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日本に入ってくるVWやBMWなんかの塗装は奥行きのあるすごくきれいな塗装がされているのでしょうか?というのは動画でドイツ本国のVWやBMWの動画は塗装はプラスティックのような薄っぺらい塗装に見えてしまいますが・・。日本に入ってくるVWゴルフやポロでさえ、日本車よりはるかに高級に見える塗装が施されているようにみえるのは、日本仕様に塗装しているからなのでしょうか?

A 回答 (6件)

動画で見ているからそう見えるんですよ。


人が肉眼で確認できるものを、動画撮影しているカメラや、動画を見る家庭用モニターでは捉えきれないんです。
高精細な恐ろしく高いプロ用カメラとモニターであれば、ちゃんと肉眼で認識できるものを画像として捉えますよ。
ある車系のプロモーションDVD撮影現場に立ち会う機会があって、実際に見せてもらいました。
撮影スタッフに聞くと、「これはプロ用撮影機材での撮影だから、このモニターも仕様が違いますからハッキリ見えているけど、家庭用テレビやPCの液晶モニターレベルだと解像度が低いから分からないですよ」と言われました。
この時は、流石に唸らされましたね。
人の目が、いかに高性能なレンズで、それを処理する脳が高機能であるかの証明だと思いますね。
あと、欧米人と日本人では色と明度を認識できる上限と下限が多少違うとも思いますね。
もちろん個人差もあります。赤系に強い、青系に強いなど、「この黒は僅かに赤味がある」「少し黄色味の反射光が見て取れる」とか、色に対して敏感に認識して反応する人が居ます。

車の塗装については、経験上今は日本車も輸入車も殆ど変わらないと言えます。
考えられる違いと言えば、水性、紛体、溶剤系、といった、使用している塗料材質の違いですね。
水性塗料は一昔前より飛躍的に進化していますから、従来の溶剤系焼き付け塗装より、強くなったと言われています。
概ね、塗装の厚みは最下層の防錆塗膜からトップコートのクリアまで、一般的に140~160ミクロン程度です。
上級車種ほど厚みがシッカリしてます。
*ソリッドカラーは、塗装工程が少ない分だけ少し厚みが少ないですね。

光線が塗膜を透過して、地金の色を反射と言うのはチョッと考えられないです・・・
ボディ全体は、防錆のカチオン電着亜鉛塗装プールでのドブ浸け+カラー塗装前の下塗り(いわゆるサフェーサー)工程が入りますから、地金は完全に隠れます。
その上にカラー塗装。パール、メタリックならクリアのオーバーコートと言う具合ですから。
今は、最新の設備で均一化されていますから、塗膜の厚みの誤差は数%かと思いますね。
何十台と並行輸入車も見てきましたけど・・・正規輸入車と変わらないですよ。日本仕様の塗装と言うのは・・・聞いたことないですけどね。
前後バンパー等の樹脂パーツに関しては、明らかに輸入車が上と感じることが多いです。
日本車は、このあたりコストダウンで、下塗りサフェーサーを省いてたりしますから。極薄のフィルムでも貼った?みたいに、ペローンと剥がれる塗装・・・
*日本車でも、フラッグシップモデル辺りになると手抜き無しになってますけど。
車体の塗膜の硬度も、同一グレードの車種同士で比較すると、欧州車の方が硬いと感じますね。
ただ、トップコートのクリア塗装は、日本車の方がレベル上だなと思うことが時々ありますよ。
洗車したら、クリア層だけカサブタみたいにハゲちゃった的なトラブルは、輸入車の方が多いです。
特に樹脂パーツ類の塗膜。
このトラブルを、層間剥離と言うのですけど。この症状が出た個所は、PDIセンターで何らかの処置を施したかな?と思いますけど。クリアの層間剥離は、日本車ではめったにお目にかかりませんね。

色合いや発色に誤差が出るとすれば、塗料原料の個体差によるところが大きいです。
塗料の原料だけはどれだけ緻密に均一化した顔料粉末でも、完全な同一形状の顔料粒子に出来ませんから。
色合いに、濃い・薄い、青っぽい、赤っぽい、黄色っぽい、メタリック・パール感が多い、少ない、パールの輝度が強い、弱いなどですね。
塗装機器の管理状態で、同じ色でも前日夕方最終と翌日朝一の塗装で誤差が出たりしますね。

こんなところですが、参考になりますでしょうか。
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この回答へのお礼

すごく、お詳しいですね。
勉強になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2013/07/28 08:00

