れます。Sをつけると。
なので、こう言った事をうまく説明されてはいかがですか?
第三者の話をしているのを明確にするとかなんとか、
Sの由来がなんかそういう説があるそうです。どっかでみたような。
でも、信用はしないでください。ネット見たような気がするだけなので。
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一人称とか二人称は主語に人称代名詞使いますが、三人称だと普通名詞の場合も多いですね、


その時に主語が単数の場合は名詞にはsをつけず動詞にsをつける、主語が複数の場合は名詞に
sをつけて動詞にはsをつけない。英語は動詞活用を極力単純化しましたが、名詞の単数/複数の区別は保存していますので、動詞活用についてもこの辺の区別だけは残っています。
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僕は、英語を英会話から入りました。


中学校で「三単現のS」が出てきたせいで、逆に難しくなった覚えがあります。
日本語で本数を数えるときの「ぽん、ほん、ぼん、ほん、ほん」に似ているかもしれません。
英会話では「おかいしい」「おかしくない」が自然と解っていたものが、「三単現のS」などと言われると、かえって混乱しました。

だいたい、「三単現のS」という言葉自体がおかしいのです。これほど不自然な日本語は、英語の教科書か問題集くらいしか出てこないでしょう。(「三単現のS」という日本語表現はおかしいという感覚は大切だと思います)

まずは、「三単現」の意味からでしょう。
『三人称』とは何か、『単数』とは何か、『現在』とはなにか。英語の先生に申し訳ないのですが、もう、これは「国語」の世界です。自分が100%理解していない日本語の意味を、他人が理解するのは困難でしょう。ですから、英語を抜きにして『三』『単』『現』のそれぞれが何であるかを説明できる必要があると思います。

それがすんだら、「のS」の説明でしょう。「月見の銀二」とか「手の裏」というときの「~の○○」とは明らかに違った使われて方をしています。「三単現のS」の「のS」は、肝心な言葉が省略されているはずです。

右手に持った鉛筆でノートに絵を描くにはどうしたらよいか?を説明するようなものでしょう。実際にやれば解る(英会話なら解る)ものを、いちいち文章で説明するのですから。

「そんなことしてたら、時間いくらあっても足りないよ」かもしれませんが、それを惜しんでいるから、どの年代でも理解してもらえない難関の一つになっているのだと思うのです。
(だいたい、自然言語についてきちんと説明できる英語の先生が少ないのがいかんでしょう)
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「3人称単数・現在形にSをつける」というと分かりにくいですよね^-^;



少しわかりやすくすると、「現在形の文章の時、IでもYouでもない単数なら動詞にsをつける」

1人称は「私」、2人称は「あなた」、それ以外は3人称。
HeでもSheでもThe itemでも、単数で私でもあなたでもなければ対象になる、ということを繰り返し教えるのが大事かと。

あとは、「複数だと名詞にもs、動詞にもs付けたらしつこいだろ」とか、
「過去形にsはつけないだろ」とか、現在形限定であることに視点を向ければOKではないでしょうか?

英語嫌いが減るよう、頑張って下さい!
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これは決まりごとですからねえ。

。。
(人が主語になる)動詞がでてくる度に、塾生の男女の固有名詞をつかって、
 Taro runs, Hanako runs, Taro and Hanako run.
Taro cuts paper, Hanako cuts paper, Taro and Hanako cut paper.
というように繰り返してはどうでしょうか。
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