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江戸時代 行灯の明かりはどのくらいともしておくことができたのでしょうか? 油を継ぎ足して使用したのでしょうが、長屋の行灯で一回の油でどのくらいの時間が使用可能だったのでしょうか。
わかる方教えて下さいませんか。

A 回答 (3件)

時代によって値が変わりますが江戸時代後期にナタネ油は1合が40文位したそうです。


菜種油はほぼ米の倍くらいの値段だったようで相当高くつきますから庶民は魚油を使っていました。
魚油は臭かったらしいですが値段が半値以下です。一晩に4~5勺使いましたので
魚油だったら20文/合×0.4合/晩=8文/晩。一か月で240文。
1文の価値も随分変わっていますが1文≒30円とすると一か月の照明代は7000円くらいかな。
でも元々の月収が今の貨幣価値で10万円に届かないような長屋暮しですから
出費割合でいうと結構高くつきます。

もちろん4勺/晩と言うのは就寝時間が早い庶民ですから1刻≒2時間/晩程度でのことです。
確かに早寝して早起きすれば一晩に3文くらいの得になったのかもしれないですね。
行燈の火皿は大きめの物なら沢山の油が入り長く持ちますし小さければ少量の油しか入りません。
行燈の油は燃やし切るのではなく就寝時には消しますから皿の大小はあまり影響ありません。

遊郭などでは有明行燈と言って有明つまり夜が白々と明けかける時刻まで火が燃え続ける
大きな火皿の行燈もありました。
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 NO1の補足です。



 油と考えるから高くなります。
 現実的には長屋の場合、やはり蝋燭ではないでしょうか?

 蝋燭であれば、0.5匁で約20分位の燃焼時間。
 江戸時代の価格表を見ると、3匁5分掛で9文(約149円):140分とか、7匁掛で18文(約297円):280分の蝋燭を使用していたと考えるのが、現実的ではないでしょうか?
 歯磨き粉が8文1か月分で(約132円)ですから、日用品は1日当たり4円程度。煙草が14gで132円。凡そキセルで10回分。長屋の家賃が9尺2間(凡そ3畳)で、600文で9,900円。
 その他、この価格表を見ると、ものにより、高いなぁ~と思ったり、今と変わらないじゃないと思ったりといろいろですが、以下に、江戸の貨幣価値換算表のサイトをご紹介しますから、後は、ご自身でお考えくださいね。ご参考までに。

参考URL:http://www.teiocollection.com/kakaku.htm
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菜種油の行灯やろうそくで、明るさは、菜種油の場合には、現代の60ワットの50分の一くらいらしいですよ。

またろうそくの方が明るく5ワット位。尚、使用時間ですが、就寝時間か、価格等を考えると、せいぜい数時間程度でしょうね。

詳細は、以下のサイトをご参照くださいね。
☆油の種類と明るさ等
(1)ル―ラル電子図書館『近世日本の地域づくり200のテーマ』「衣食住文化の成熟」
http://lib.ruralnet.or.jp/syokunou/lib/fudoki/20 …
(2)クリナップ「行灯はどのくらい明るかったか」
http://www.cleanup.co.jp/life/edo/55.shtml
☆使用時間<就寝時間からの推定>
(1)就寝時間 「灯りについて~明るさ~」
:夜起きているのはもったいないので、朝早く(6時ごろ)には起きて、夕食後20時過ぎには寝ていたようです。
http://homepage1.nifty.com/saga-t/kappa/watashi/ …
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