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4歳児に、物と物はなぜぶつかるの? と数回訊かれたのですが、
なんでだろうねえ、とか、こんど図書館で調べてみようね、よじげんではぶつからないらしいよとか、
適当なことを言ってお茶を濁しております。
育児上は答えないのも大いにありだと思いますが、、、
科学への興味をそそる簡潔な答えを出すとすれば、どのような答えがよいでしょうか?

物が壁を通り抜けないのは何故かとか、通行人同士が身体を通り抜けないのは何故か、とか、道路に出ると走行車にあたるのは何故なのか、といったことから、こんな疑問を口にするようになりました。

A 回答 (13件中1~10件)

物には、質量がある。

質量はエネルギーだよ。原子力発電は何を熱源にしてる?重さだよ。エネルギーってのは、重さなんだ。この世にあって重さがないものがひとつだけある。


さあ、なんでしょう?

こころだよ。

ぶつかりあうか?エネルギーかね。

おれは、こころのぶつかり合いをわかろうとしてる。

どうだっていいか?

この回答への補足

> 物には、質量がある。質量はエネルギーだよ。

まあ、つぶやくように「質量があるからかな.....」と答えたこともあり、
また「物が仕事しているのかもしれないね....」と答えたこともあるのですが、
でも、やはり同じ時間の中にあるということも外せないななどとと脳裏をよぎったりするのです。
そしてまた、
現象の観察がそうあるがゆえに、説明的命題がなりたつわけなので、
そこのところ、気になるなあ、などと思いながら、
なにしろわたしは雑事をしながらの返答なので、適当にあしらってしまうのです。

つまり、ぶつかるから質量が有るんだと、ぶつかるから同じ時間の中に在るんだと、
わたしたちは思えるんじゃないのかなあ。
っていう感性が必要のような気がして。

折しもロシアに隕石が落ちましたが、数ヶ月前から豚児は宇宙の話題がブームでした。
隕石と隕石はぶつかるか、とか、ロケットは隕石にぶつかるか、とか、
慣性はどうなるとか。。。
重力についてもとても気にしています。
いろんなことが気になってたぶん苦しい子だと思います。

補足日時:2013/02/18 23:52
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この回答へのお礼

> どうだっていいか?

どうだってよくなどない、です、けれども。
とりいそぎ、ありがとうを言います。
続きはまた後日に。

お礼日時:2013/02/18 01:44

面白いけれど難しいご質問ですね。


確かに子供の頃はそういうことがとても不思議でしたので、懐かしい気持ちがします。
「物と物はなぜぶつかるの?」とは、「物はなぜ触ることが出来るのか?」から入る必要があるのかなぁと思いました。
触れるということを考えると、「なぜ物は形を取ることが出来るのか」ということも説明しなくてはいけなくなるかもしれないですね。…何もかもが不思議でたまらないお子さんの場合、次々と説明の課題が増えるので、お母さんは大変ですね。

見方を変えれば、水にしても形がないとは言えません。
コップに入れれば形を持つし、川の氾濫は土砂を押し流し、やはり、「物にぶつかっています」。空気にしたって、風として肌に感じたときには、やはり、「ぶつかっている」のが感覚的に解ります。感触があるものは、幼児にとっては全てが物として認識されるものと思います。ならば、お子さんにも水も空気も物であり、地上では、いつも何かにぶつかっているものだと感覚的に解るのでは…。

「物はなぜ形をとることが出来るのか?」 「物はなぜ触れることが出来るのか」について突き詰めると、難しく高尚な話になってしまい、果てしのない話になって私にはとても説明できませんが、幼児の段階なら、砂場に山を作って山まで傾斜のついた道を作り、如雨露で水を流して実演してみるのも手かなと。
>科学への興味をそそる簡潔な答え
とありますが、実験に勝る簡潔な答えはないと思います。

止まっている物(砂山)に向かって何かが纏まって一定方向に動く(水が流れる)とき、力が加わりぶつかってしまう。もし、重力がない状態なら水も砂もふわふわと浮いてしまうので、この砂場もなければ砂山も作れず、如雨露に水を溜めることも水を流すことも出来ず、水が勢いをもつこともないので砂山にぶつかって崩すことも出来ない。
「地球の上には重力が働いているから、砂も砂山という形を取れるし、水を砂の上に勢いよく流すことも出来るんだよ。重力があるからこの砂場に流した水は低いところを目指して小さな川の流れとなって動くことが出来るし、砂山にぶつかることが出来るんだよ」と私なら、その様に説明します。

