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最近マクロファージの活性化様式に、リンパ球でいうTh1、Th2と同様にM1、M2という概念が言われているようですが、これらを組織上で区別する良いマーカーはありますでしょうか?
特に免疫染色などで染色分けが可能なマーカーをご存じの方がいましたら教えてください。

A 回答 (1件)

M1、M2という区別はかなり古い区別の仕方で、


最近はその2種類だけではなく、かなりたくさんの種類がいるのではないかと考えられています。

マクロファージの種類はかなり混沌としていて、
かなり難しいです。

私の知る限りでは、それぞれの種類のマクロファージに
「特異的に発現する分子」というのは無く、

ある種類のマクロファージでは、この分子の発現が高いがこれは低い、
といった感じで、発現量の差があったり。

産生されるサイトカインなどの量に差があったり、
貪食能に差があったり、と

あるか無いか、ではなく、高いか低いかで区別していると思います。
それもかなり微妙な感じで。

さて、質問の組織上での区別ですが、
もともと、組織上での染色は、定量性を持たせるのは難しく、
発現量の差をみる必要があるマクロファージの区別には向かないと思います。
(そのような結果を示したものを私はほとんど見たことがありません)

なので、FACSで発現量の違いを見る必要があると思います。

しかも、そのマーカーとなる分子も、いろんなグループが単発で言っていることが多く、
コンセンサスのあるマーカーは、どれかな?とちょっと詳細に調べないと
私にも難しいです。

長々と書きましたが、結論としては、
なかなか見分けるのは難しです。

参考までに。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
やはり、そうなんですね。色々と調べても「これがマーカーです」ときちんと答えくれるものが見つからず、きっとコンセンサスのあるマーカーはないのかな、と感じていました。
フローサイト勉強してみたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。

お礼日時:2013/03/25 07:28

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