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推理小説等の時刻表トリックについて

『生粋の鉄道マニアになると、鉄道ミステリー作品のタイトルを見ただけで、「おそらく、あそこの駅の時刻表がトリックになってるんだろうなぁ」と分かることもあるそうです。』
http://netallica.yahoo.co.jp/news/20130106-00000 … から引用)

というのは本当ですか?
具体例も教えていただけたらと思います。


※ 読書カテと迷ったのですが、鉄道ファンの方が周辺知識が深い印象があるのでこちらに立てました。カテ違いなら申し訳ありません。

A 回答 (5件)

 鉄道を使ったトリックは、鉄道好きなだけに楽しみです。

一番は、『あれだろう』と想っても、良い意味で騙され、『こんな方法もあった』なんぞは、嬉しくなります。そんな楽しみ方もあって、番組の鉄道ものはよく見ます。
 しかし、列車が減り、トリックが作りにくいのか、最近はほとんどないのが、残念です。西村氏も200作までは鉄道トリックがほとんどでしたが、それ以降は見られません。実際には、駅員に訊けば分かるので、書きにくいのかも。

 時刻表トリックについては、津村秀介氏が第一だと想います。氏の作品には、鉄道ファンとしては致命的な点もあります。が、「天竜峡殺人事件」については、『知らなかった』の一言で、まさに脱帽。
 また、島田荘司氏の「奇想天を動かす」、阿井渉介氏の「銀河鉄道の悲しみ」は、読んだあと『こんなバカな』と感じても、読書中は引き込まれ、一気に読んでしまいました。

 北陸線で、上り線が下り線を跨ぐ場所を、西村京太郎氏は「雷鳥9号殺人事件」で利用しています。実際には実行できないと感じますが、氏の実験では可能、のような文を読んだことがあります。
 また、時刻表トリックは、駅員に訊けばバレル、とそんな小説は止めた、なんぞを読んだことがあります。しかし、駅員に訊けば分かる、といっても、現実で刑事が聞き込みを丁寧にするでしょうか。重要参考人ではない者の旅行スケジュールを、「別の早いルートは」と駅員に確かめるとは思えません。
 実行できるか否かは、二の次。小説ですから、『できるかも』で十分でしょう。旅行中は、『トリックに使える』と思っても、小説として仕上げることは、なかなかできません。作家の筆力に感心し、楽しんでいます。

 
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…生粋のマニアって訳じゃないですが。



 西村京太郎が一時期(国鉄→JRになって多数のローカル線が第3セクターに切り離された頃から)多用していたパターンはすぐ見当がつきましたね。塩尻辺りの事件で東京に戻るのに一旦松本空港に戻るとか、今の白山市辺りの事件で東京に戻るのに小松に戻って…とか。一度逆方向に行くのがミソです。普通は最初から飛行機だろうという遠距離や飛行機の搭乗手続きをしている間に鉄道で帰れるだろうみたいな近距離では成り立たないので使える地域が限られますが。

 この程度であれば鉄道ダイヤに詳しくなくてもある程度地理に詳しければすぐ分かります。
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本当です。


たとえば、特殊な運転ダイヤが採用されている路線や列車がタイトルになっている場合、たぶんそのダイヤを使ったトリックが使われるのだろうという想像がつきます。

一つ例を挙げると、東北の五能線では、「リゾートしらかみ」という列車が蜃気楼ダイヤというのをやっていました。列車の本数が少ないのを逆手にとって、列車がA→B→C→D駅まで走った後、一旦B駅まで引き返して、再度B→C→Dと走ることでB~Dの各駅で乗客が観光に途中下車した後、再度同じ列車に乗車できるようにしたのです。D駅から先はそのまま目的地まで進むという運行方法です。いまでは「しらかみ」が複数列車走るようになり、この方法はなくなりました。
で、ちょうど運行方法が変わった後、TVドラマで十津川警部シリーズの放送がありまして、副題が確か「しらかみ」だったので、見ているこちらは「蜃気楼ダイヤネタだろうけど、もうその運行やってないじゃん、ドラマにするタイミング遅くないか?」とか思ってしまったことがあります。もちろんドラマの最後で「現在はこの運行はしていません」と注が入ってましたが。

あとは「JRの在来線で特急が特急を追い越す」とかは想像がつきやすいかもしれません。以前は寝台列車が多く、それが特急電車(もちろん新幹線ではなく)に抜かれることも時々あったので、後続の列車で追いかければ間に合うケースがあったのです。
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はい、大体のトリックは分かりますよ。


でも、運転停車のトリックや途中下車で犯行に至り、元の列車に追い着くアリバイ工作など可也の無理を感じます。

時刻表のトリック以外でも、西村京太郎の「ミステリー列車が消えた」には、無理を超え違和感を感じます。
まず、列車の運行状況は運転指令所で掌握され、遠隔操作で進路が開通していないと前進できず、列車が行方不明になる事など有り得ない。
新垂井で臨時停車も、乗客を降ろすには、ホームのある副本線に進入する必要があり、信号所からポイントを遠隔操作しなければ犯行は不可能。

その他にも、スイッチバックやループ線のトリック。運転中の補機切り離し。(瀬野-八本松)
幌の底を割いて、現金入りの袋を投下するなど、非現実的な設定。
そこは推理小説の世界。マニアの知識を振りかざすのも如何なものかと思います。
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 鉄道サークルの指導者として鉄道史等の鉄道一般を教えていますので回答をします。

私の経験上から書きますとローカル線の乗継トリックは無理がない点が多いのですが、タクシーやヒッチハイク等で事件の現場に行き、戻るパターンには無理がある点が多いのは否めないです。
 
 運転停車のトリックですが、この場合は乗務員(運転手、車掌)の会社間(または支社間)での交代あり、一般の乗降に関しては急病人や災害等がない限りできません。列車から突き落とされるトリック等は非常時でない限り
乗務員は扉を開閉をしませんし、窓等も冷暖房が完備していますので開閉はできません。仮に可能だとしても走行中に扉、窓の開閉があるとランプが点いて運転手は停止、車掌は点検に来ますので気付かない事はありません。

 乗継のトリックは十津川警部、狩谷警部シリーズのパターンに多いのですが、こちらは鉄道のサークルの会員である西村氏の経験や指導があるので成立をしていますし、時刻表やダイヤグラムを読めるファンやマニアには朝飯前の事ですが、知らないビギナー等には納得できない点はあります。
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