おうちでチラシを細かく切って、扇風機で風を作って、飛ばしてみせるのも手かなと思います。「形ある物(チラシ)に力(風)が加わることで“物はぶつかる”し、そのことで動いたり散ったりすることが出来るんだよ」と。
他には、お子さんとご質問者と二人向き合って、ミニカーをお互いに向けて走らせて、ぶつかる様子を見せるのも良いと思います。

「通り抜け」の件に関しては、人間は太ったり痩せたりして体型が変わることはあっても、水のように自由自在に変形することが出来ないから、物や人がぶつかってきたとき通り抜けることが出来ないんだよ、とも説明します。

こうやって考えると、「物と物とがぶつかる」とは、「物に力が加わる」ということ、「重力が働いている」ということ、「お互いが触れることが出来る」ということであると説明します。
こんな風に、いろんな条件が揃って「物と物はぶつかる」んだよと。

***

宇宙まで話を広げると、とてつもなく大きなスケールになるので、地球上の話でお子さんが満足してくれればなと思います。
実際に実験してみると、学問としての理解は無理でも感覚的には理解して貰えると思いますし、お子さん自身が獲得した感覚に勝る説明はないと思います。

充分な回答になっていませんが参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

たいへんありがとうございます。お礼が遅くなりまして失礼しました。

> 実験に勝る簡潔な答えはないと思います。

おっしゃるとおりです。

重力、電磁力、強い力、弱い力のうち、体験できるところから知ることが大切だと思います。
重力だけで納得する子ではないのが難しいところです。

ひとつのことを覚えるときや、理解するとき、そのまわりの群を構成しているものも完全に理解し覚えたいという欲求のある子なのです。
わたし自身かなり対応力はあるほうですが、やや疲れます。
質問を立てたときから日が経ちましたが、
現在はあいかわらずの磁力と、ほかに静電気に興味をもつようになりました。あと顕微鏡も好きです。
物と物がなぜぶつかるかとは言わなくなりました。

幼稚園で体験する、簡単だけれどワンダーなことの数々、そしてそのままそれを呑み込むこと、
今はそうして過ごしてもらいたいです。

お礼日時:2013/07/15 03:35

 お礼、ありがとうございます。

#7他です。

 なるほど、磁石のほうが納得しやすく感じられるということですか。不思議に思いやすい傾向がある、見えないものの方に、むしろ理解を示されているわけですね。磁石だと、引き寄せられるにせよ、磁石同士の反発にせよ、近づくと感じられ、近いほど強くなります。

 特に反発する磁石同士ですと、近づけるほど強く押し返されることから、接触する以上には近づけない、つまり通り抜けるようなことができない、という感覚をお持ちなのかもしれません。しかし、引き寄せられる場合について、その理解では理屈としてはおかしく感じるかもしれません。その辺りはよく聞いてみるといいかもしれませんね。

 それでも仮に、だんだんと力が変化するなら納得しやすいとすると、物と物が接触したら突然に力が現れるという不連続性が、要点になっているのでしょうか。もし、そうだとして、似たようなものを考えてみると弾力性のあるクッションがあるでしょうか。バネでもいいでしょうね。

 クッションは目に見えるものではあるのですが、同じ材質なら薄いほど衝撃を伝えてしまいます。あるいは、あらかじめ強く圧迫して固定してしまうと、やはり衝撃を伝えやすくなり、クッションの役目を果たしにくくなります。バネなら、間が密になるほど縮めると、縮める方向にはバネになりません。

 大人向けに接触について説明するなら、接触しても原子同士、少なくとも原子核同士は接触しません。先に、原子核は一つ一つの電子が雲のように広がっていると申しましたが、雲よりも境界がはっきりしません。物と物が接触したようでも、その電子同士の反発でわずかに浮いています。

 磁石でも、弱い磁石になるほど、近づけたときの力は小さいです。クッションが薄くなっているような感じですね。極端にクッションが薄ければ、クッションを感じることはできません。磁石でない物同士だと、クッションが薄すぎるのと似ていると言えなくもありません。磁石とそうでないものは、見えないクッションの厚さが極端に違う、といったところでしょうか。

P.S.