欧州車の塗装は


本当に非道いですよ。

質悪い、仕上げ悪い、気泡だらけ、ゴミだらけ。

本当に非道いです。

ですから日本に上陸してから
PDIセンターで板金塗装しまくります。

もし可能なら
PDIセンターの見学をしてみて下さい。

板金塗装後の車でさえ
そのレベルの低さに驚いて頂けます。

ちなみに
外車は、購入時に良いコーティングするユーザーさんが多いのかもしれませんね。
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ちょっと誤った知識をお持ちの方が居られるようです。



ドイツ車の塗装がよく見えるのは、塗膜が厚いからです。
十分な塗膜が無ければ、光は塗膜を通り抜け、地金の色を反射します。
これが原因で、発色が悪く薄っぺらい感じになります。
国産車はパッと見の良さを重要としているので、膜厚よりも鏡面仕上げに重点を置いています。
しかしドイツ車は実用性にも重点を置いているので、ほどほどの仕上げでも十分の塗膜を保持するよう施工しています。
この厚みが光の貫通量を減らし、顔料を反射させるので、発色の良さや深みとなります。

こういった事から、国産車とドイツ車を間近で見比べると、鏡面仕上げになりきれていてない事からドイツ車の方が手抜きのようにも見えてしまいます。
しかし少し離れて見れば、これが発色の良さや深みに変わっていきます。

ただ、塗膜を厚くすると下地処理や塗膜の均一化など、余分な行程が必要になってきます。
この辺りが価格に跳ね返ってくるので、それを抑えるため磨き上げの方は控えめにしていると思われます。
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日本に入って来る時にPoly Lack っつーコーティングを掛けてるからね。



日本では自動車はどこの国のどんなクルマでも「財産」だから。で、頭イイように見られたい頭悪いのが
「クルマなんて、所詮道具だよ」
っつって手入れしない、ってのはいるけどね?でもどこの国でも道具は大事に扱わないとダメ・道具がダメになると生活にモロに影響をきたす、っつー真理を知ってる人は大事にするからね。ヨーロッパでもアメリカでも、腕のイイ職人は工具1個とっても大事に綺麗に扱うからね。欧米のダメ人間に共鳴しちゃう所が、そいつのダメな所だよね。

そういう意味ではいろんな意味で中間層が厚いのが、この国の特徴なのかな。

道具を大事に扱う、ってのはある意味日本の誇らしい習慣っすよね。
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自動車を”実用の道具”と理解している一般的な欧米人にとって、”鉄板の防錆膜”的な存在であり、地肌が出ていないことが第一で、メルセデス・ベンツ辺りでも、塗装面に多少の不具合があるのが常識だそうな・・・ベーシックカーであっても”高級感”を求める日本人の自動車という”財産”に対するメンタリティとは、別の次元で塗装被膜というモノを捉えているようで・・・



国産・外車を問わず、新車は、工場出荷状態のままで納車されることはなく、納車前に車両全体の状態を検査するPDI(Pre Delivery Inspection:納車前検査)を受け、機能面のほか、内外装に小傷などの不具合が無いかをチェックしてから、顧客の元に届けられる。

仮に本国で日本仕様の特別塗装をしたとしても、船で1~2ヶ月かけて輸送する間に、大小の傷がついたり、塗装面の多少の劣化があるし、そもそも、輸送船にクルマを積み込むチーム(世界共通で「ギャング」と呼ぶそうな)の腕は、日本が世界一で、欧米のギャングは、軽い接触は珍しくないそうな・・・
>日本車よりはるかに高級に見える塗装が施されているようにみえるのは、日本仕様に塗装しているからなのでしょうか?
「本国の生産段階で日本仕様の塗装」と考えているのなら、ちょっと違う・・・日本国内のPDIセンターで、徹底的に磨き直したり、塗り直したりしている・・・ココも、日本で外車が高くなる理由の1つ。
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ほとんどなんかの修正をかけているようです。


そういう施設をPDIセンターと呼びます。
日本人の要求する物は世界一厳しいと言われますから、例え高級車でも何らかの修正が必要となる場合が多いそうです。
もちろん輸入時の軽微な損傷もあるでしょうし…

以前並行輸入車に乗っていた事がありますが、これはそのままの現地仕様なので新車でも塗装のムラなどが結構見られました。
ボンネットに小さな気泡すらありました。

もちろんそれらの手間は販売価格に乗ってます。

参考URL:http://www.jaia-jp.org/guide/attractive/pdi0803/
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