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 こんにちは。先日、補給水の保存について4名の方からご返事いただきありがとうございました。
 今回は、自治会・町内会レベルでの防災対策としてどんなことを行えばいいのか?という質問です。どんなことでも結構です。できれば、大変失礼ですが、実際に被害に逢われた方からこんなことやっていたという情報を頂けると助かります。
 また、補給水の保存を自治会レベルで行ったほうがいいのかどうかのご意見もあわせて頂けると助かります。
 よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

仙台市に在住しているものです。

築40年以上の居宅から新築、賃貸アパートなども混在する住宅地で、町内会の班は20世帯弱ぐらいの規模です。班全体で建物の倒壊などは無い地域です。電気が4日目、水道が1週間、ガスは3週間程度復旧までかかりました。当方3.11の時点で49歳、引っ越して3年目その時の経験を。
3.11の時ですが、自治体や自衛隊などが食料や水などを配給するのは、あくまで学校や集会所など指定避難所だけです。個々の居宅にお住まいになられている方々の確認などは、誰もしてくれません。
連絡手段もありませんので、その情報もラジオやテレビ頼りです。
仙台の場合ですと、震災日から3日間ぐらいが、何も手に入らない状態でした。

当日は、すぐに日が暮れたこともあり、翌日午前中、世話役の方が1軒1軒、被害は無いか?けが人は居ないか?食料があるか?尋ねてこられました。当方被害が無いのに全くそのような事に気が回らなかった自身も恥ずかったですが、まずは、住民の安全確認を取る係りや食料の有無など確認される方などの役割分担をはっきりさせておくことが必要だと思います。

2軒ほど築年数がかなり経過している住宅の老世帯で、家自体は大丈夫ですが、家具や家電などの倒壊で家中が滅茶苦茶になっている世帯がありました。3.11の時は金曜日だったこともあり、翌日~家々のご主人さん達も在宅している方が多く、声をかけて若い方々がこの片づけをして、取り合えず生活できる程度に復旧しました。特にお年寄りだけの世帯ですと、他人に世話にならずに我慢する様な意識をお持ちで、手伝う側がずうずうしく入り込まないと遠慮されます。30代から50代5人の男性のみで1軒かたづけるのに、2時間程度かかったかと思います。この様になるまでは近所付き合いなどほぼ無いと言っても良い地域でしたが、いざとなれば皆さん協力してくれます。いざと言う際の、男の力手の確保の見込みも必要かと思います。軍手やゴミ袋は町内会にあるとの支給でした。

水は、たまたま徒歩5分程度の公園の上水道が枯れませんでしたので、1週間程度の断水でしたが不自由はありませんでした。老世帯の分のみ隣家などが声をかけ運んでいた感じです。しかし、仙台の古い大規模住宅地などですと、給水車からの給水のみで2,3時間待ち、1人4Lまでという制限がありました。大概中学生以上のお子さんが並ぶ役割だったようです。友人などに届けたくともガソリンが無いという現実がありましたので。
補給水の保存というのは、飲料水の保存ということでしょうかね?各自が用意するのが原則だと思いますが、老世帯の分ぐらいは確保しても良いかと思います。若い世帯は車があれば何とか確保するものです。また、アパートで単身世帯は、実家や友人などのところへ直ぐ移動するようですね。すぐ不在となります。家に何も無ければ、2日後には避難所等に行けば、食料と水は確保できた様ですから、その2,3日程度を考えれば良いかと思います。

夜は各戸暗く、道も真っ暗ですから、若い5人で当番決めて停電の間は懐中電灯で夜回りしました。
他地域では空き家の灯油タンクからやプロパンのガスボンベなど盗難が多かったようです。
また、どこかに非難され空き家となる世帯がある場合、誰かに避難先や連絡先など教えておいて貰う必要があります。

地域的に徒歩10分以内にスーパーやホームセンター、コンビになどがあり、3日目には店頭で商品ならんべて半日程度営業していましたが田舎のほうでは全くそれがなく、物資の入手が困難だったと聞いています。質問者さんの地域性やお住まいになられている自治体の力によっても生活する困難さが異なると思います。

素人の寄せ集めですから、特別なことが出来るわけではないので、老人世帯などの弱者が取り合えず安心できる応援体制が取れれば良いのではないでしょうか?

取り合えず、その間あって良かったものを記します。(一般の家庭では必ずや持っていないもの)
工事用ビニールシート
軍手、マスク、ビニール袋ごみ用(これはあるかな)
バールや鉄の棒状のもの
新聞紙

また3.11は寒い時期でしたので、食料や水の保管に停電時でも全く影響がありませんでした。これが夏場だと衛生面でまた違ってくると思います。
素人の駄文で申し訳ありませんがご参考まで。
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この回答へのお礼

返信遅れて申し訳ありません。倒壊等の大きな被害に遭われなくてもおっしゃられるほどの影響があるとはとても想像つきません。大変ご苦労された貴重な体験談とご意見ありがとうございました。参考にさせていただきます。

お礼日時:2013/06/12 23:34

防災関係の活動をしているものです。

専門家ではありませんが、アドバイスをさせていただければと思います。

まずは、その地域でどのような災害があるかをきちんと把握することです。
海沿いであれば津波に対する準備が必要ですが、そうでなければ津波については考える必要性がなくなります。

東日本大震災以後、地震と津波対策に注目が集まっていますが、大雨や竜巻、火山など様々な災害があり、それぞれ準備することは変わってきます。

まずすべきことは、情報をどう集めて伝達するのかですね
住民の安否情報や避難情報をどう集めるのか、役所などとどう連携するのかです。実はここが防災対策では遅れがちですし、地道にしかも継続的にやっていくべきことの大きなポイントです。

次にその町の弱点をよく調べることです。
地震が来るとこの道は積み石が崩れて通れないとか、橋が渡れないとか様々なことを見ていきます。

そうしたことを調べて対策を促しつつ、それを補うための装備や準備をしていきます。

自治会で備蓄をするのは予算的な問題と維持管理の問題があるので、出きれば個人の家にみんなが備蓄をしてもらうように促すこと。井戸を持っている家があれば、災害時に使えるように協力してもらうことなどのほうが有効だと思いますよ

防災対策は備蓄や準備に目が行きがちですが、地域や状況で必要なものは変わってくるので、その辺を良く考えられると良いと思います。それと、調べたりするのも町の人に一緒に参加してもらうなどして、防災意識を高めることが重要です。
東日本大震災の被災地で、毎日のように津波の避難訓練をしている幼稚園などがあるそうです。結果として子どもの意識が高まったのと、町の人がその様子を見て一緒に避難訓練をしてくれるようになったなどの話を聞きましたし、実際被災したときにも、地元の方々が自主的に子どもを連れて避難して助かった地域もあります。
誰かが何かをしてくれる出なく、そうした意識作りが町内会としては大切だと思いますよ
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この回答へのお礼

住民と一丸になることですね。被害状況をそうていしたり、被害状況を好転させる対策案を役員だけでなく、住民からも広く集める必要ありますね。貴重なご意見ありがとうございます。

お礼日時:2013/06/06 22:37

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