 磁力に似たものに、静電気で見るような電気力もあります。磁力と電気力は、実は不可分なので、電磁気力と呼んでまとめています。

 電磁気力には、N極とS極、電気の正と負という、それぞれ2種類の対があります。重力はそういう2種類に分かれておらず、引力という1種類だけです。

 しかし、電磁気力と重力は非常に似ています(物理学の数式としても似ている)。地球の重力も、地球から離れるほど弱くはなるのですが、それが地表からの高さではなく、地球の中心からの距離という、地表では非常に大きな値で決まります。

 そのため、たとえスカイツリーに昇っても、重力の変化は感じられません。磁石だと、磁石の何倍の距離でも、手許で試せます。

 そうした、体感による重力の差を試すのは、ちょっと無理です。また、重力は非常に弱いです。地球程の重いものでも、おもちゃの磁石同士で浮けてしまいまったりします。

 そのため、感覚的、視覚的には重力を感じることは難しいです。磁力と重力は似ていると説明してみて、分かりにくそうにしているなら、無理に納得させないほうがいいかもしれません。

 重力は、そういう電磁気力との類似性よりも、加速による感じと何が同じで、何が違うかというほうに興味が行くかもしれませんね。電車が発進・停止するとき、特にエレベータでは加速度を上下方向で感じますので、重力が強くなったり、弱くなったりする感じがします。

 これはこれで、説明が難しいことの一つです。物理学では「重力と加速度は同じものとしよう」と、説明抜きで受け入れることになっています。
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この回答へのお礼

たびたびお時間を割いていただいてありがとうございます。

> なるほど、磁石のほうが納得しやすく感じられるということですか。

そうですね。。。磁石が仕事をしているからですね。

> 特に反発する磁石同士ですと、近づけるほど強く押し返されることから、接触する以上には近づけない、つまり通り抜けるようなことができない、

いえ、まだ「押し返される」どまりの発想しかないと思います。
つまり「反発する磁石はブツカレナイもの」という認識だと思います。
あれがまさにぶつかっているものだとは思っていないに違いありません。

彼がぶつからない物と思ったものはたぶんこんなところです。
・反発する磁石
・素粒子(ニュートリノの話で)
・放射線(原発事故の話で)
・テレビやレンジの電磁波
・レントゲンのX線
・電気(水道水が電気を通すため。ところで彼は将来電気を作りたいそうです。)
・影や映像

こうしてみるとやはり最初にご指摘くださったcozycubeさんは慧眼で、
水や砂糖がザルを抜けたり物を避けたりすることで、まず物と物がぶつかるバリエーションを広げるのが肝心かと思います。
そうすれば、物がぶつかるには大きさや密度といった問題もあることがわかると思いますし、大きさというものには極微の世界があることの理解にも繋がるかもしれません。

ご回答くださったクッションやバネの話は、大人に面白いですね。

> 磁石とそうでないものは、見えないクッションの厚さが極端に違う、

非常にわかりやすいです。

重力の話もありがとうございます。

> 磁力と重力は似ていると説明してみて、分かりにくそうにしているなら、無理に納得させないほうがいいかもしれません。

どちらも離れるほど弱くなる力であること、地球の中心からみて地表とスカイツリーの差など微々たるもので重力の弱まりは考えに入れないものであることくらいでしょうか。余談として、流れがあれば話してみますが、高校で計算するようになってからでよさそうですね。

> 重力は、そういう電磁気力との類似性よりも、加速による感じと何が同じで、何が違うかというほうに興味が行くかもしれませんね。電車が発進・停止するとき、特にエレベータでは加速度を上下方向で感じますので、重力が強くなったり、弱くなったりする感じがします。

ええ、興味を示しています。が、慣性の話しかしてやっていません。加速度の説明なんてしたくないものですから。慣性はもっと小さいうちからですが感覚的に入りやすかったようです。
加速度は、、、質量の概念を理解しないとはじまりませんでしょうね。
メンコとかベーゴマとかミニカーとか、お友達と遊ぶようになるといい感覚が育つと思われますが。。。

ありがとうございました。

お礼日時:2013/02/24 05:43

NO,6 です。



ご丁寧なお礼を頂きまhした。

>回答を拝見してむしろわたしが、
びっくりしたなあ、もう。なんでkomaasさんはそんなことを考えたの?
 それでもきっとkomaasさんの素朴な疑問でいらっしゃるのでしょう。

