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【大至急】現代語訳と(1)~(5)の主語をお願いしたいです

とても長いですがどうか本当にお願いしますお願いします><

作者:新井白石
題名:折たく紫の記


わが父、到仕の後、事にふれて、のたまひたりしには、
芦沢といひし者は幼き時に父におくれしを、その父が遺領(1)給うて、近く召し使はれしに、それが二十歳ばかりに及びし比に我を(2)召すことありて参りしに、戸部は物に腰かけて、打つ刀を横たへておはします。その気色常に変わりぬと思ひしに、「近く参れ」とありしかば、腰刀をとりて参らんとせしに、「そのままに参れ」とありしによりて、近く参りしに、「ただ今芦沢を召し出して、手づから誅すべし。それに侍ふばし」とのたまひ出したり。答へ申す事もなくてありしに、ややありて、「答へ申す事もなきは、主ふところやある」と仰せられしほどに、「さん候ふ。かれが常々申し候ひしは、いとけなけなき時に父におくれし身の、莫大の主恩によりて、かくまで成長しぬ。此恩に報ひ参らせん事、世の常々の人々のごとくにしてはかなふべからず、と、(4)申す。天性不敵なる者の、しかも年なほ若くして、をこのふるまひも多く候へば、いかなる奇怪をか仕出して候ひぬらん。但し、若く候ふ時に、かれらがごとくなる者にあらずしては、年たけ候ひし後に、物の用には立たぬ者の多く候ふ。これらの事を存じめぐらし候ふにつきて、御答への遅く候ひしは、恐れおもふところに候ふ」と(4)申す。またのたまひし出すこともなく、我がまた申す事もなくして侍ふほどに、ややありて、「面に蚊の集まりぬるぞ。追ふべし」とのたまひしほどに、顔を動かしければ、血に飽きて、ぐみのごとくになりし蚊の六つ七つはらはらと地に落ちしを、懐の紙を取り出して、包みて袖にしてさぶらふ。またややありて、「罷り帰りて休み候へ」をのたまひしかて、まず酒を断たしめて、常に酒を好みて、酔ひ乱れぬる事どもありしかば、関といひし人の、それに親しかりしを(5)語らひて、二人して酒を断たしめて常にいさめし事どもおこたらず。かくて年月経し後に、つひに父の職をも仰るせかうむりたりき。今は戸部活失せたまひぬけれど、はじめわが申せし言葉のむなしからざるやうに、仕へ参らせよと思ふなり。
とのたまひたりき。



補足


わが父=白石の父親
致仕=仕えを辞職すること
戸部=地名
誅すべし=成敗するつもりだ
をこ=ばかげた事をすること、また、馬鹿馬鹿しいこと

本当によろしくお願いします><!

A 回答 (1件)

補足には戸部は地名と書いてありますが、


「戸部は物に腰かけて」とあるので人物を示しているんじゃないですか。
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