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その語源は?・・・・・・・・・・・・・

A 回答 (4件)

竈(かまど)や囲炉裏(いろり)や『へっつい』など、薪(まき)や炭を燃やして炊事をしたり暖(だん)を取っていた頃の事を質問者の方がどれくらいご承知か分かりませんが、昭和30年代に全国に電気による炊事や暖房が普及し始めるまで、日本国中の各家庭に於いては、薪や炭による炊事や暖房が当然でした。



冬季、猫は暖を取る為に、火の消えた後の囲炉裏や竈の灰の中に身を埋める(うずめる)のは当たり前でしたので、冬になると飼い猫は毎朝灰だらけでした。

話の最初が『講談』から広まった事は間違い無いでしょうが、それが明治期の事か、江戸時代末期には既に言われていたのかは、私自身はその道の専門家では無いので分かりません。

明治大正の当時、大政翼賛(たいせいよくさん)と言われる政治状況の中で、与党による国会審議が『結構』『結構』で進んでいくのに危機感を覚えた国民は、講談の中で『結構毛だらけ、猫灰だらけ』と言って当時の政治状況を揶揄(やゆ)しました。

国民全体に今の様に広まったのは、映画『フーテンの寅さん』の中で主役の渥美二郎が、『結構毛だらけ猫灰だらけ。近頃町中公害だらけ』と言う当時の的屋(てきや)のセリフを使ってからだと思います。

猫が灰だらけなのは、暖を取るのに必要だったからです。
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宮沢賢治の作品、「かまねこ」より。


「竃猫といふのは、これは生れ付きではありません。生れ付きは何猫でもいいのですが、夜かまどの中にはひつてねむり癖があるために、いつでもからだが煤できたなく、殊に鼻と耳にはまつくろにすみがついて、何だか狸のゆうな猫のことを云ふのです。」
家庭に「かまど」があった時代は、かまどで寝たり、暖をとる習性を持つ猫が、現実にも少なからず存在したと思います。
子供がかまどで暖をとると「かまねこ/かまどねこ」と言われてたしなめられることもあったそうです。

「猫灰だらけ」の語源かどうかはわかりませんが、関係はありそうです。ご参考までに。
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 Googleでサーチしただけです。

灰だらけの猫がよく見られたのでしょうね。それを香具師が口上として、遣ったのではないでしょうか。そのくらい、分かって聞いているんだと叱られそうですが…

囲炉裏・火鉢・七輪のうんちく - 炭火道
http://7rinhonpo.jp/archives/50427510.html

ことば会議室
http://kotobakai.seesaa.net/article/8180119.html

OKWave
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7790102.html
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
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地口とか言われる言葉遊びですね。


「け」で始まることばを並べて「結構」を茶化すときに言う語呂合わせの文句。
「ありがた山のほととぎす」あるいは「おけつの回りはくそだらけ」と続く。(講談・寛永三馬術、落語・お直し、能狂言:「よろしいどころじゃござんせん。大変よろしい大結構……結構毛だらけ猫灰だらけ、てえぐらい」)

映画の寅さんシリーズで、主人公の寅さんが歯切れ良く言い放ったので、一般に良く知られるようになりました。
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