そう思われたのですね。うーん。もちろんその通りです。

私の常識としては貴兄のご子息は特別で、極めて早熟であり、想像も出来ない素晴らしい大天才なのかと思っています。これは素朴に、まじめに書いています。

たしかに、他の人たちも仰っておられるように、一応の知識を持った大人は物体がミクロ的にはすっかすかであることを知っており、そういう知識を持った者には、それならなぜ物とものがぶつかったりするのかという疑問にぶちあたるのは理に適っています。でも普通4歳児はそういう一段上の「常識」は知らないと思います。貴方の息子さんがそこまで知識がおありならうなうなずけますが、ご質問ではそういう気配はありません。

子供が持つ疑問はその方面では、まず「なぜ実体があっても透明なものがあるのはなぜだろう?」からはいるのではないかと私は思うのですが(私がそうでした)、でも、これは凡人の先入観なのでしょうね。


>よもやわたしを驚かそうとしているとか、わたしに失望して距離を置こうと投稿していらっしゃるとかではありませんでしょうね。


違います。ただ、ちょっと「4歳児」は創作なのかな?という思いが頭を掠めたことは告白します。


>どうぞこれからの豚児の小学校中学校の生活が苦しみの少ないものでありますようにと祈っていただければ幸いです。

もちろん、よろこんで(朝ドラ風に)。
前途洋々たるご令息(令嬢)のきわめて優れた頭脳と想像力をご大切にはぐくまれ、日本の将来のためにぐんと伸ばしてあげてください。

そういえば伊丹十三のエッセイに、子供の様ざまな大人びた疑問に答える見本集がありました。
ご参考まで。

この回答への補足

No.6のお礼欄で、わたしは機械的にあなたご自身の文章の引きうつしを行ったのですが、
そうして鏡を向けられたとき、あなたにもわかることがあるはずです。

わたしは、あなた自身が素直に言葉を述べたつもりであることを、思い出させ、
同じように、相手も素直に言葉を述べていたのだ、と気付くことができる人であるかどうかを判別しました。

何度もお見かけしたことのある方でしたのでスルーせずに返信しました。
哲学カテに、非平衡系っていうんですか、統計力学の猪突さんが居らした頃が懐かしいですね。

補足日時:2013/02/24 04:08
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この回答へのお礼

障害児なのですよ。

お礼日時:2013/02/19 13:12

なぜ、この子はこの質問をしたのでしょうか?


アニメ等で物を通り抜けるのを見て、そのようのしたいのに出来ないのはなぜ、と思ったのかもしれません。

であれば、
人が勝手に壁やドアを通り抜けて家に入ったら困るでしょう。
風が窓を通り抜けてきたら寒くてたまらないでしょう。
自動車に乗ってるのに落ちて置いて行かれたら困るでしょう。
ぶつからない方が良い時もあるけど困ることが多いので、困らないように神様は通り抜けないように物を作ったのよ。
と言うことでどうでしょうか?
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
アニメはきかんしゃトーマスくらいでほとんど見ていないので、ファンタジーからの影響というよりは日常の疑問なのだろうと思います。
ピタゴラ装置って番組をご存知ありませんか。2歳くらいになるとあれが運動の伝達や連続であることがだんだんわかるようになるんですけれども、豚児も大ファンで、あれに関して疑問を口にしたことは特にありません。
そうですね、なんでかなあ、と思うと、今心当たりが。
そういえば、福島の原発事故の説明をするときに、放射能や放射線の話を聞かせたことがあったのですが、、、
地球を貫く素粒子の話しもして聞かせたことがありました、、、
そういえば、レントゲンを知って以来、中身が見えるとか透けて見えるとか言ってますね、、、

わたしのせいですかね。。。
ザルの実験(ものの大きさの実験)が効くような気がしてきました。

お礼日時:2013/02/20 22:17

> しかし答えというよりそれ(2つのものは同じ場所にいられない) が


> 本人の疑問の本筋で、・・・
それは困ったですね。2つのものは同じ場所にいられないというのは、物理の根本原理の一つで、ユークリッドの5つの公理と同じように、無条件に認めざるを得ないことの一つなんです。
(「原子はスカスカで」という答えがありましたが、それは古典的な原子モデルでの表現で、もっと新しいモデルでは、もやもやしたエネルギーの塊のようなものが一定の場所を占めています。この話を持ち出すと話がややこしくなります。)

>体験的に得たものだけでは腑に落ちない子なんでしょうね。
それも困ったですね。物理は無条件に認めなくてはならないことの集まりなんですから。
いろいろな法則の大部分は、実験観測で得た結果を数式などにまとめたものです。つまり、大部分は体験的に得たもので、できているわけです。

とりあえず、「ぶつからないと、2人が混じり合ったり、2つに切れたりして、不便でしょう。」というあたりで、納得してもらうしかないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうですね。。。
まあ、そうなると
「ぶつからないとしょうがない=ぶつかるに決まっている」
という図式がすんなり入るかどうかですよね。。。

お礼日時:2013/02/20 21:36

>科学への興味をそそる簡潔な答えを出すとすれば、どのような答えがよいでしょうか?


 では科学って何でしょう。
 科学とは知識ではありません。なぜかと言う疑問が生じたら、それを説明する理由を想定(推論)して、それを試す実験や観察をしてその推論が正しいことを証明する手法に他なりません。
 物がぶつかるのはなぜかと思ったら、自分自身でその理由を考えさせてください。そして、それが正しいことを証明するテスト方法を考えさせてください。そして、それを実際に試して見ましょう。
 子供が「物とは何か」「物がぶつかるという現象とはなにか」をどのように理解しているかを知ることができるでしょう。その上で一緒に考えてやればよいのです。

 確かに、物が互いを通り抜けることができないのは、万有引力、電磁相互作用、強い相互作用、弱い相互作用という宇宙の4つの力のうち、光子に由来する電磁気力のせいですが、そんなことは、それを知る学力がついてからで良いのです。逆に言うと、先にそれを知識として知ってしまったら、科学ではなく、宗教や迷信と同じ信じれば救われる世界になってしまいます。それは、決して科学ではありません。

 その年齢の子供でしたら、「お互いに通り抜けられないものが[物(物質)」という結論になると思います。うまく導いてください。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
ご指摘は非常に本質的です。
推論と証明は、日常的に重要な能力ですね。
てがかりを集め、類推し、解釈し、条件を明らかにして現象が再現できることを納得するのでなければ
わたしたちは知の体系を構築することはおろか認知を有機的に結びつけることもできないでしょう。

> 物がぶつかるのはなぜかと思ったら、自分自身でその理由を考えさせてください。そして、それが正しいことを証明するテスト方法を考えさせてください。そして、それを実際に試して見ましょう。

思い出したのですが、滑り台を滑った後にどかないのですね。当たりたいと。エスカレーターの歩行者にも当たろうとするのですね。ぶつかるよ、危ないよ、コレッやめなさいっ、なんて親も周りの方も声かけしますと、そんなことわかってる、試してるのって言うんですね。

わたしはさすがに4歳ではないので、たとえばですが、ぶつかるのは空間が曲がっていないからだろう、と思えば、それをテストするのに集光を照射してみよう、てなことになります。
逆に、じゃあ光が曲がるように空間を曲げた条件を作ってみて、板にピンポン球を発射してみたらどうかな、と思ったりします。
たぶん理科の先生や物理学の方が読んだら噴飯ものでしょうけれども、要するにまあ、こんな程度であっても、こんなに刷り込み済みのネタを動員することになるというわけですよね。
推論と証明の手続きって、納得を経た知識の上に積み上がるのでしょうね。

もし、少し手伝ってもよいのであれば、豚児1人では結び付けることができないものを結びつける手伝いをしてはどうでしょうか。
彼は重力と磁力をわかっており、落とし穴というものを知っています。
そこで、ほかの力が作用したらぶつからないんだ、ってことなら、推論できるでしょうし実験もできそうです。

通り抜けるということに関してですが、彼の質問そのものは、物と物はなぜぶつかるの?に定まっており、通り抜けるんじゃないか、なぜ通り抜けないか、という言葉が出るのは、ぶつからないという事象をまだ細かく概念分けできないからだと思うのです。
おのれが滑り台の終点で息をのんでとどまっている瞬間に、次の子が後ろから降りてきて前に着地するということは「ない」のだけれども、それはなぜなのか、そもそもどういことによって「ない」が確定しているのか、という気持ちなんだろうなと思います。
だから、子供に慣れた理科の先生らしい巧みな逸らしや導入があると、きっと視点が変えられて面白さも生まれて、いいだろうと思うんですよね。

お礼日時:2013/02/19 15:43

 お礼、ありがとうございます。



 なるほど、かなりいろいろ観察して理解されているお子さんなんですね。「これなあに?」といろいろ物の名前を聞いて満足していたのに、ある時から「どうして?」「どうやって?」と質問が変わってきますね。

 物が物を通り抜けられないというのは、成長して行き、勉強して行って、また疑問になることもあります。

 原子を習うと、そういう疑問を持つことがあります。物を細かく見て行くと、分子を経るとしても、原子に辿り着きます。それが多数集まり、ぎゅうぎゅうに詰まって結びついているのが固体ですね。ぎゅうぎゅうに詰まった同士だから、ぶつかって通り抜けられない。

 液体や気体ではバラバラに存在しているので、固体が進んで行くと、液体や気体はどいてくれるので、抵抗は受けても進めます。

 しかし、原子は原子核と電子でてきているということを習います。原子核は原子より非常に小さいし、電子は大きさがありません。原子のほとんどの部分は何もないんですね。すると、「じゃあ、やっぱりすかすかだから、通り抜けられそうな?」という気がしたりします。

 化学の教科書では、原子核同士を棒でつないだ模式図を示したりして、それでなんとなく固体はしっかりつながった構造があって、単にすかすかではないと納得することもあります。しかし、正確にはそういう棒はつながり方を説明する便宜的なものであって、実際にはありません。

 では、どうなのかとなると、量子力学まで行かなければなりません。電子は確かに大きさは無いのですけれど、『確率的に分布して存在する』などという気持ち悪いものだと教わります。

 一つの電子は雲のように広がって、もわーっとしているわけです。それが大きさを持って、原子核の周りを取り巻いているため、原子は原子核よりはるかに大きく、原子同士が隙間なくぎゅうぎゅうに詰まった固体となっています。

 実際はそういうことであっても、こんなことを、小さいお子さんに話して聞かせるのはちょっと無理と申しますか、ずるいようにも思います。

 たとえば、水槽の水に何かを沈めて行くと、水槽の水位が上がりますから、何かを沈めると、そこにあった水がどいてくれるというのは直感的に分かるかもしれません。

 水のようでいて固体に近いものといえば、粒上のものでしょうか。たとえば、砂糖ですね。グラニュー糖がやりやすいと思いますが、水と同様のことをやってみることができます。

 以前ですと、角砂糖がよく使われていました。これを砕いて行くと、当然ですけど粒状の砂糖に戻ります。そこで、砂糖の形態の違いが感じられるといいんですが。

 また、通り抜けるということについては、料理などでも使う「ふるい」が参考になるかもしれません。そこから、「なぜ、マスクをすると風邪を引きにくくなるか」といったことにつなげていってもいいでしょうね。目が細かいほど、小さなものもぶつかって止まるという感じです。

 そういったものを、いろいろ見せて、考えてもらうくらいでしょうか。同時に、この先、学校などで勉強していったら、分かることがたくさんあるんだよ、ということも納得してもらう必要があるかもしれません。言い換えれば、すぐになんでも分かるというわけにはいかず、努力して、ようやく理解できることもたくさんあるということですね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
角砂糖とグラニュー糖に物体を沈める実験、とても参考になりました。児童向けの理科のテレビ番組を彷彿とさせます。
話は逸れますが、あの手の番組はたいへんよく出来ているのに学童がテレビを見るような時間に放映しているわけでもなく、主婦やご隠居が見るとも思えず、まあ、在宅や入院の子供たちか、教員のためにやっているのでしょうけれども不思議な印象です。

No.5様の流れから原子の話が出始めた感がありますが、
ぶつかるという概念に対置しうるのは、通り抜けるばかりではないと思うのです。
おそらく、接触せずに逸れるというのも、幼児の世界にそなわっている力学でしょう。
座れるようになった赤ちゃんが、木製レールの上で汽車を転がして遊びますが、
あの汽車の連結に使われる磁石の引力と斥力は、豚児のような子にとってある意味とても明快です。
明快といいますのは、物がぶつかることよりも理屈で腑に落ちる、という感じです。
生来的に物をぶつけたり投げたりして遊ぶの好まず、体験が不足したことが影響しているのかもしれません。。。
物をぶつけるというのは自分がダイレクトに仕事をする体感を拓くものでしょうね。
物と物はなぜぶつかるか、壁はなぜ物の運動をさえぎるか、物と物はなぜそこに触れて在るか、
そこには何が何の仕事をしているのか、していないのか、
彼にとってこれが磁石よりも釈然としないということがありうるかなあ、と。

こうして書かせていただきながら考えを進めているようなところがありますが、
物はなぜ落ちるの? と聞かれたことがありました。重力があるからよ、地球が引っ張っているのよ、
とわたし自身怪しいながらも答えましたが、重力は非常に気に入ったらしく、
自分なりに熱気球やヘリウム風船との整合をはかっていました。
つまりそんなふうに、「何かが」仕事をしていると一言で把握できるとわかりやすいのだと思います。

それで、理科番組ふうに、重いトンカチ・軽いトンカチ、とか、コンクリートに釘・木に釘、とか
大人が確かめさせてやるのが、豚児には妥当なのかなあと考えるに至りました。
釘とか鋸とか経験させはしましたが、理屈に昇華してやるというプロセスがあるとまた違うのかなと思います。

お礼日時:2013/02/19 13:11

なぜ4歳児がそんな発想をしているのか、貴方は驚かないのですか。

私だったら
「びっくりしたなあ、もう。なんでAちゃんはそんなことを考えたの?」
とまず聞くのが普通だと思います(もう手遅れですが)。

堅いものどうしはぶつかってお互い譲らないよ。空気や水なら形が決まっていないから相手に譲れるんだ。ぼくたちは幽霊じゃないからね、ではだめでしょうか。その4歳児って、もう原子構造や相対性原理などを理解しているのですか?でなければ、単純に貴方を驚かそうとしているのだと思いますが、彼は失望して貴方に距離を置こうとしているのかもしれません。

理解し難いご質問です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

ご回答を拝見してむしろわたしが、
びっくりしたなあ、もう。なんでkomaasさんはそんなことを考えたの?
と言ってよいものかわかりませんが。

それでもきっとkomaasさんの素朴な疑問でいらっしゃるのでしょう。
よもやわたしを驚かそうとしているとか、わたしに失望して距離を置こうと投稿していらっしゃるとかではありませんでしょうね。

気分を害されませんように。
どうぞこれからの豚児の小学校中学校の生活が苦しみの少ないものでありますようにと祈っていただければ幸いです。

お礼日時:2013/02/18 13:04

「同じ所に2つのものはいられない」


というのは実は常識の生んだ偏見で,
私は大学で物理学を学んでいますがつい最近それを知り,
驚愕でした.

日常のスケールの物体は,実は原子レベルで見るとスカスカで,
ぶつかっているように見えても実はぶつかっていないのです.
静電気力の反発によりぶつかっているように見えるだけです.

では原子や素粒子自体はぶつかるのかというと,
我々の感覚でいう「ぶつかる」というよりは上記のような力によって反発しているだけで,
同じ所に2つの素粒子が存在することもあり得ます.

しかしこれはあくまで物理学者の仮説であり事実という証拠はありません.


さて,子供に「科学への興味をそそる簡潔な答え」を出すにはということでしたが,
せっかく子供で偏見がまだないのですから,
我々大人の偏見を教えてしまうのはもったいない気がします.

「いい質問だね.実は大人でもまだわかっていない難しい問題なんだ」
「その通り,実はぶつかってないんだよ」

などと答えたほうがいいと思います.

この回答への補足

あ、分子です。よね。すみません。

補足日時:2013/02/18 13:06
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

静電気の反発。。。。
豚児に新しい餌をやってしまいそうな言葉です。

従兄の大学生でもいたら、そういう話をしてやるのにちょうどいいスタンスなのでしょうね。
わからない世界が香ばしく広がっているぞー、的な適度な距離感で。

松田道雄博士というちょっと昔の人が、育児の極意として、
親は百科事典であってはならぬ、詩人のように答えねばならぬ、とおっしゃっていて、
うんと小さいうちは上手くいくんですけれども、
なぜなぜ坊やになると難しいです。

先端物理の話から逸れますが、
科学博物館でやっていた元素のふしぎ展に連れて行ったのが面白かったらしく、
子連れのわたしは集中して展示を見られませんので記憶がおぼろげなのですが、
ぶつかった衝撃で金属元素がばらけて位置を変えてからまた並んだシーンがあった気がします。
固いものなのに柔らかいという不思議の世界の導入になったかもしれませんね。

お礼日時:2013/02/18 11:32

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